元同期3人､福井に集合！～ 越前がに解禁だけれど蟹がない?!

2024年の越前がにの解禁は11/6。
2ヶ月前に旅行の日程が11/8～10に決まり、越前がにを食べるのを旅の目当ての一つにしようとお店を調べてみると、黄色いタグ付き越前がにのフルコースは4、5万円もすることが判明。
ちょといいお宿に1泊できてしまう料金ね(^^;
ならばと、宿を探してみましたが空いている所がない！
やっと見つけたお旅館は行きにくい場所。
すると友人が7年前に夫婦で泊まった民宿が蟹フルコース付で美味しかったとのことで、宿に問合せしたらまだ空いており予約をしてくれました。
「中」の大きさの越前がにフルコース付1泊　32000円/1人でお店で食べるよりお手頃価格。

民宿は独身時代以来なので少し不安ではありましたが、漁師宿と謳っているのでお料理はきっと美味しい違いないととても楽しみにしていましたが。。。

※写真はセイコがにです。

なんと時化で漁に出られず市場に越前がにが入ってこない、他の魚も宿にない状態なので食事の提供ができないからキャンセルにして欲しいと、前日の午前中に突然の連絡が！！
ええっーー、前日ですよ((+_+))

それから慌てて3人で、三国と芦原温泉周辺の宿を探して予約したというバタバタの旅行の始まりでした。

旅行の計画当初に福井の友人から「解禁直後だと時化で蟹が捕れず無いこともある」とは聞いていたけれど、2日後だから大丈夫だろうと甘い考えを持っていましたが、まさか現実になろうとは(;^_^A アセアセ・・・

前置きはこれくらいにしておいて。

上野駅発6:22発　福井駅9:13着のかがやき501号でびゅーんと。
久々に会った山形の友人とおしゃべりしていたらあっという間に到着です！

福井駅周辺は恐竜だらけで、たくさん写真を撮りまくりました。
駅周辺だけでもとても楽しめました♪

動く恐竜は大きくて迫力ある！
恐竜博士やかわいい恐竜ちゃんと一緒に写真を撮ったり。
子供が座る卵のイス？大人でも友人はすっぽり入ったわ～

1日目の午前は一乗谷朝倉氏遺跡に向かいました。

直通のバスがありますが、お昼を食べて東尋坊へ行くには時間が合わず、諦めていたところ、福井駅からは10km30分くらいで運転しやすい道だからと友人が車を出してくれることになりました(^^)

最初に資料館へ入ります。

9:40

戦国大名朝倉氏の権力と栄華、時代の最先端をゆく都市の姿、町に暮らし等が展示されています。

将棋の駒が出土した縁で、福井のあらわ温泉が今年の竜王戦の開催地となったようで、藤井名人のパネルがありました。

資料館から離れた場所にある一乗谷朝倉氏遺跡へ。
徒歩では少し距離があり、シャトルバスがあるようです。

ちょっとした映えスポットや、当時の建物中の再現など当時の生活が偲ばれます。

引き戸からお仕事中のお父さんお母さんを覗く子供の姿が微笑ましい。

一乗谷朝倉氏遺跡のシンボル　唐門

一乗谷朝倉氏遺跡はかなり広く車がないと回りきれないので、友人のおかけで訪問することができよかったです(^^)

駅へ戻る途中で、友人おすすめの「やっこ」というお店でえちぜおろし蕎麦を。
地元のお客さんが多く、大根おろしの辛味も程よくお蕎麦とつゆ、天麩羅もとっても美味しかったです(^^)

11:50

福井駅近くの駐車場に友人の車を停めて、電車で東尋坊へ向かいます。
駐車料金は１日でも600円とか。

一乗谷朝倉氏遺跡まで運転ありがとう♪

福井駅13:09発→三国港駅13:58着の　
えちぜん鉄道三国芦原線に乗ります。

次に向かう観光スポットは東尋坊。

東尋坊遊覧船に乗るのですが、この日は波が高く船が出るのは三国サンセットビーチからでした。
海上の状況により乗り場が変わるので、当日に公式サイトで確認をお忘れなく！

