コンテンツにスキップ

YELLOW DANCER

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『YELLOW DANCER』
星野源スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2015年度年間26位(オリコン)
  • 2016年度年間6位Billboard Japan Hot Albums
  • 2017年度年間26位(Billboard Japan Hot Albums)
  • 登場回数114回(オリコン)
ゴールドディスク
  • プラチナ(日本レコード協会[1]
  • 星野源 アルバム 年表
    Stranger
    (2013年)
    YELLOW DANCER
    (2015年)
    POP VIRUS
    (2018年)
    『YELLOW DANCER』収録のシングル
    1. 地獄でなぜ悪い
      リリース: 2013年10月2日
    2. Crazy Crazy/桜の森
      リリース: 2014年6月11日
    3. SUN
      リリース: 2015年5月27日
    テンプレートを表示

    YELLOW DANCER』(イエローダンサー)は星野源の4枚目のアルバム2015年12月2日JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントから発売された。

    概要

    [編集]
    • 前作「Stranger」から約2年ぶりのアルバム。「Stranger」以降にリリースされたシングル「地獄でなぜ悪い」「Crazy Crazy」「桜の森」「SUN」のほか、MVが先行公開されていた「Snow Men」や、めざましどようびのテーマソングとして提供されていた「Week End」を含む全14曲収録。
    • 星野は「『桜の森』のインタビューのときもよく言ってたんですけど、当時、いちばん自分にマッチしていたのがソウルR&Bだったんです。めちゃくちゃビートが速いとかではなくて、ミドルテンポで気持ちが上がったり、思わず腰が動くようなものがいいなって。『SUN』を作った時点でその方向性はさらにハッキリしていたし、次作は"とにかく踊れるアルバムにしたいな"と思ってたんですよね。」と述べている。[2]
    • 5thシングル「ギャグ」及びそれぞれのシングルのB面はアルバムには未収録であり、星野のアルバムでは初めてB面が全く収録されないアルバムとなった。また、「Stranger」まで収録されていたアルバムのタイトルチューンも収録されていない。
    • 初回限定盤A付属Blu-ray[3]、初回限定盤B付属DVDには『星野源のひとりエッジ in 武道館』のライブ映像が収録。こちらではアルバムの本編に未収録の上記シングルのB面曲の演奏シーンは収録されているが、当日披露された「ギャグ」の演奏シーンはカットされている。
    • 各初回限定盤はインタビュー、書き下ろしエッセイ&曲解説等の特製ブックレット付である。
    • 第6回ミュージック・ジャケット大賞を受賞[4]
    • 2016年1月20日LPレコード1枚仕様でアナログレコード盤を発売。また、2019年3月27日には、2018年12月に次作として発売されていた『POP VIRUS』が重量盤2枚組仕様の生産限定盤アナログレコードとして発売されるにあたり、本作も同じく重量盤2枚組仕様の生産限定盤として再びアナログレコードが発売された[5]

    評価

    [編集]

    本作は、『ミュージックマガジン2021年3月号掲載の「特集 [決定版] 2010年代の邦楽アルバム・ベスト100」にて、第24位に選ばれている[6]。選出に際してのコメントで、ライターの矢野利裕は、「音楽的完成度と社会的影響力という点で見れば、10年代を代表するミュージシャンは、もう星野源と言い切っていいと思う。」と述べた[6]

    受賞

    [編集]
    『YELLOW DANCER』の受賞とノミネート
    音楽賞 結果 出典
    2015 第8回CDショップ大賞 大賞 [7]
    2016 第6回ミュージック・ジャケット大賞 大賞 [8]
    第58回日本レコード大賞 優秀アルバム賞 [9]

    チャート記録

    [編集]

    初動はシングル、アルバム通して自己最高の13.2万枚を記録し、2015年12月14日付オリコン週間アルバムチャートにて自身初の1位を獲得。前作「Stranger」の累計売上8.5万枚を初動のみで上回った。その後もロングヒットを記録し、現在30万枚を超える大ヒットとなっている。

    収録曲

    [編集]

