「ちんこ団子」を手に笑顔の後藤洋央紀選手=14日、薩摩川内市役所
鹿児島県薩摩川内市は豊富な食を発信しようと、大会で訪れたプロレスラーに地元産品をPR。地元の高校生たちも知恵をしぼって新商品を開発し、市役所でこれまでの成果を披露した。
新日本プロレスの後藤洋央紀選手は14日、12月6日開催の薩摩川内大会を前に訪問。市は地元産のウナギや黒毛和牛のほか、商品名が交流サイト(SNS)で話題になった「ちんこ団子」も出して開催地の魅力をアピールした。
後藤選手は写真に収めて味わい、「SNSで発信したい」と満足げ。4年ぶりとなる同市での大会に向けては「明日を生きる活力を感じられる試合にしたい」と意気込んだ。
川内商工高校商業科3年生28人は、市内の生産者や事業者の協力を得て弁当や菓子を開発。生徒5人が18日、市役所で披露した。
タカエビのだしを使ったキーマカレーや、パッションフルーツのクッキーなど5品。生徒たちは菓子店や甑島の水産業者を訪れ、アドバイスを受けて完成させた。
市役所では、文化祭で販売して好評だったことを報告。「みんなで考え、多くの企業と一緒に作った弁当が完売して達成感がある」と話した。抹茶やサツマイモを使ったフィナンシェは今後、地元の菓子店「かしの樹」で期間限定で販売予定。