https://www.toujinbou-yuransen.jp/

東尋坊観光遊覧船　￥1800

東尋坊へ向けてかなりのスピードで進んで行くのですが、窓から波しぶきがかかるので最初は閉めたままで進んでいきました。

柱状節理の形がくっきりと分かります。

13:00

お天気が良くて海面がキラキラ太陽も眩しい。
穏やかに見えますが、時々バウンドしてまるでアトラクションのようでした！

東尋坊に立つ人影
遊覧船でしか見ることのできない景色が続き、陸からとは異なる楽しみ方を味わえました♪

遊覧船を降りて、路線バスで東尋坊へ向かいました。
ワゴン車の簡易チケット売場のスタッフさんにバス停の場所と時刻を尋ねたところ、1時間に1本であと15分後だと教えてもらいました。
タイミングが悪かったら1時間も待ちぼうけになってしまうところでした。

15:20

東尋坊は、刑事ドラマで追い詰められる断崖絶壁というイメージがすっかり根付いていますが(笑)、巨大な輝石安山岩の柱状節理は世界にわずか3ヶ所だけで、「柱状節理世界三大絶勝」と言われているそうです。

見事な景観が広がっていました！

山歩きで岩場は慣れているつもりでしたが、かなりの凹凸で足元が不安定で思ったよりも歩きにくい。
あまりギリギリに立つと危ないので、これくらいの位置で私だけ記念の一枚を。

下が見下ろせる所まで移動して更に一枚。
足がすくみそうな高さの断崖絶壁に圧倒されます。

夕日が沈むのを眺めたかったのですが、バスの時間があるので名残惜しみつつ東尋坊を去りました。

東尋坊からあわら湯のまち駅前バス停までは45分位かかりましたが、満員でずっと立ちっぱなしだったのが辛かった(+_+)

急遽前日に予約した宿は「あわら温泉グランドホテル湯めぐりの宿」
有名なホテルは当然満室でしたが、なんとか空きがありました。

”湯めぐりの宿”とあり、女湯は3ヶ所あるのですが、時間が区切られており一度に全部を回れず1ヶ所のみの利用で終わってしまったのが残念。

17:00

蟹は付いていませんが(・・;)、海鮮船盛や麹に付け込んだお肉とか・・品数は多くはなくてほどほどの満腹感でした。
期待していなかったけれど意外にお味はよかったです。

お部屋は3人でも充分広い12～14畳。
窓際に寛ぎスペースと、鏡台や冷蔵庫があるスペースがありました。
水回りは昭和感がある少し古いタイプ。

翌朝の朝食はブッフェではなくて落ち着いて食べることができました。

午前は永平寺へ行きます。
うぁ～恐竜のラッピング電車だ！

あわら湯のまち駅から1つ先の、芦原温泉駅から路線バスで行く方法もありますが電車で一旦、福井駅へ戻ります。
えちぜん鉄道1日フリーきっぷ￥1200を購入。
https://www.echizen-tetudo.co.jp/fare/1day.html

他にもバスも利用できるセット券などあります。

9:18

2泊目の駅前ホテルに荷物を預けて身軽になって、特急永平寺ライナーのバスで永平寺まで。
福井駅東口10:50発→永平寺11:18着￥700

https://bus.keifuku.co.jp/rosen-season/eiheiji-liner/

永平寺へ続く門前通りの両側にはお店が並んでいます。

永平寺
道元禅師によって開かれた座禅修行の道場、曹洞宗の大本山。


11:20

凛とした空気感

全国から集まった多くの雲水(うんすい)と呼ばれる修行僧が厳しい修行の日々を送っているそうです。

永平寺唐門

永平寺というとここからの写真をよく目にしますね。

「傘松閣」2階ににある156畳敷きの「絵天井の間」
圧巻です！

230枚の美しい天井画。
大多数は花鳥風月が描かれているそうです。

その中で鯉、唐獅子、栗鼠（りす）が描かれた5枚の絵があると後で知りましたが、この中から見つけるのは大変そう^^;

永平寺は山門、仏殿、法堂など70余りが建ち並んでおり、このような階段や回廊で繋がっています。

法堂前からの眺め。
四方を山で囲まれています。

中雀門

格子から

仏殿
曹洞宗のご本尊であるお釈迦様が祀られている建物。

大すりこぎ棒

奥が承陽殿
見事な木彫りの彫刻です。

山門の仁王像

永平寺 僧堂

もみじが少しだけ色づいていました。

永平寺は日本の禅修行僧の最高峰として今も禅の修行が営まれています。
背筋がピンと伸びるような、厳かな雰囲気でした。

お昼ご飯は永平寺門前町で、前日に続きおろし蕎麦を食べましたが、バスの時刻が迫っていて写真を撮る暇もありませんでした(・・;)