    全作詞・作曲・編曲:星野源、ストリングスアレンジ:岡村美央・星野源、ホーンアレンジ:武嶋聡・星野源

    1. 時よ (4:15)
      2016ユーキャン通信講座 CMテーマソング[10]
      MVの撮影は、神奈川県藤沢市相鉄いずみ野線湘南台駅で行われた。
    2. Week End (4:30)
      フジテレビ系『めざましどようび』テーマソング。
    3. SUN (4:01)
      8thシングル。フジテレビ系ドラマ『心がポキッとね』主題歌。
    4. ミスユー (4:55)
    5. Soul (3:49)
    6. 口づけ (3:49)
    7. 地獄でなぜ悪い (3:41)
      6thシングル。映画『地獄でなぜ悪い』主題歌。
    8. Nerd Strut(Instrumental) (1:20)
      インストゥルメンタル曲
      ミュージシャン細野晴臣ベースで参加しており、それ以外の楽器は全て星野が演奏している。
    9. 桜の森 (5:10)
      7thシングルの2曲目。2014 J-WAVE 春のキャンペーンソング。
    10. Crazy Crazy (3:34)
      7thシングルの1曲目。
    11. Snow Men (4:34)
      資生堂マキアージュWEBムービー『Snow Beauty』主題歌[11]
    12. Down Town (3:51)
    13. (4:11)
    14. Friend Ship (4:42)
      映画『森山中教習所』主題歌。星野は「友情と愛情の、うまく言葉にできない部分を音楽にしたいと思いました。切ないダンスミュージックが完成しました。」と述べている[12]

    初回限定盤映像

    [編集]
    • 『星野源のひとりエッジ in 武道館』のライブ映像全22曲を収録[13]。星野源と友人によるコメンタリー付
    初回限定盤A付属Blu-ray、初回限定盤B付属DVD収録内容
    #タイトル作詞作曲・編曲
    1.「バイト」  
    2.「化物」  
    3.「ワークソング」  
    4.「地獄でなぜ悪い」  
    5.「透明少女」  
    6.「Snow Men」  
    7.「フィルム」  
    8.「Crazy Crazy」  
    9.「ばらばら」  
    10.「くせのうた」  
    11.「営業」  
    12.「くだらないの中に」  
    13.「老夫婦」  
    14.「Night Troop」  
    15.「レコードノイズ」  
    16.「マッドメン」  
    17.「海を掬う」  
    18.「いち に さん」  
    19.「桜の森」  
    20.「夢の外へ」  
    21.「君は薔薇より美しい」  
    22.「SUN」  
    合計時間:

    星野源のひとりエッジ in 武道館

    [編集]
    星野源のひとりエッジ in 武道館
    星野源 の ツアー
    初日 2015年8月12日
    最終日 2015年8月13日
    公演数 2
    星野源 ツアー 年表
    星野源 横浜アリーナ2Days「ツービート」
    (2014年)
    星野源のひとりエッジ in 武道館
    (2015年)
    星野源 LIVE TOUR 2016 YELLOW VOYAGE
    (2016年)

    星野源のひとりエッジ in 武道館』(ほしのげんのひとりエッジ イン ぶどうかん)は、2015年8月12日,13日に日本武道館で開催された、星野源の弾き語りワンマンライブ公演[14]

    概要

    [編集]

    初日は俳優神木隆之介が、2日目はPerfume樫野有香がゲストとして登場した[15]

    セットリスト

    [編集]

    参加ミュージシャン

    [編集]
    • 星野源
    • 河村'カースケ'智康
      • Drums (#1-5.11.12.14)
      • Cowbell (#1.2.12)
      • Handclap (#3)
    • 伊藤大地:Drums (#7.9.13)
    • ハマ・オカモト
      • Bass (#1.2.3.10)
      • Handclap (#3)
    • 伊賀航
      • Bass (#4.5.7.9.11.12.13.14)
      • Handclap (#12)
    • 石橋英子
    • 小林創
    • 野村卓史
      • Piano (#12.13.14)
      • Hammond Organ (#14)
      • Handclap (#12)
    • 長岡亮介(ペトロールズ)
      • Guitar (#1.2.3.7.11.14)
      • Handclap (#3)
    • 岡村美央:1st Violin (#1-5.7.9.11)
    • 伊能修:1st Violin (#1-5.7.9.11)
    • 城戸貴代:1st Violin (#1)
    • 藤家泉子:1st Violin (#1)
    • 吉田翔平:1st Violin (#2.9.11)
    • 入江茜:1st Violin (#2)
    • 加藤玲名:1st Violin (#3)
    • 伊藤彩:1st Violin (#3)
    • 高橋暁:1st Violin (#5)
    • 杉野裕:2nd Violin (#1-5.7.9.11)
    • 下川美帆:2nd Violin (#1-5.11)
    • 渡辺一雄:2nd Violin (#2)
    • 伊勢三木子:2nd Violin (#7.9)
    • 菊地幹代:Viola (#1.3.5.7.9.11)
    • 舘泉礼一:Viola (#1.2.3.5.9.11)
    • 萩原薫:Viola (#2.7)
    • 橋本しのぶ:Cello (#4.11)
    • 笠原あやの:Cello (#1.3.5.9)
    • 増本麻理:Cello (#3.5.9)
    • 前田善彦:Cello (#5)
    • 村中俊之Cello (#1.5)
    • 武嶋聡
    • 湯本淳希:Trumpet (#2)
    • 吉澤竜彦:Trumpet (#2)
    • 川崎太一朗:Trumpet (#7)
    • 川上鉄平:Trumpet (#12)
    • 半田信英:Trombone (#2)
    • 滝本尚史:Trombone (#7.12)
    • オラリー:Chorus (#7.9)
    • 高城晶平荒内佑:Chorus (#9)
    • ピエール中野:Drums(#10)
    • 細野晴臣:Bass(#8)
    • スガダイロー:Piano (#7)

