山東博興県の張玉貞さん 懲役4年6カ月の実刑判決
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 【明慧日本2020年2月2日】山東省博興県の法輪功学習者・張玉貞さんは2019年4月21日、市民に法輪功についての真相を伝えていた際、博興県国家安全保衛大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官らにより連行され、濱州市留置場に収容された。張さんに対して、博興県裁判所は2回にわたって開廷し、懲役4年6カ月の実刑判決を言い渡した。

 張さんは博興県人民銀行の従業員で、1999年から中国共産党による法輪功への迫害が始まって以来、張さんは3回にわたって拘禁され、1年の労働教養を強いられ、懲役3年執行猶予3年の判決を下されたことがある。

 1年の労働教養

 2008年6月5日午前、銀行で勤務中だった張さんは連行され、博興留置場に入れられた。張さんが連行された理由は、博興県の政法委の人員が張さんを呼び出して談話をした際に、張さんから法輪功の真相を聞いて、密かに録音して、その録音を証拠として張さんを罪に陥れた。その結果、張さんは王村労働教養所に入れられて、1年近く拘禁された。

 不当な拘禁

 2013年8月18日、張さんは淄博市高青県唐坊鎮政府の前で真相を伝えていた際に、現地の派出所の警官らにより連行され、家宅捜索を受け、淄博市拘留所に入れられた後に、留置場に移送され、拘禁された。警官らは張さんの家族から7万元(およそ111万円)をゆすり取ろうとしたが、拒否されたため、張さんを裁判にかけようと企てた。

 懲役3年、執行猶予3年の不当判決

 2014年5月30日夜、張さんは他の法輪功学習者の家から出たところを、博興県教育局の紀委書記・顧廷順が指示し、呼んで来た数台の公安局のマイクロバスで追いかけられたが、無事に脱出できた。

 同年6月26日、張さんは再度連行され、淄博市留置場に入れられた。同年7月31日、張さんに逮捕状が発付された。張さんの夫は仕事がなく、逆に多額の負債を抱えており、娘も大学就学中だった。家族は張さんの給料だけで生活を送っていた。さらに、高齢の母は手術を受けたばかりで面倒をみる必要があったが、張さんが拘禁されてしまった。中国共産党による酷い迫害は張さん一家を窮地に陥れた。

 2015年4月29日、張さんと他の4人の学習者に対して裁判が行なわれた。同年9月11日、張さんは懲役3年、執行猶予3年の判決を言い渡された。ほかの学習者4人もそれぞれ懲役3年~懲役3年6カ月の実刑判決を下された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/1/15/399021.html)
 
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