ぎりぎりにバスに乗り込み、永平寺口駅まで。
煉瓦造りの建物は何だろうと後で調べたら、電車に電気を供給する変電所のようです。

永平寺口駅ホーム
曲がった線路と後ろに見える山と小さなホームが長閑だなぁ♪

えちぜん鉄道勝山永平寺線
永平寺口駅3:50発→勝山駅14:19着。

勝山駅舎には恐竜の時計がありました。
どこに行っても恐竜推しです！

そして勝山駅14:30発の恐竜博物館直通バスに乗ります。
恐竜が描かれたラッピングバス。

今日１日だけでも何度も乗り換え、たくさんの電車とバスに乗りました～
旅行中、待ち時間や乗車が多くて大変かと思っていたけれど、おしゃべりしていたらそんな時間も短く楽しく感じました♪

大きな恐竜のモニュメントがお出迎え。

帰りは、はぴバス【新感覚XRバス WOW RIDE いこっさ！福井号】
￥3300＋恐竜博物館の観覧券（常設展）割引で￥800のセットを利用しました。

メリットは博物館への入場時間を指定予約することなく、好きな時間に博物館へご入場できることと、福井駅まで直通であること。
デメリットはバス代が高いことです。

14:40

でも、この日は予約なしでも当日購入で大丈夫だったようで、はぴバスを事前予約する必要はなかったかも。

福井県立恐竜博物館

エスカレーターと階段、天窓が近未来的。

常設展で最初に目の前に現れたのは「ティラノサウル」

目が合ってしまった！
私、狙われてる?!

あっちの方が美味しそうだ・・・

あぁよかったぁ、助かった(>_<)

動きがリアルで目が合うとドキッとします(笑)

常設展「恐竜の世界」のゾーンでは、恐竜の全身骨格が５０体展示されており、そのうちの１０体は実物の化石を使ったものがあります。

戦いの最中に砂に埋もれて化石となった2体

アロサウルスの頭骨(実物)

クリーニング室で作業している様子も見学できました。

首の長い草食恐竜

大木かと思ったら恐竜だった！！

上からティラノサウルスを中心としたエリアを眺める。

はぴバスの時間になり外に出ると、いつの間にか日が沈んでいました。

はぴバス「新感覚XRバス」の窓はスクリーンになっており、画面の中のアナウンサーと恐竜のクイズをしたり、福井の名所の紹介があったり、質問コーナーがあったり。
このバスは小さなお子さん連れファミリーなら楽しめる感じかな。

途中で寝てしまっていたのでね(-_-;)
窓から景色を見ながらの方が良かったけれど、乗り換えなしで楽々帰れたので・・・

https://happybus.jp/course/?keyword=WOW+RIDE

17:00発　約1時間で福井駅に到着。

福井のグルメというと、おろし蕎麦、ソースかつ丼、越前がにとか・・・
夕食はまだ食べていないソースかつ丼で有名なヨーロッパ軒　本店ではなく駅から少し離れた豊島分店へ。

カツが2枚の小を注文。
秘伝のタレがかかったカツ丼、美味しかった～♪

19:00

これだけで終わりではなく、ヨーロッパ軒へ行く前に駅ナカの海鮮売場で、セイコガニ(メスのズワイガニ)を購入していました。

友人がこれを買ってうちで食べようと提案してくれて、急ですがお宅におじゃますることになったのです。
多分楽しみにしていた越前がにが食べられなくなってガッカリしているだろうと気遣ってくれて。
もちろんお代は私達二人でね。夜分におじゃまさせていただくだけでも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

今日獲れたばかりの黄色いタグ付き　セイコガニ。

オスよりも一回り小さいズワイガニのメスで内子と外子という2種類の卵を持っています。卵がぎっしり。カニ味噌もとっても濃厚。
とても美味でした♪

そして何より友人の思いがけないおもてなしに感謝です(^.^)

