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34th 1day driving of visit to Post Office in Fukui,with sightseeing.<br /><br />9月末、風鈴を眺めるために往復夜行バスを利用して静岡・群馬を巡った。そして夜行バスで大阪に着いた日は、自宅に戻り1時間ほど仮眠をしてから出勤し、いつもの仕事をこなしていた。若くはない…という年齢となり、何事も〝程ほど〟にするべきだと勧められることはあるが、一旦思い込んでしまえば後に引くことはまずない性分なのも理解はしている。9月25日に三島から戻って来てから1週間。いつもならば1ヶ月のシフト月の間に二回の〝遠出〟を組み込むことは、コロナ禍以降はすることもなかったように記憶している。10月度も本来ならば〝風鈴まつり〟の旅で終わる筈であった。ただちょっと病気をして〝出かけること〟が減ったハルから、冠山峠道路を走ってみたいとリクエストがあった。ストレートに取れば行って帰るだけの〝日帰り旅〟程度に収まるもののように思えていた。ただハルから〝泊まり〟で…という話もあったことから、ここ数年ご無沙汰している〝郵便局巡りの旅〟をアレンジしても良いかも~と思えてきた。ただ実際のところ従来の旅路を辿るには、体力的に〝厳しい〟というハンデもあるようだった。加えて間が一週間しか空いていなかったために、詳細な〝行程表〟を作れずにいた。また今回はおとなし目にしろというまーさんの意見もあり、福井に新たにできた郵便局と冠山峠道路を訪れる〝日帰り旅〟として10月1日に決定し、翌日の朝から出発することと相成った。久しぶりの郵便局巡りの旅、それにいつもとは違う〝観光〟を付け加えた今回の旅はどのようになったのであろうか?<br /><br />2024年10月2日水曜日<br />朝まーさんに起こされた。寝坊したかと思いきや7:28だったので目覚ましの鳴る前であった。パンを頬張り準備をする。昨日私にしては珍しく〝テキトー〟に組んだ予定がベースなので、荷物も少ない。準備を終えてmoveクンを目覚めさせる。8:36なので予定よりも8分遅れの出発とはなったが、私としては上出来の〝誤差〟内であった。moveクンを動かせてひとつ引っかかることがあった。燃料が半分を切っている…。私が借りた時には〝満タン返し〟をしている筈なので、ハルが乗ってそのままにしていたようだ。仕方がないので給油をしてから行くことにする。東に向かう際には利用する(株)西日本宇佐美京滋バイパス草津SSへと向かうが、DrivePayを利用して172円/Lはフリー価格と同じであった。昨今宇佐美石油のサービスが縮小していると言われているが、その一環の燃料価格かとも思えてしまう。まぁ安いところで給油していなかったことが悪いので、給油を済ませさっさと出発する。栗東ICを利用するがしばらくぶりなので、危うく8号線方面へと進みかけた私であった。<br /><br />栗東からは快調に飛ばし、北陸道へと進み賤ケ岳SAで休憩を入れる。ついつい目が行くガソリン価格は、レギュラーで197円/L…。まぁこれよりもはマシだと思うしかない現実だった。北陸道を北上して小一時間、北鯖江PAに立ち寄って二回目の休憩を取る。それと同時に今回行程に組み込んだ郵便局2局は〝移設・改称〟されているために、カーナビの表示には出て来ない。そのため最近活躍の場が広がっている〝スマホナビ〟の出番となるために、その再設定のための時間も含まれている。ただ高速上からルート設定すると〝誤差〟が出ることが多い様で、事実福井ICで下りてからの道の表示がおかしく、逆方向に向かわされたりしてしまう。こういった際にハルが見てくれれば手間がかからないのだが、相変わらずその気はない。致し方ないので車を停めてはナビを操作することを繰り返し、やっとの思いで本日の1局目となる福井橋南郵便局へと辿り着いた。