母親のおっぱいを飲む赤ちゃんイルカ=6日、鹿児島市のかごしま水族館
鹿児島市のかごしま水族館は、2月24日に生まれたハンドウイルカの雌の赤ちゃんを7日から一般公開する。プールの中で母親と泳ぐ姿がパーティション越しに観察できる。報道陣に6日公開された。
母親の「マール」(推定34歳)とイルカプールを泳いでおり現在、1時間に2、3回ある授乳も確認できる。水族館によると、生まれた時は体長120センチ、体重20キロ(いずれも推定)。生後10日で胴回りがふっくらしてきたという。同館のスタッフ13人が24時間体制で見守りを続けている。
赤ちゃん誕生は2020年1月以来で、マールは10年ぶり2回目の出産。安定した母親ぶりで授乳も順調に進んでいることから、プールの観覧エリアを拡大し、来場者に地下2階から水中での様子を見てもらう。
4月下旬、名前の公募を予定。展示第2課の大塚美加海獣展示係長は「赤ちゃんの自由な泳ぎや親子が触れ合う姿を見てもらいたい」と話した。