佐藤靖
【山梨】小惑星探査機「はやぶさ2」が往復52億キロを旅して持ち帰った小石のレプリカが、12日から甲府市の県立科学館で展示される。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプロジェクトなどが企画した全国一斉展示の一環。
はやぶさ2は2020年12月、小惑星「リュウグウ」から砂や石のサンプルを採取して帰還。分析の結果、生命のもととなるアミノ酸が20種類以上見つかり、話題になっている。
展示されるのは、サンプルの小石(長さ約1センチ)と、10倍の大きさに作ったレプリカの計2個。
同館では宇宙のコーナーに展示する。同館事業課の小林直樹課長は「かけらから太陽系の成り立ちが分かります。実際に実感してもらいたい」と話し、パネルによる説明文を用意している。
入館料は一般・大学生520円、小・中・高校生220円。
問い合わせは(055・254・8151)へ。
また、県立博物館(笛吹市)でも12日から展示される。(佐藤靖)