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太古の地球は青…じゃなくて緑だった? 名古屋大学など、光合成生物を調査

2025年3月14日 05時10分 (3月14日 05時10分更新)
 太古の地球は青くなく、緑だった―。そんな可能性を、名古屋大大学院理学研究科の松尾太郎准教授(43)=天文学=や三輪久美子特任助教(46)=生物学=らの研究グループが提唱した。地球の酸素濃度を上げるきっかけになったとされる光合成生物「シアノバクテリア」が、緑色の海に変え、緑色を使って光合成するようになったと推定できる成果で、英科学誌に掲載された。
 原初の海には多くの鉄が溶けており、約30億年前の光合成生物の誕生により水中に酸素が生み出されると、酸素と反応して酸化鉄ができるようになった。酸化鉄は太陽光のうち紫外線や青い光を吸収し、海水は赤い光を吸収する。
 そのため、研究グループは、当時の海中は酸...

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