ニコイチBOX SATAコンボ CTC35FU2 レビュー・評価

2018年1月追記
その後pcはMacBook PRO 2013､Mac MINI2を経て､突然認識しなくなりました。HDDの脱着を試みましたが変化なし。接触等の不良ではなかったようです。予備のつもりで非常に安価なケースをアマゾンで購入してHDDを移設したところ､HDDは普通に認識。『ニコイチBOX SATAコンボ CTC35FU2』は死亡したと判断。以上。

　他のHDケースで、認識起動できるHD（シーゲート500G）が、全く認識出来ません。
購入したショップは、交換してくれましたが、同様に認識しません。
内部のSATAケーブルが断線しているのでは、無いかと思って、基盤上のSATA出力コネクターを観ると、三角形の変形なので、汎用ケーブルが使用出来ないので、放置したままです。

ハードディスクケース： CENTURYニコイチBOX SATAコンボ CTC35FU2

Mac内蔵のHDDが一杯になってきたのと、外付けのバックアップ用HDDもあふれてきたので、色々な外付けHDDやHDDケースを検討しました。最近はFirewireの機種が自体がとても少ないようで、かつMacに動作対応しているもの、SATA対応ということで、そう多くない選択肢の中からこれに決めました。

価格.comのレビューやクチコミ掲示板、Amazonでのレビュー、こちらの導入記事↓
http://homepage.mac.com/takacam01bigd/Mac/century/ctc35fu2.html
などで不具合情報が散見されたため、恐る恐るの購入です。通販ショップの方が2000円位安かったのですが、万一不良だった際、ショップ経由よりメーカー直の方が対応が早いだろうと思い、CENTURYの直販サイトで注文しました。代引き手数料込みで14,220円。１日で届きました。アルミ筐体がカッチリできていること、各種ケーブルが付属、取説も結構きちんしていること等がまずは好印象です。

取説の説明に従って、中の基板のジャンパーピンを「スタンダードモード」に設定し、PowerMac G5（2GHz Dual）のセカンドHDDベイで使用していたHDD（日立Deskstar 250GB）を本機（ニコイチBOX）に載せ替えて付属のFirewire 800ケーブルで接続。ニコイチBOXの電源を入れてからMacを起動したところ、何事もなく正常に動き出しました。（Macに内蔵していた時のパーティション３つがデスクトップに表示。） Macを立ち上げてからニコイチBOXの電源を入れてみても、正常に認識・動作しました。

ニコイチBOXからMacのセカンドベイに新たに内蔵したHDD（500GB）に100GBほど書き戻し（ファイルコピー）しましたが、問題なくコピーできました。この時の転送速度はおおよそ40〜60MB/s位のようでした。

ファンの音は、通気がよさそうな構造のせいか、外付けHDDとしては若干大きめと思います。自分の環境では耳の位置から斜め下1m位離れているのでうるさくはありません。静かな音楽を聞くとか音楽制作で音を細かい部分まで聞くとかでなければ問題ない程度です。バックアップ用で必要な時しか電源を入れないので、なおさら問題になるレベルではありません。但し、音楽制作中も常時電源ONとか、ノートPCの傍らに置くような設置距離だときっと気になるでしょう。（変な音質はないので、距離さえ取れば大丈夫だと思います。）

付属のスタンドは、ネジ・両面テープなどの本体への固定方法がなく、ただ載せるだけの簡易的な物です。ちょっと触るだけでガタンと外れそうで怖いので、これを使うのはやめて、付属のゴム足（両面テープ付）を貼りました。

このBOXにはもう１台HDDが載せられるので、１年後位にまたMac内蔵のHDDがあふれてきたら、それをニコイチBOXの２台目HDDとして載せ換えつつ、その時適価で買えるHDD（1TB位？）を購入してMac内蔵にする、というローテーションが見える安心感があります。別個のHDDケースを買うより省スペースでもあります。このまま、正常動作してくれる限り、よい買い物だったと言えると思います。

インテルiMacを使用しています。Firewire800を活かせるＨＤＤケースはなかなかなく、このニコイチＢＯＸがデザインの面でも良かったため購入しました。

現在WesternDigital社の５００Ｇを２個入れてます。
１個はバックアップ用のTimeCapsuleとして使用してます。
ニコイチＢＯＸのレビューで必ず話題になる静音性ですが、たしかにうるさいです。扇風機をまわしているくらいの音で気になります。

なのでファンを交換しました。

交換に使用したファンは「ADDA社 CF-40SS 4200rpm」です。千円くらいで売ってます。コネクタの形状が違うので、まず不要な回転数検知の白いコードを切り取って、赤黒の電源PINコネクタを交換して使用しました。
このニコイチの電源PINは極小サイズの2Pinで、もともとニコイチのファンについてるものを付け替えるか、電子部品を取り扱っている店で同じものを探したりしてください。私は店で探しました。「日圧」というメーカーのものを購入しました。１個10円くらいであります。
このファンは回転数が4200rpmHDD用なので低いのですが、ケース自体がアルミなため放熱もしっかりしているので問題なく使用できます。
これでかなり音を抑えることができました。

それと若干しか効果はありませんが、ＨＤＤケースのファンの部分の金属製のカバーをニッパーなどで切り取りファンをむき出しにして、４０mmサイズの通気の良いファンカバーを取り付けました。

もし可能でしたらＨＤＤも7200rpmより発熱の少ない5400rpmのものですと動作もより安定すると思います。

ぜひセンチュリーさんにもこれくらいの静音レベルで販売してほしいものです。
電源連動がないのは少し残念ですが満足です。
もっと他社でもFireWire800の恩恵を受ける製品の増加を望みます。

自作PCのハードディスクをより大容量へと遷移させていると、容量の比較的少ないハードディスクは自然とパソコン本体から追い出されていきます。
今回はその典型例で、500GBのハードディスクを2つ導入したことで160GBのハードディスク2台が内蔵ハードディスクの役割を終えました。
内蔵の役割を終えても二つ合わせて320GBにもなるのは今の時代でも魅力的です。そこでストライピングが可能なハードディスクケースが無いかどうかを探した結果、見つけたのがコレでした。

デザイン：シルバーとゴールドの中間ぐらいの色をした筐体に包まれます。そこに安っぽさを感じませんが、固定する足が安っぽいです。また、本体も質素で色だけ派手であると思います。質感と言うよりは遊びを感じられます。

静音性：小型ファンがつき、うるさいです。静音性の煮詰めはもう少し詰めるところまで詰めて欲しかったです。

転送速度：遅い。これなら単体で内蔵させていた方が絶対速いです。ストライピングも全く意味がありません。単なるスパニング程度と思った方が無難です。

堅牢性：筐体自体はなかなか丈夫ですが、外部からの衝撃をダイレクトに内部まで伝えてしまう構造は残念です。いくら外が強くても、中を守ってくれなくては意義が薄くなりかねません。

付加機能：USB2.0＋FireWire800/400はごく当然です。E-SATAが欲しかった。

サイズ：ハードディスク2台が入ることを想定して作ってあるので、当然絶対的なサイズは1台タイプよりも大きいです。しかし、省スペース化すべく切りつめられた内装はなかなか良くまとめられています。ただし、内部の配線性が良くありませんでした。

満足度：ストライピングが出来るハードディスクケースということで期待していたのですが、見事に裏切られました。ハードディスクケースとしての役割自体は手堅く心得ているのですが、転送速度が遅すぎます。ストライピング時の速度は、およそ10年前のハードディスク単体並です。考えるまでもなく遅いです。
このケースのニーズは、2台のハードディスクでスパニングしたという方にあるのではないでしょうか。