<br /><br />この福井橋南郵便局は本年令和6(2024)年7月16日に旧福井毛矢郵便局が移転改称した特定郵便局である。因みに我が記録によると福井毛矢郵便局は令和元(2019)年12月10日に訪れている。さすがに5年前のことは覚えていないが、局番や電話番号等引き継いではいるものの、局の住所が毛矢から西木田に変わったために局名も改称となったと局員氏が言っておられた。いつもならばハルだけ窓口に行くパターンではあるが〝再訪〟の意味合いが濃い今回の福井市2局は、最近の旅行行程に於いてガチとまでは行かないものの、郵便局〝訪問〟を取り入れている私もどさくさに紛れて同じことをやっている。2人で500円ずつ貯金をしながら郵便局を巡っている親子は、仕事で対応している局員氏から見ればさぞ滑稽だろうとほくそ笑みながら、先に要件を済ませて局舎の写真を撮り、次の局を目指して車を走らせることには変わりはない(笑)。後日談ではあるがこの福井橋南郵便局の移転元の福井毛矢郵便局は、本年令和6(2024)年1月19日に閉局となった福井西木田郵便局の業務を引き継いでいる。こちらも既訪局だが、閉局後の日数がそれなりにあったために、業務引継の件は記されていないようだ。郵便局の統廃合や閉開局、一時閉鎖と再開情報まで合わせると凄い件数になっている。それを全て知ることは到底不可能ではあるが、それらの郵便局の関連性を知ることはある意味興味深いところがある。私が郵便局データを抽出したGoogle Mapも昔のものはそれなりの年数が経過している。以上のことを踏まえてこまめな〝データ整理〟の必要性を感じた次第であった。<br /><br />話を現在に戻し、福井橋南郵便局を済ませると再び車を走らせる。途中セブンイレブン福井春山1丁目店に立ち寄り、ひと息入れる。そして向かった先は福井高木郵便局である。こちらも本年令和6(2024)年1月22日に開局した郵便局であるが、新規開局扱いであるが、どうやら1月19日に廃止された福井高柳簡易郵便局の取扱数の増加のため、局種変更された位置付けのようだ。基本簡易郵便局からの変更は現在では行われておらず、局員氏の言う新規開局となっているようだ。こちらの局もせっかくなので私も窓口に向かう。相変わらず鈍臭いハルを追い越して手続きを済ませ、局舎の姿をカメラに収めて車へと戻る。予定していた福井市内の新局2局を回り、郵便局巡りは〝一応〟終了する。<br /><br />改めて車を走らせ、向かった先は道の駅禅の里。言うまでもなく永平寺町にある道の駅である。このあたりは観光要素が強いが、あまり土産になるような商品は少なく、農産物と地のものが多いのが特徴であった。<br /><br />道の駅を散策して出発する。今来た永平寺大野道路を福井市方面へと一旦戻るかたちを取り、永平寺参道ICで下りて国道364号線へと入る。今回は立ち寄りを諦めた大本山永平寺の前を通過し、国道158号線・福井県道2号線へと進む。その先の国道476号線に目的地である〝冠山峠道路〟がある。途中福井県の〝池田郵便局〟に立ち寄って旅行貯金をする。この辺りはハルは既訪なので私だけが窓口に向かう。要件を済ませて車に戻り、トイレ休憩も兼ねて〝道のオアシスフォーシーズンテラス〟に立ち寄った。<br /><br />今年4月にオープンした道のオアシスフォーシーズンテラス。観光交流施設として開業したようだ。だだっ広い敷地を生かせて造られてはいるのだが、何がが違うように感じる。実はコンセプトが見えてこないのだ。道の駅ならば営業時間や品数の問題はあるとしても、休憩から食事、お土産の購入まで〝ワンストップ〟で可能であるが、こちらには現在軽食のみの提供となっている。昨年の冠山峠道路の開通により交流施設を設けたというところだろうが、それゆえに完成〝できなかった〟施設のようにも見えなくはない。