私も発達障害でしたが勇気がもらえる
そんな本でした
本を読まない人でも割と読みやすいのではないかと思います
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ぼくには数字が風景に見える 単行本 – 2007/6/13
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購入オプションとあわせ買い
『博士の愛した数式』の小川洋子さん絶賛。「思慮深く、優しい声で、ダニエルは私たちにそっと教えてくれる。この世界は、生きるに値する場所である、と」。円周率22,500桁を暗唱、10ヵ国語を話す天才の「頭と心の中」をサヴァン症候群でアスペルガー症候群の青年が語る感動の手記。全米大ベストセラー!
数字と外国語の天才が「頭の中」を語った。2万桁以上の円周率暗唱記録を持ち、6ヵ国語を話す高機能自閉症の英国の青年が、半生をたどりながら、自分の内面世界を表現豊かに描き出す感動の記録。
数字と外国語の天才が「頭の中」を語った。2万桁以上の円周率暗唱記録を持ち、6ヵ国語を話す高機能自閉症の英国の青年が、半生をたどりながら、自分の内面世界を表現豊かに描き出す感動の記録。
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2007/6/13
- 寸法13.5 x 2.3 x 19.5 cm
- ISBN-104062139545
- ISBN-13978-4062139540
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商品の説明
抜粋
数字はぼくの友だちで、いつでもそばにある。ひとつひとつの数字は
かけがえのないもので、それぞれに独自の「個性」がある。11は人なつこく、
5は騒々しい、4は内気で物静かだ。...
かけがえのないもので、それぞれに独自の「個性」がある。11は人なつこく、
5は騒々しい、4は内気で物静かだ。...
著者について
著者ダニエル・タメットは1979年、ロンドン生まれ。2004年、円周
率の暗唱でヨーロッパ記録を樹立、彼が主人公のテレビ・ドキュメンタリー「ブ
レインマン」は世界40ヵ国以上で放送され、大きな話題になりました。
率の暗唱でヨーロッパ記録を樹立、彼が主人公のテレビ・ドキュメンタリー「ブ
レインマン」は世界40ヵ国以上で放送され、大きな話題になりました。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2007/6/13)
- 発売日 : 2007/6/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 270ページ
- ISBN-10 : 4062139545
- ISBN-13 : 978-4062139540
- 寸法 : 13.5 x 2.3 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 302,421位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,922位教育学一般関連書籍
- - 65,395位ノンフィクション (本)
- - 88,461位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2025年1月16日に日本でレビュー済みいわゆる普通の人は、あらゆる風景に対して微細な色の変化や濃淡を脳でうまく認識しようとする働きがあると思うが、
一方で彼は数字を風景にしようという働きがある様に見える。ある種人間にしかできない領域で脳が反応しており、脳科学的に人間的強度が高い方なんだというのが初見の感想である。
彼の頭の中では、おそらく文系は文系、理系は理系という切り分けが難しく、文理の不均化反応が起こってると思われる。
その為、印象を使って数字や言語を量子的に暗記するのは得意な反面、文系や理系の理解度や強度の高い問題を解くというところでは処理能力が難しく膨大な努力と時間を要する様に伺える。
最近の子は、自分の感性や潜在的能力が周囲に認められなければ、社会に馴染めなくなってしまうという感覚が薄くなってきている様に思う。しかしそれに対して悲観することは無くて、各々のやり方で最大限の努力はできているし、世に言う健常者と異常者の働きは、お互いに相補的に社会を形成していると思うと肩の力が抜けるような気がした。
また、社会は将来、外連味のない人間の能力を受容する責任というのも大きくなっていく様にも感じる。
- 2019年9月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入この本は私にとって人生を変えた一冊です。
この本から私は本にのめり込みました。
是非読んでみてください。
自分が小さな世界しか見えていないこと、世界にはたくさんの人間がいて自分とはまったく違う世界を見ていることに感銘を受けると思いますよ。
- 2020年3月15日に日本でレビュー済みAmazonで購入それほどは面白くない。もう世界が違いすぎてよくわからない。
- 2020年12月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入発達障害者の僕には共感できることが多かった
- 2021年10月24日に日本でレビュー済みAmazonで購入映画『レインマン』を観てサヴァン症候群に興味を持ったので読んでみました。
