酢語録BLOG 2.0

卒業は人生という旅の通過点

2025-03-20T09:00:00+09:00

卒業式というのは、人生の大きな節目の一つだが、実際のところ、それはゴールではなくスタート地点に過ぎない。学生時代を終えて社会へと足を踏み出すこの瞬間、何を思うかは人それぞれだ。だが、多くの人が共通して感じるのは、期待と不安の入り混じった不思議な感覚だろう。

卒業は人生という旅の通過点

大学生活は、思い返せばあっという間だったかもしれない。入学したころは、まだ高校生気分が抜けず、友人を作ることや講義についていくことに必死だった。学年が上がるにつれ、自分の興味や進路が少しずつ明確になり、サークルやアルバイト、研究や就職活動に打ち込むようになった。そして気がつけば、卒業の日を迎えている。

しかし、卒業式を終えた瞬間、すぐに「大人」になれるわけではない。むしろ、そこからが本当の試行錯誤の始まりだ。社会に出ると、大学時代とは違う「学び」が待っている。仕事の仕方、人との関わり方、お金の使い方——すべてが実践の中で身についていく。そして、正解のない問いに日々向き合うことになる。

大学時代は、ある意味で「守られた環境」だった。失敗してもやり直しができるし、困ったときには先生や友人が助けてくれる。しかし、社会に出ると、責任が生じる。自分の選択が結果に直結することも増える。最初は戸惑うことも多いだろう。だが、それこそが「本当の意味での学び」なのだ。

卒業後の道は人それぞれだ。すぐに就職する人もいれば、大学院に進む人、留学や起業を選ぶ人もいる。中には、しばらく模索する人もいるだろう。それでいい。大切なのは、自分のペースで進むことだ。焦って周りと比べる必要はない。人生はマラソンのようなもの。スタートダッシュが速ければいいというわけではないし、途中でペースを調整することもできる。

卒業は「終わり」ではなく、「通過点」だ。この先、何度も選択を迫られる場面があるだろう。そのたびに迷い、悩みながら、それでも前に進むしかない。そのプロセスこそが、人生の面白さでもある。

だからこそ、卒業という瞬間を噛みしめる。これまでの自分を振り返り、これからの自分を思い描く時間として。その上で、まずは一歩踏み出してみる。何が正解かは、歩きながら見えてくるものなのだから。

ランキング参加中

【公式】2025年開設ブログ

人生のくくり方: 折目・節目の社会学 (NHKブックス 737)

作者:加藤秀俊
NHK出版

酢語録BLOG 2.0

卒業は人生という旅の通過点

卒業式という、不思議な時間

教養を身につけると、人生がもっと面白くなる！

何気ない一言が、誰かの心を支えるとき

気にしすぎない力をつけると人生ラクになる

ネタ帳のはずが、謎解き帳になっている件について

炎上はなぜ止まらない？ メディアとSNSの負の連鎖

人生100年時代の社会人基礎力

案外なんとかなるもんだっ

東日本大震災から14年

アウェー感に負けない交流会の歩き方

スキルアップと学び直し

Ankerの10000mAhモバイルバッテリーを導入！長時間の外出もこれで安心

言葉の呪縛から自由になる方法

ネガティブ思考と脳疲労

穏やかに過ごすための小さな工夫

見た目に表れるもの、表れないもの――生活と性格の微妙な関係

セルフレジの世知辛さ

過去の話が増えるのは停滞しているとき

3月1日、新しい季節のはじまり

自分を縛っているのは自分自身

本屋という小さな冒険

人生は一度きりのゲーム

モチベーションに頼らず、努力を習慣に変えると実力になる

「かわいい」という言葉の重み

「強くならなければ」という呪縛を手放す

生きることを諦めない──渡邊渚『透明を満たす』が教えてくれるもの

人間関係は先手必勝

パンに沁みる涙、人生に沁みる味

周囲の音も聞こえる快適イヤホン！cheero Wireless Open Earphones Smartを試してみた

炎上はなぜ止まらない？メディアとSNSの負の連鎖