例えばおしゃれな建物内にトイレは一ヶ所。その他施設は逆側と闇雲に広さを強調しているだけに思えてしまう。場所柄平日に混雑することもないので、トイレに行ってから買い物をしようとすると〝車移動〟するのが便利となってしまう。結局のところトイレ&一服休憩だけの場所となり、早々に出発した残念な施設であった。<br /><br />道のオアシスフォーシーズンテラスを後にして国道417号線を揖斐川町に向かって走って行く。暫くは従来からある山道を進むが、途中から〝Theバイパス〟らしい道へと変わる。冠山峠道路(愛称:クラウンロード)に繋がる道路の始まりである。先ずは平成14(2002)年10月18日閉通の河内田代バイパス。そして令和5(2023)年11月19日開通の冠山峠道路を挟んで、平成18(2006)年9月22日開通の徳山バイパスと繋がっている。この3つのバイパスが繋がって現在の高規格道路が成り立っている。冠山峠道路が完成する前はこの国道417号線は点線国道となっており、川沿いのセンターラインがない狭隘道路である林道冠山線を利用することにより分断区間を迂回せざるを得なかった。道幅の狭さやカーブにより大型車両は通行止め、中型車両のマイクロバスすら許可制で通過は困難を極め、かつ11月中旬から翌年5月までは積雪による〝冬季通行止め〟が敷かれるために、年間通行止め日数は170日を超えていた。19.4kmの林道を走り切るのに1時間を要していたがこの区間を4.8kmものトンネルで貫いたことにより、所要時間は1時間から数分に短縮された。そんな冠山峠道路を走りたがったのはハルの意向で私はただのドライバー。実際に走ってみると近年の高規格道路らしく真っ直ぐに走れる快適な道路であった。冠山峠道路を抜けて開通前までは駐車場になっていた徳山バイパス終点が〝冠山ポケットパーク〟として再整備されたところに車を停める。林道冠線の入口でもある場所である。ここには冠山峠道路開通記念碑が建立されており、これらの道路群の完成がいかに待ち望まれたものだったかということがわかる。<br /><br />確かに豪雪地帯にあり、冬季閉鎖の道路だったことを考えれば、通年通行可の道路が建設されたことは喜ばしいことだということは理解できる。しかし冠山峠道路の開通によって距離と時間の短縮が強調されていることが福井県池田町と岐阜県揖斐川町を結ぶものであることには少し作為的な表記がなされているように感じる。福井県池田町から岐阜県揖斐川町まで約65km、1時間25分に短縮されたとあるがこれは池田町役場から揖斐川町役場までの距離と時間に相当する。これを高速道路利用時が約150km、2時間15分かかること。また冠山林道を利用した約80km、2時間35分の所要時間がかかることを記しているが、もそもその区間を利用するものがどれだけいるのか?ということである。実際のところ一般的な利用があるだろうルートとして国道417号線の起点終点である鯖江から大垣という経路であれば、高速利用で所要時間1時間半、走行距離127kmとなる。国道8・21号線経由の場合所要時間3時間、走行距離113kmであった。これを国道417号線を利用した場合所要時間2時間50分、走行距離103kmとなり、一般道利用の場合は大差ない。冠山峠道路の開通による距離時間短縮は、あくまでもバイパス区間の利用に限定され、従来の国道417号線を利用した場合は狭隘道路ではないもののカーブが続く道路なので、大幅な距離時間の短縮にはならないということである。勿論短距離移動をする地元の方々にとっては〝新たな一歩〟となり、移動の利便性が向上したことは疑いないことである。しかしながら〝迂回路〟としての利用価値はどこまであるのだろうか?という疑問は残ってしまう。いずれにせよ都市部から離れた両町を最短で結ぶ路線ができたことは、生活面の向上と県外からの観光客増加によって過疎地の活性化には効果はあると思われる。