友人宅から駅前のホテルへ車で送ってもらい、またまた恐縮((^^;

2泊目は福井駅直ぐの「京福ホテル」
水回りは少し古くて、最初はバスタブのお湯の貯め方がわからなかった。

窓からは福井駅東口のロータリーに鎮座するトリケラトプスが見えます♪

3日目の朝

ホテルの朝食は和洋の小鉢がたくさん。

そして・・・

3日目の観光は若狭方面へ。
旅行計画中に、電車やバスでの移動・観光を色々調べていましたが、思うような移動ルートがなくて頓挫しそうになった時に、友人のご主人が少しの期間に「美浜」まで通勤していたことがあり車を出して下さるという申し出があり、お言葉に甘えることになったのです。
何から何までお世話になりっぱなしです(>_<)

最初はレインボーライン山頂公園へ。
ケーブルカー、リフトの往復券￥1000

10:30

レインボーライン山頂公園

久々子、水月、菅、三方、日向の五つの湖の総称、三方五湖。

突き出た陸が折り重なるような三方五湖の風景、
絶景が広がっています。

ずっと眺めていたい気分♪

天空のテラスは5つあり足湯のテラスもあって、三方五湖と若狭湾のマノラマビュー。

こちらは若狭湾だったかな？？黒いソファと赤いテーブルもイイネ！

ソフトクリームを買ってソファに座ってたまったりと。

レインボーカラーのパラソルがあって写真を撮ってみたけれど映えない写真だったので私的には没に(笑)

レインボーライン山頂公園
「神秘の湖　三方五湖」

景色を十分に堪能し、帰りはリフトで下ります。
解放感があって楽しいわ～

次はここから30，40分のどの熊川宿へ向かいます。

若狭鯖街道 熊川宿は若狭と京都との交易の拠点として発展した宿場町

道の駅「若狭熊川宿」に車を停めて散策開始。


13:00

情緒あふれる古い町並み。

今年はこのような町並みの観光スポットへ沢山訪れました。
埼玉の小江戸川越を皮切りに、倉敷美観地区、千葉の小江戸佐原、そして若狭熊川宿。

若狭鯖街道熊川宿資料館 宿場館
中には入りませんでしたが。

「鯖街道」と書かれた外灯

お昼は「葛と鯖寿しの店まる志ん」へ。

今日はお蕎麦ではなくをうどんをチョイス。
本葛が練り込んである麺はつるっとのど越しがよくて、本葛が入った出汁つゆもとろみがあって優しいお味で美味しかったです。

葛うどん 900円
しめ鯖寿し ２切皿 900円

次は、熊川宿から15分位の「若狭瓜割名水公園　瓜割の滝」へ。

全国名水百選に選ばれているようで、水汲み場にはタンクやペットボトルをに水を汲んでいる人が何人かいました。

14:30

それほど大きな滝ではないのですが近づくと轟音がしてきました。
瓜も割れるほどに冷たいことからこの名がつけられたそうです。

美しい流れです。

敦賀駅へ向かい、最後に氣比神宮（けひじんぐう）へも寄ってくれました。

こちらの鳥居は、春日大社、厳島神社と並ぶ日本三大木造大鳥居の一つ。

15:40

来られると思っていなかったので嬉しい。

3日目は福井の友人のご主人の運転で、若狭をぐるりと回ることができ、公共交通機関だけでは1日でこれほど沢山のスポットを訪れることができなかったと思います。
感謝感謝です(^.^)

福井県内の駅や博物館、観光スポットは新幹線延伸開業に向けて新しくリニューアルしている所が多く新しくくて綺麗でした。
敦賀駅も新しいてピカピカ。

敦賀17:10発特急しらさぎ60号→米原17:57発の新幹線ひかり660号→東京20:12着。

今回の旅では、事前の旅行計画はお互い遠慮してなかなか決まらなかったり、電車やバスの時刻を調べるのに苦労したり、はたまた直前に越前ガニが獲れなくて宿を急遽変更することになったりと色々大変なこともありましたが、福井の友人とご主人の心遣いでたくさんの観光地を巡ることができ感謝してもしきれません。

そして、こうして3人で旅行するのは独身時代以来でしたが、あの頃の昔に戻って楽しく旅することができ思い出深い女子旅となりました♪