サヴァンならではの並外れた能力、特徴的な「共感覚」、社会生活上の顕著な困難、などについての説明は興味深く読めました。しかし本書はあくまでも自伝・自分史ですから、日記のようなこまごまとしたどうでもいい話のほうが多く、そこは正直退屈でした。
しかしそのぶん、著者ダニエル・タメットの人となりはある程度見えてきました。子供の頃のエピソードには、私の子供の頃に似てる部分もあったりして、「けっこう普通だな」という印象でした。
もちろん文章を読むのと実際に接するのとでは全く違う印象になる可能性はありますし、サヴァン症候群とされる人の中でもこの人は「普通」なほうなのかもしれません。少なくとも『レインマン』のモデルになったキム・ピークよりはだいぶ困難が少ないようです。
そんなこともあり、裏表紙、訳者あとがき、解説、どこを見ても「感動」うんぬんと書いてあることには違和感を覚えましたが、サヴァンの一例に触れることはできました。
- 2011年5月29日に日本でレビュー済みAmazonで購入結論から言おう、ダニエル氏が持つ驚異的な能力以上に、その生き方と我々人間そのものについて考えさせられ、肩の荷が下りるような本だこれは。
本書は著者ダニエル・タメット氏が自身が生まれもってサヴァン症候群であり、アスペルガー症候群でありながら、どのようにこの世界を感じ人生を送ってきたのかを
自伝という形でその驚異的な記憶力をもって表現された書である。
映画「レインマン」でダスティン・ホフマン演じるサヴァン症候群の人間(キム・ピーク)をご存知である方は、このサヴァンが持つ驚異的な能力(共感覚等)に関しても大凡ご理解頂けると思うが、簡単にダニエルの能力の
片鱗について記載すると、円周率を小数点以下22,500桁記憶し、言語については10カ国語を話す事ができ、特異な能力としては生年月日の曜日を即答する事が出来るというものである。
(なお、上述のキム・ピークに至っては、本を読むにあたり見開きの左右両ページを同時に読み進める事が出来るらしい。)
個人的に、本書を読むにあたり、実はこのサヴァンの能力のメカニズムに触れたく読み始めたくらいこの能力は、我々の想像を超えている。
ダニエルも自身の能力に関する、メカニズムについては本書においても少々脳科学の分野における研究結果について記載があるので、大体は理解できる。
しかし、本書の最大の魅力は実はこのサヴァン症候群について、どうのこうのという部分ではない上にそこにフォーカスし過ぎると面白くないかもしれない。
本書の魅力は、サヴァンに関する記述以上に2点ほどあり、それについて記載し本書の書評としたい。
1点目は、ダニエルがサヴァン症候群である前にアスペルガー症候群であり、アスペルガー症候群というのは簡潔に言えば極端に他者とのコミュニケーション能力にハンディをもつ事を意味する。
そんな中、ダニエル自身である程度克服をし、コミュニケーションができるまで訓練していくわけだが、そのハンディを考慮した上で(考慮せざるを得ない)自分自身の人生を取捨選択し
自身の能力を最大限生かした好きな事に没頭した生き方をしているのである。[ダニエルは現在、internetを利用し言語教育のコンサルティングを提供している]
これは、酒井穣氏の言うところの基本的情動に従った人生の生き方の良い実例であり、非常に勇気づけられる。
2点目は、このアスペルガー症候群、サヴァン症候群について、あとがきで精神科医の山登啓之氏も記載されており、ダニエル自身も本書中でよく使用している自閉症スペクトラム、もしくは自閉症スペクトラム障害という解釈である。
自閉症とこのアスペルガーは、障害として非常に近いところに存在しており、厳密な線引きを行う事が意味をなさないのではないかという解釈であり、これら二つに共通する点は、「人の心の動きがよくわからないので、対人関係がうまくとれない」という点と「ひとつのことに強くこだわり、新しい事柄や環境をなかなかうけいれられない」という点である。
つまり、極端に表現すると、所謂オタクと呼ばれるコミュニケーションはうまく出来ないが、極端にある分野に突出した能力と執着を発揮する人物とこのアスペルガー、さらには自閉症の間には明確な線引きをすることが無駄であるということである。
これは、そもそも、健常者と障害者という切り分け自体が無謀で、そもそも人間とは「他との異」つまるところ多様性をもってしかるべきものである事を、物語っている。
本書を読み、上記2点を感じ思うところは人ぞれぞれであろうし、感じ方も多様であると思う。
しかし、心の豊饒をすくなからず感じる事が出来る事は間違いない。
うむ、いい。
- 2011年1月26日に日本でレビュー済みAmazonで購入映画レインマンで有名になった、サヴォン症候群。
ものごとを記憶する能力に長けており、何万桁の数字を記憶したり、
ひとつの言語を1週間程度で習得してしまうような、超越した能力を発揮する。
一方で、物事や会話をの「全体象」を理解するのが不得意で、
それは、特に人とのコミュニケーションにおいて障害をきたすことが多い。
人とコミュニケーションが円滑に図れない、人と自分が何かが違う、でも何が違うのかが理解できず
人に説明できない孤独感にさいなまれ、苦しむケースが多いという。
著者は人とのコミュニケーションを求め、勇気を振り絞り、自ら行動を起こし、
人とつながること、人のぬくもり、その喜びを知り、
そのために自分はどうすべきなのか、自分は人とどう違うのかを理解し、周りに働きかけていく。
彼の行動力と、人に対する優しさに、心が温かくなった。
人とのつながりを求めるすべての人にとって、参考になる本だと思う。
サヴォン症の人々が抱える悩みは、本質的には多かれ少なかれ、皆が抱える悩みであり、
それが際立っているケース、なのだと思う。