新道の建設には賛否あるが、部外者が口を挟むことではないと感じた冠山峠道路であった。<br /><br />ひと時を冠山ポケットパークで過ごし、まーさん曰く〝ハルの遺影(笑)〟の写真を冠山峠道路開通記念碑とともに撮影し、出発する。この辺りは猛禽類の生息域だそうで、自然への影響を最小限にするためにトンネルと橋の連続した道となっている。高速道路でもないのにこの造りだと〝建設費が~〟としか思えなくなる私であった。そのまま国道を南下して岐阜県に入り,時間的に間に合った藤橋郵便局に立ち寄る。こちらで値上がりした郵便料金の追加金額の切手の在庫を聞いてみる。本日4局の郵便局を回ったが、やっとこちらで16円と22円の切手を10枚ずつ仕入れることが出来た。<br /><br />藤橋郵便局で時間切れとなったため、以降はドライブとなる。先ずは道の駅ふじはしに立ち寄ってお土産を購入する。今回のルートではばら撒き用のお菓子に出会わず、こちらで〝とちのみ煎餅〟を仕入れることにした。ひと息ついた後に走り出し、次に道の駅池田温泉に立ち寄った。こちらは〝岐阜県の池田町〟に位置する。国道417号線の説明には必ずと言っていい程記されている〝ふたつの池田町〟のひとつである。駅は定休日だったが近くにある〝ひまわり畑〟に行く方々の駐車場となっており、時間の割には駐車車両が多かった。因みにハルもひまわりには興味を示していたので〝行くか?〟と尋ねるも〝歩くの嫌〟と返される。相変わらず我儘である。という訳で休憩を済ませると長居もせず出発することにした。<br /><br />この辺りはほぼ知らないエリアなのでナビに忠実に従い、岐阜県道53号線を進んで行き垂井町に入る。その後関ヶ原バイパスを経て国道21号線に入れば何度も通ったルート。県境を越えて滋賀県に入り、西円寺交差点から国道8号線を走って行く。そろそろひと息入れようかと考えて、立ち寄った先はメガセンタートライアル彦根店。特に決まった買い物がある訳ではないが、必要なものがあれば買おうかというスタンスである。結局moveクンのリモートキーの電池やコピー用紙を購入して出発する。<br /><br />後はひたすら帰るだけだが、夕食がまだだったので立ち寄ることにする。ハルにナマモノと混雑している店はだめとまーさんから強く言われているために〝寿司〟が外れる。因みにハルも私も〝グルメでない人〟なので、なんでも良いのである。結局野洲のCoCo&#39;sに入る。久しぶりのファミレスだが、なんとロボットが料理を運んで来る時代になったようだ。それでも何にもやらないハル故に料理をテーブルに移したりするのは私の仕事。ロボットクンを見習って欲しいと切に願う。<br /><br />それでもお腹が膨れた満足度はあり、そのまま帰れば良いのかも知れない。しかし県内のCoCo&#39;sを運営する平和堂が、店舗敷地内を禁煙化したことにより、CoCo&#39;sも例外ではない。そのため敢えて遠回りとなる道の駅アグリの郷栗東に立ち寄って一服休憩を取る。食後の一服も兼ねている。この界隈は守山へ車通勤をしていた頃によく走った場所であり、もう4年も経ったのかと月日の経つのがすごく速く感じたものだ。そして京滋バイパスを経て22:03に無事自宅に到着。今日一日で405.6km走ったが、一週間前の静岡群馬の旅では844.7km走ったので、一週間で走ったのは1,250km走ったことになる。それも軽自動車でだと言うと大抵はびっくりされる。車を運転することは好きなのでキツイとは思わないのだが、タフやね~と言われることから年相応だとは思われてはいないようだ。<br /><br />まぁ他人がどう思うかどうかなどどうでも良いマイペースな人間は、今後とも足の向くまま気の向くままに知らぬ場所に刺激を求めて歩いて行くことに、何ら変わりはないだろう。<br /><br />  《終わり》

