北ぶらくり丁商店街振興組合が2月26日、フリーペーパー「北ぶらの…。」を創刊した。
同商店街は本町通りと築地通りに交差する東西全長200メートルのアーケード通り。最盛期には60店以上が軒を連ねた。呉服店や時計店、衣料品店、喫茶店など長年営業する店のほか、洋菓子店やコワーキングスペース、お好み焼き店など、新しい店が加わり、現在24店が営業している。
同冊子は、北ぶらくり丁やその周辺地域の変化を伝え、足を運んでもらおうと製作した。冊子には店主紹介や新店の店主のインタビュー、レトロな看板や建物、昔ながらのデザインを生かした店など同商店街の小ネタ、マップなどを掲載する。
同商店街組合の桑島英樹理事長は「昭和レトロが残る商店街で若い人たちが新しく商売を始め、商店街が少しずつ変化している。商店街内だけでなく、近隣の店とも連携して文化的なつながりが広がっている」と話す。「北ぶらくり丁をまったく知らない人がフリーペーパーをきっかけに実際に足を運んでくれることも多く、うれしい。この商店街に来たら面白い人に会える、楽しいことがあると思ってもらえたら」とも。
B5サイズ、6ページ。発行部数は1万部。同商店街や周辺の店舗に設置するほか、イベントなどで配布する。