「原発と放射能」の特集では、
・福島原発1号機事故で何が起きたのか?
・放射能のリスクはどのようなものか?
・原子力とは何か?
を主に特集しています。
後半のテクノロジーのコーナーでは、
放射線測定器の特集があり、
GM式、シンチレーション式の違いを図解しています。
ガイガーカウンターの事などは、
難しい本を読むよりは参考になると思いますし、
初めて実際に使う方でも分かりやすい資料に感じました。
総じて、個人的には、
2点3点する原発の状況がまとまっていた事と、
ウラン燃料の濃縮から処理までの流れがあり、
かなり知識が深まりました。
ただし唯一、福島原発の工程表は、
4月17日の古いものなので注意。
水棺による対策などを前提にしており、
こちらは最新の工程表ではありませんので、
新たな情報を自分達で補う必要があるかもしれません。
それ以外は、コスト面から見ても、
テレビやネットなどの情報よりは冷静な立場で解説されていて、
概要を知るには十分満足する内容だと思います。