34th 1day driving of visit to Post Office in Fukui,with sightseeing.

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2024/10/02 - 2024/10/02

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

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34th 1day driving of visit to Post Office in Fukui,with sightseeing.

9月末、風鈴を眺めるために往復夜行バスを利用して静岡・群馬を巡った。そして夜行バスで大阪に着いた日は、自宅に戻り1時間ほど仮眠をしてから出勤し、いつもの仕事をこなしていた。若くはない…という年齢となり、何事も〝程ほど〟にするべきだと勧められることはあるが、一旦思い込んでしまえば後に引くことはまずない性分なのも理解はしている。9月25日に三島から戻って来てから1週間。いつもならば1ヶ月のシフト月の間に二回の〝遠出〟を組み込むことは、コロナ禍以降はすることもなかったように記憶している。10月度も本来ならば〝風鈴まつり〟の旅で終わる筈であった。ただちょっと病気をして〝出かけること〟が減ったハルから、冠山峠道路を走ってみたいとリクエストがあった。ストレートに取れば行って帰るだけの〝日帰り旅〟程度に収まるもののように思えていた。ただハルから〝泊まり〟で…という話もあったことから、ここ数年ご無沙汰している〝郵便局巡りの旅〟をアレンジしても良いかも~と思えてきた。ただ実際のところ従来の旅路を辿るには、体力的に〝厳しい〟というハンデもあるようだった。加えて間が一週間しか空いていなかったために、詳細な〝行程表〟を作れずにいた。また今回はおとなし目にしろというまーさんの意見もあり、福井に新たにできた郵便局と冠山峠道路を訪れる〝日帰り旅〟として10月1日に決定し、翌日の朝から出発することと相成った。久しぶりの郵便局巡りの旅、それにいつもとは違う〝観光〟を付け加えた今回の旅はどのようになったのであろうか?

2024年10月2日水曜日
朝まーさんに起こされた。寝坊したかと思いきや7:28だったので目覚ましの鳴る前であった。パンを頬張り準備をする。昨日私にしては珍しく〝テキトー〟に組んだ予定がベースなので、荷物も少ない。準備を終えてmoveクンを目覚めさせる。8:36なので予定よりも8分遅れの出発とはなったが、私としては上出来の〝誤差〟内であった。moveクンを動かせてひとつ引っかかることがあった。燃料が半分を切っている…。私が借りた時には〝満タン返し〟をしている筈なので、ハルが乗ってそのままにしていたようだ。仕方がないので給油をしてから行くことにする。東に向かう際には利用する(株)西日本宇佐美京滋バイパス草津SSへと向かうが、DrivePayを利用して172円/Lはフリー価格と同じであった。昨今宇佐美石油のサービスが縮小していると言われているが、その一環の燃料価格かとも思えてしまう。まぁ安いところで給油していなかったことが悪いので、給油を済ませさっさと出発する。栗東ICを利用するがしばらくぶりなので、危うく8号線方面へと進みかけた私であった。

栗東からは快調に飛ばし、北陸道へと進み賤ケ岳SAで休憩を入れる。ついつい目が行くガソリン価格は、レギュラーで197円/L…。まぁこれよりもはマシだと思うしかない現実だった。北陸道を北上して小一時間、北鯖江PAに立ち寄って二回目の休憩を取る。それと同時に今回行程に組み込んだ郵便局2局は〝移設・改称〟されているために、カーナビの表示には出て来ない。そのため最近活躍の場が広がっている〝スマホナビ〟の出番となるために、その再設定のための時間も含まれている。ただ高速上からルート設定すると〝誤差〟が出ることが多い様で、事実福井ICで下りてからの道の表示がおかしく、逆方向に向かわされたりしてしまう。こういった際にハルが見てくれれば手間がかからないのだが、相変わらずその気はない。致し方ないので車を停めてはナビを操作することを繰り返し、やっとの思いで本日の1局目となる福井橋南郵便局へと辿り着いた。

