 |
|
1 2 次のページ
|
 |
改良版MySQL拡張サポート |
PHP5から使えるようになったMySQL拡張サポートを使うと、オブジェクトAPIでMySQLを制御できます。
PHPは古くからMySQLデータベースをサポートしていましたが、PHP5では新たに、改良版MySQL拡張サポートという形で、MySQLi APIを利用できます。
改良版MySQL拡張サポートは既定では有効になっておらず、PHP5を構築する際にコンパイルオプション--with-mysqli=/path/to/mysql_configを付与することで有効になります。改良版MySQL拡張サポートは、MySQL 4.1以降で定義される新しいAPIを利用しているので、利用するMySQLのバージョンは4.1.2以降でなければいけません。古いMySQLのバージョンを使う場合は、通常のMySQL関数を有効にすることで利用できます。この場合のコンパイルオプションは以前と同様に--with-mysql=/path/to/mysql_install_dirです。
|
 |
関数APIとオブジェクトAPI |
改良版MySQL拡張サポートでは、SQLiteと同様にオブジェクトAPIを利用できます(リスト1)。
|
リスト1:obAPI.php |
<?
$MySQLi = new mysqli( "localhost", "root", "", "testdb" );
$Result = $MySQLi->query( "select no1, no2 from hoge order by no1" );
if( $MySQLi->error != "" ){ die ( $MySQLi->error ); }
while( $Array = $Result->fetch_assoc ( ) )
{
print_r( $Array );
}
?> |
もちろん、従来の関数APIも利用できます(リスト2)。
|
リスト2:function.php |
<?
$MySQLi = mysqli_connect( "localhost", "root", "", "testdb" );
$Result = mysqli_query( $MySQLi, "select no1, no2 from hoge order by no1" );
if( mysqli_error( $MySQLi ) != "" ){ die( mysqli_error( $MySQLi ) ); }
while( $Array = mysqli_fetch_array( $Result ) )
{
print_r( $Array );
}
?> |
通常のMySQL関数でできることは改良版MySQL拡張サポートでもほとんど網羅されています。そのため、違和感なく移行ができるでしょう。MySQL拡張サポートの説明はPHPマニュアル(http://www.php.net/mysqli/)にも掲載されているので、こちらも参照してください。
|
1 2 次のページ
|

|
|

|
著者プロフィール
桝形 誠二
様々な言語を経験していく中でPHPと出会い、初心者に易しいという魅力に惹かれ続けて早5年。色んな事をPHPで実装しようとしすぎて周囲の反感を買いやすいのが最近の悩み。
|
|
|
|