    チャート

    [編集]

    認定とセールス

    [編集]
    国/地域 認定 認定/売上数
    日本 (RIAJ) プラチナ[26] 352,000(フィジカルCD) (オリコン)
    日本 (RIAJ) ゴールド[27] 100,000*(デジタル配信)

    * 認定のみに基づく売上数
    ^ 認定のみに基づく出荷枚数

    脚注・出典

    [編集]
    1. ^ 一般社団法人 日本レコード協会|各種統計
    2. ^ “【インタビュー】星野 源”. ローチケHMV. (2015年11月15日). http://www.hmv.co.jp/newsdetail/article/1511101033/ 
    3. ^ 星野源のCD作品でBlu-rayが付属するのは初めての事である
    4. ^ “ミュージック・ジャケット大賞に星野源「YELLOW DANCER」”. スポニチアネックス. (2016年5月13日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/12/kiji/K20160512012572870.html 2016年5月13日閲覧。 
    5. ^ 星野源、ニュー・アルバム『POP VIRUS』アナログ・レコードが重量盤仕様2枚組で3月27日リリース決定。前作アルバム『YELLOW DANCER』も同時リリース TOWER RECORDS ONLINE 2019年2月13日
    6. ^ a b "特集[決定版]2010年代の邦楽アルバム・ベスト100"、MUSIC MAGAZINE、2021年3月号、株式会社ミュージック・マガジン
    7. ^ 星野源が「CDショップ大賞」受賞、準大賞は水カン&WANIMA”. 音楽ナタリー (2016年3月9日). 2020年10月17日閲覧。
    8. ^ 星野源「YELLOW DANCER」が第6回「ミュージック・ジャケット大賞2016」大賞に”. ミーティア (2020年11月22日). 2020年10月17日閲覧。
    9. ^ 「輝く!日本レコード大賞」で紹介されたすべての情報 ”. 価格.com. 2020年10月17日閲覧。
    10. ^ 星野源、本人出演ユーキャンCM曲歌う”. ORICON STYLE (2015年12月9日). 2015年12月9日閲覧。
    11. ^ 二階堂ふみ×星野源、雪女の恋描く短編映像がウェブ公開(2015年7月21日)、CINRA.NET、2020年10月16日閲覧。
    12. ^ “映画「森山中教習所」主題歌は星野源、劇伴はグッドラックヘイワ”. 音楽ナタリー. (2015年12月1日). https://natalie.mu/music/news/167639 
    13. ^ 神木隆之介がゲスト出演した8月12日の公演を収録
    14. ^ “星野源、2度目の武道館ワンマンは弾き語り2DAYS”. 音楽ナタリー. (2015年4月27日). https://natalie.mu/music/news/145532 
    15. ^ a b “星野源、2万6000人を相手に遊んだ武道館「ひとりエッジ」大成功”. 音楽ナタリー. (2015年8月15日). https://natalie.mu/music/news/157180 
    16. ^ Billboard Japan Hot Albums
    17. ^ Billboard Japan Top Album Sales
    18. ^ オリコン週間アルバムランキング
    19. ^ オリコン年間アルバムランキング
    20. ^ Billborad Japan Hot Albums of the Year 2016
    21. ^ オリコン年間アルバムランキング
    22. ^ Billborad Japan Hot Albums of the Year 2017
    23. ^ Billborad Japan Download Albums of the Year 2017
    24. ^ オリコン年間アルバムランキング
    25. ^ Billborad Japan Download Albums of the Year 2018
    26. ^ 2015年12月度認定作品一覧
    27. ^ 2018年2月度認定作品一覧

    外部リンク

    [編集]