この福井橋南郵便局は本年令和6(2024)年7月16日に旧福井毛矢郵便局が移転改称した特定郵便局である。因みに我が記録によると福井毛矢郵便局は令和元(2019)年12月10日に訪れている。さすがに5年前のことは覚えていないが、局番や電話番号等引き継いではいるものの、局の住所が毛矢から西木田に変わったために局名も改称となったと局員氏が言っておられた。いつもならばハルだけ窓口に行くパターンではあるが〝再訪〟の意味合いが濃い今回の福井市2局は、最近の旅行行程に於いてガチとまでは行かないものの、郵便局〝訪問〟を取り入れている私もどさくさに紛れて同じことをやっている。2人で500円ずつ貯金をしながら郵便局を巡っている親子は、仕事で対応している局員氏から見ればさぞ滑稽だろうとほくそ笑みながら、先に要件を済ませて局舎の写真を撮り、次の局を目指して車を走らせることには変わりはない(笑)。後日談ではあるがこの福井橋南郵便局の移転元の福井毛矢郵便局は、本年令和6(2024)年1月19日に閉局となった福井西木田郵便局の業務を引き継いでいる。こちらも既訪局だが、閉局後の日数がそれなりにあったために、業務引継の件は記されていないようだ。郵便局の統廃合や閉開局、一時閉鎖と再開情報まで合わせると凄い件数になっている。それを全て知ることは到底不可能ではあるが、それらの郵便局の関連性を知ることはある意味興味深いところがある。私が郵便局データを抽出したGoogle Mapも昔のものはそれなりの年数が経過している。以上のことを踏まえてこまめな〝データ整理〟の必要性を感じた次第であった。

話を現在に戻し、福井橋南郵便局を済ませると再び車を走らせる。途中セブンイレブン福井春山1丁目店に立ち寄り、ひと息入れる。そして向かった先は福井高木郵便局である。こちらも本年令和6(2024)年1月22日に開局した郵便局であるが、新規開局扱いであるが、どうやら1月19日に廃止された福井高柳簡易郵便局の取扱数の増加のため、局種変更された位置付けのようだ。基本簡易郵便局からの変更は現在では行われておらず、局員氏の言う新規開局となっているようだ。こちらの局もせっかくなので私も窓口に向かう。相変わらず鈍臭いハルを追い越して手続きを済ませ、局舎の姿をカメラに収めて車へと戻る。予定していた福井市内の新局2局を回り、郵便局巡りは〝一応〟終了する。

改めて車を走らせ、向かった先は道の駅禅の里。言うまでもなく永平寺町にある道の駅である。このあたりは観光要素が強いが、あまり土産になるような商品は少なく、農産物と地のものが多いのが特徴であった。

道の駅を散策して出発する。今来た永平寺大野道路を福井市方面へと一旦戻るかたちを取り、永平寺参道ICで下りて国道364号線へと入る。今回は立ち寄りを諦めた大本山永平寺の前を通過し、国道158号線・福井県道2号線へと進む。その先の国道476号線に目的地である〝冠山峠道路〟がある。途中福井県の〝池田郵便局〟に立ち寄って旅行貯金をする。この辺りはハルは既訪なので私だけが窓口に向かう。要件を済ませて車に戻り、トイレ休憩も兼ねて〝道のオアシスフォーシーズンテラス〟に立ち寄った。

今年4月にオープンした道のオアシスフォーシーズンテラス。観光交流施設として開業したようだ。だだっ広い敷地を生かせて造られてはいるのだが、何がが違うように感じる。実はコンセプトが見えてこないのだ。道の駅ならば営業時間や品数の問題はあるとしても、休憩から食事、お土産の購入まで〝ワンストップ〟で可能であるが、こちらには現在軽食のみの提供となっている。昨年の冠山峠道路の開通により交流施設を設けたというところだろうが、それゆえに完成〝できなかった〟施設のようにも見えなくはない。例えばおしゃれな建物内にトイレは一ヶ所。その他施設は逆側と闇雲に広さを強調しているだけに思えてしまう。場所柄平日に混雑することもないので、トイレに行ってから買い物をしようとすると〝車移動〟するのが便利となってしまう。結局のところトイレ&一服休憩だけの場所となり、早々に出発した残念な施設であった。

