『映画ドラえもん』が首位デビュー!TOP3が新作
映画週末興行成績
3月7日から3月9日までの週末映画動員ランキングが10日に興行通信社より発表され、『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』が首位デビューを飾った。さらに、新作3本がTOP3となり、TOP10ランキングが大きく変動した。
初登場で1位に輝いたのは、『映画ドラえもん』シリーズ44作目となる『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』。ドラえもんとのび太たちが絵に描かれた中世ヨーロッパの世界に飛び込み、幻の宝石をめぐり強大な敵に立ち向かうさまを描くオリジナルストーリーで、ゲスト声優には鈴鹿央士、藤本美貴、サンドウィッチマンが参加している。初日から3日間で動員57万1000人、興収7億300万円を記録した。
2位の『ウィキッド ふたりの魔女』は、「オズの魔法使い」に登場する西の悪い魔女・エルファバと南の善い魔女・グリンダの知られざる友情を描いた人気ブロードウェイミュージカルの映画化作品。公開前に開催されたジャパンプレミアには、グリンダ役のアリアナ・グランデが来日した。
笑福亭鶴瓶が主演を務める『35年目のラブレター』は3位に。一通のラブレターをめぐる夫婦の実話を映画化した本作は、戦時中に生まれ、十分な教育を受けられず読み書きができないまま大人に成長した主人公を鶴瓶が、その最愛の妻を原田知世が演じる。
さらにもう1本の新作は、8位に『顔だけじゃ好きになりません』がランクインした。安斎かりんによる大人気少女コミックの実写化となる本作は、宮世琉弥が映画単独初主演を果たし、ヒロインを「non-no」専属モデルで同世代女子のカリスマとして人気を誇る久間田琳加が務める。
先週4週目にして首位に返り咲いた『ファーストキス 1ST KISS』は4位となったが、累計成績は動員138万人、興収19億円を突破し、興収20億円が目前だ。そのほか、先週はTOP10外だった『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』が9位に浮上した。
今週は第97回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞したラトビアのインディペンデント映画『Flow』、福本莉子&ジェシー(SixTONES)主演『お嬢と番犬くん』、ゲスト声優としてファイルーズあいや南海キャンディーズの山里亮太などが参加する『映画しまじろう「しまじろうと ゆうきのうた」』などが公開される。(今井優)
2025年3月7日~3月9日の全国映画動員ランキングトップ10
1(NEW)『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
2(NEW)『ウィキッド ふたりの魔女』
3(NEW)『35年目のラブレター』
4(1)『ファーストキス 1ST KISS』
5(3)『劇場版 トリリオンゲーム』
6(2)『知らないカノジョ』
7(5)『アンダーニンジャ』
8(NEW)『顔だけじゃ好きになりません』
9(-)『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』
10(6)『366日』
※()内は先週の順位/興行通信社調べ