道のオアシスフォーシーズンテラスを後にして国道417号線を揖斐川町に向かって走って行く。暫くは従来からある山道を進むが、途中から〝Theバイパス〟らしい道へと変わる。冠山峠道路(愛称:クラウンロード)に繋がる道路の始まりである。先ずは平成14(2002)年10月18日閉通の河内田代バイパス。そして令和5(2023)年11月19日開通の冠山峠道路を挟んで、平成18(2006)年9月22日開通の徳山バイパスと繋がっている。この3つのバイパスが繋がって現在の高規格道路が成り立っている。冠山峠道路が完成する前はこの国道417号線は点線国道となっており、川沿いのセンターラインがない狭隘道路である林道冠山線を利用することにより分断区間を迂回せざるを得なかった。道幅の狭さやカーブにより大型車両は通行止め、中型車両のマイクロバスすら許可制で通過は困難を極め、かつ11月中旬から翌年5月までは積雪による〝冬季通行止め〟が敷かれるために、年間通行止め日数は170日を超えていた。19.4kmの林道を走り切るのに1時間を要していたがこの区間を4.8kmものトンネルで貫いたことにより、所要時間は1時間から数分に短縮された。そんな冠山峠道路を走りたがったのはハルの意向で私はただのドライバー。実際に走ってみると近年の高規格道路らしく真っ直ぐに走れる快適な道路であった。冠山峠道路を抜けて開通前までは駐車場になっていた徳山バイパス終点が〝冠山ポケットパーク〟として再整備されたところに車を停める。林道冠線の入口でもある場所である。ここには冠山峠道路開通記念碑が建立されており、これらの道路群の完成がいかに待ち望まれたものだったかということがわかる。

確かに豪雪地帯にあり、冬季閉鎖の道路だったことを考えれば、通年通行可の道路が建設されたことは喜ばしいことだということは理解できる。しかし冠山峠道路の開通によって距離と時間の短縮が強調されていることが福井県池田町と岐阜県揖斐川町を結ぶものであることには少し作為的な表記がなされているように感じる。福井県池田町から岐阜県揖斐川町まで約65km、1時間25分に短縮されたとあるがこれは池田町役場から揖斐川町役場までの距離と時間に相当する。これを高速道路利用時が約150km、2時間15分かかること。また冠山林道を利用した約80km、2時間35分の所要時間がかかることを記しているが、もそもその区間を利用するものがどれだけいるのか?ということである。実際のところ一般的な利用があるだろうルートとして国道417号線の起点終点である鯖江から大垣という経路であれば、高速利用で所要時間1時間半、走行距離127kmとなる。国道8・21号線経由の場合所要時間3時間、走行距離113kmであった。これを国道417号線を利用した場合所要時間2時間50分、走行距離103kmとなり、一般道利用の場合は大差ない。冠山峠道路の開通による距離時間短縮は、あくまでもバイパス区間の利用に限定され、従来の国道417号線を利用した場合は狭隘道路ではないもののカーブが続く道路なので、大幅な距離時間の短縮にはならないということである。勿論短距離移動をする地元の方々にとっては〝新たな一歩〟となり、移動の利便性が向上したことは疑いないことである。しかしながら〝迂回路〟としての利用価値はどこまであるのだろうか?という疑問は残ってしまう。いずれにせよ都市部から離れた両町を最短で結ぶ路線ができたことは、生活面の向上と県外からの観光客増加によって過疎地の活性化には効果はあると思われる。新道の建設には賛否あるが、部外者が口を挟むことではないと感じた冠山峠道路であった。

ひと時を冠山ポケットパークで過ごし、まーさん曰く〝ハルの遺影(笑)〟の写真を冠山峠道路開通記念碑とともに撮影し、出発する。この辺りは猛禽類の生息域だそうで、自然への影響を最小限にするためにトンネルと橋の連続した道となっている。高速道路でもないのにこの造りだと〝建設費が~〟としか思えなくなる私であった。そのまま国道を南下して岐阜県に入り,時間的に間に合った藤橋郵便局に立ち寄る。こちらで値上がりした郵便料金の追加金額の切手の在庫を聞いてみる。本日4局の郵便局を回ったが、やっとこちらで16円と22円の切手を10枚ずつ仕入れることが出来た。

藤橋郵便局で時間切れとなったため、以降はドライブとなる。先ずは道の駅ふじはしに立ち寄ってお土産を購入する。今回のルートではばら撒き用のお菓子に出会わず、こちらで〝とちのみ煎餅〟を仕入れることにした。ひと息ついた後に走り出し、次に道の駅池田温泉に立ち寄った。こちらは〝岐阜県の池田町〟に位置する。国道417号線の説明には必ずと言っていい程記されている〝ふたつの池田町〟のひとつである。駅は定休日だったが近くにある〝ひまわり畑〟に行く方々の駐車場となっており、時間の割には駐車車両が多かった。因みにハルもひまわりには興味を示していたので〝行くか?〟と尋ねるも〝歩くの嫌〟と返される。相変わらず我儘である。という訳で休憩を済ませると長居もせず出発することにした。

この辺りはほぼ知らないエリアなのでナビに忠実に従い、岐阜県道53号線を進んで行き垂井町に入る。その後関ヶ原バイパスを経て国道21号線に入れば何度も通ったルート。県境を越えて滋賀県に入り、西円寺交差点から国道8号線を走って行く。そろそろひと息入れようかと考えて、立ち寄った先はメガセンタートライアル彦根店。特に決まった買い物がある訳ではないが、必要なものがあれば買おうかというスタンスである。結局moveクンのリモートキーの電池やコピー用紙を購入して出発する。

後はひたすら帰るだけだが、夕食がまだだったので立ち寄ることにする。ハルにナマモノと混雑している店はだめとまーさんから強く言われているために〝寿司〟が外れる。因みにハルも私も〝グルメでない人〟なので、なんでも良いのである。結局野洲のCoCo'sに入る。久しぶりのファミレスだが、なんとロボットが料理を運んで来る時代になったようだ。それでも何にもやらないハル故に料理をテーブルに移したりするのは私の仕事。ロボットクンを見習って欲しいと切に願う。

それでもお腹が膨れた満足度はあり、そのまま帰れば良いのかも知れない。しかし県内のCoCo'sを運営する平和堂が、店舗敷地内を禁煙化したことにより、CoCo'sも例外ではない。そのため敢えて遠回りとなる道の駅アグリの郷栗東に立ち寄って一服休憩を取る。食後の一服も兼ねている。この界隈は守山へ車通勤をしていた頃によく走った場所であり、もう4年も経ったのかと月日の経つのがすごく速く感じたものだ。そして京滋バイパスを経て22:03に無事自宅に到着。今日一日で405.6km走ったが、一週間前の静岡群馬の旅では844.7km走ったので、一週間で走ったのは1,250km走ったことになる。それも軽自動車でだと言うと大抵はびっくりされる。車を運転することは好きなのでキツイとは思わないのだが、タフやね~と言われることから年相応だとは思われてはいないようだ。

まぁ他人がどう思うかどうかなどどうでも良いマイペースな人間は、今後とも足の向くまま気の向くままに知らぬ場所に刺激を求めて歩いて行くことに、何ら変わりはないだろう。

  《終わり》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
28いいね!

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