トヨタ車体
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本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | TY、TAB |
本社所在地 |
日本 〒448-8666 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 北緯35度1分33.3秒 東経137度2分15.1秒 / 北緯35.025917度 東経137.037528度座標: 北緯35度1分33.3秒 東経137度2分15.1秒 / 北緯35.025917度 東経137.037528度 |
設立 |
1945年8月31日 (トヨタ車体工業株式会社) |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 9180301014276 |
事業内容 | トヨタ車の企画・開発・生産 |
代表者 | 代表取締役社長 松尾 勝博[1] |
資本金 | 103億7100万円 |
発行済株式総数 | 1億1704万6786株 |
売上高 |
2兆3,440億500万円 (2024年3月期)[2] |
営業利益 |
802億7,400万円 (2024年3月期)[2] |
経常利益 |
828億4,600万円 (2024年3月期)[2] |
純利益 |
636億500万円 (2024年3月期)[2] |
純資産 |
2,009億8,800万円 (2024年3月期)[2] |
総資産 |
5,530億200万円 (2024年3月期)[2] |
従業員数 | 連結 17,511名 |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | トヨタ自動車 100% |
主要子会社 |
岐阜車体工業 100% トヨタ車体精工 66.4% |
関係する人物 |
飯島彰(元社長) 水嶋敏夫(元社長) 網岡卓二(元社長) 岩瀬隆広(元社長) 吉田健(元副社長) |
外部リンク | www.toyota-body.co.jp |
特記事項:従業員数・その他の経営指標は2015年3月期 |
トヨタ車体株式会社(トヨタしゃたい、英: TOYOTA AUTO BODY CO.,LTD.)は、主にミニバン、商用車、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)を製造する日本の自動車メーカーである。トヨタ自動車の完全子会社であり、トヨタグループ13社のひとつ。トヨタグループ内では「TY」の略称で表記される。
本社は愛知県刈谷市一里山町にあり、同敷地内に富士松工場がある。
概要
[編集]トラックボディの専門メーカーとしてトヨタ自動車工業(当時)から1945年に分離独立し発足。2004年(平成16年)には当社と同じくトヨタ系列であったアラコの車両組立事業と統合した(現・吉原工場)。2012年1月よりトヨタ自動車の完全子会社。現在はトヨタ車のミニバン、商用車、SUV、マイクロバスなどの企画、開発から生産までを手掛ける完成車メーカーとなっている。
その他、福祉車両(ウェルキャブ)や特装車、超小型電気自動車(EV)、燃料電池自動車「MIRAI」向け燃料電池スタック部品[3]の開発、生産なども手掛けている。特に、アラコの「エブリデーコムス」を引き継いだ超小型EV「コムス」はトヨタ車体独自ブランドとして展開している。
沿革
[編集]- 1945年(昭和20年)
- 1947年(昭和22年) - 荒川鈑金工業株式会社が設立される(旧アラコ)[5]。
- 1953年(昭和28年) - 商号を現在のトヨタ車体株式会社に変更[5]。
- 1960年(昭和35年) - 寿工場操業開始(旧アラコ)[5]。
- 1962年(昭和37年) - 吉原工場操業開始(旧アラコ)[5]。
- 1964年(昭和39年) - 富士松工場操業開始[5]。
- 1974年(昭和49年) - エース産業株式会社を設立。
- 1988年(昭和63年) - タイにタイオートワークス株式会社を設立(現・トヨタオートワークス株式会社)。
- 1990年(平成2年) - 株式会社トヨタ車体研究所を設立[5]。
- 1992年(平成4年) - トヨタ車体精工株式会社を設立。
- 1993年(平成5年) - いなべ工場操業開始[5]。
- 1995年(平成7年) - インドネシアにスギティークリエーティブス株式会社を設立。
- 1997年(平成9年) - 台湾に春翔欣業株式会社を設立。
- 2004年(平成16年)
- 1月 - タイにタイオートコンバージョン株式会社を設立。
- 10月 - アラコ株式会社の車両事業と統合[5]。
- 2005年(平成17年)
- 1月 - トヨタ・チーム・アラコ(TTAR)の後を継ぎ、チーム・ランドクルーザー・トヨタ・オートボデー(TLC)としてダカールラリーに参戦
- 9月 - インドネシアにトヨタオートボデートーカイエクストゥルージョン株式会社を設立。
- 11月 - マレーシアにトヨタオートボデーマレーシア株式会社を設立。
- 2007年(平成19年)
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2月 - インドネシアにレジンプラッティングテクノロジー株式会社を関東化成工業との合弁で設立。
歴代社長
[編集]- 豊田喜一郎(初代、1945年)[5]
- 豊田平吉(1945年 - 1949年)
- 立松巌
- 堤穎雄(1971年 - 1979年)
- 尾藤三郎( - 1995年)
- 飯島彰(1995年 - 2000年)
- 久保地理介(2000年 - 2005年)
- 水嶋敏夫(2005年 - 2010年)
- 網岡卓二(2010年 - 2014年)[8]
- 岩瀬隆広(2014年 - 2016年)[9]
- 増井敬二(2016年 - 2023年)[10]
- 松尾勝博(2023年 - )[11]
拠点
[編集]- 本社・富士松工場 (愛知県刈谷市)
- いなべ工場 (三重県いなべ市)
- 生産車種 - アルファード、ヴェルファイア、レクサス・LM、ハイエース(バン・DX)、マツダ・ボンゴブローニイ(ハイエースのOEM車種)
- 吉原工場 (愛知県豊田市)
- 生産車種 - レクサス・LX、ランドクルーザー(300系)、ランドクルーザー(70系バン)
- 刈谷工場 (愛知県刈谷市)
- 寿 新規開発センター (愛知県豊田市)
関連会社
[編集]国内
[編集]- 株式会社エル・エス・コーポレーション(愛知県刈谷市)
- TABMEC株式会社(愛知県刈谷市)
- 株式会社イナテック(三重県いなべ市)
- ライフクリエイション株式会社(愛知県豊田市)
- 株式会社ライフサポート(愛知県安城市)
海外
[編集]- スギティークリエーティブス株式会社(インドネシア)
- 春翔欣業株式会社(台湾)
- タイオートコンバージョン株式会社(タイ)
- トヨタオートボデートーカイ エクストゥルージョン株式会社(インドネシア)
- トヨタオートボデーマレーシア株式会社(マレーシア)
- トヨタオートワークス株式会社(タイ)
- オートパーツマニュファクチャリングミシシッピ株式会社(アメリカ合衆国)
- 嘉興豊実福祉汽車部件有限公司(中華人民共和国)
- レジンプラッティングテクノロジー株式会社(インドネシア)
ダカール・ラリー
[編集]同社は旧アラコの「Toyota Team ARaco」(トヨタ・チーム・アラコ、TTAR)時代に引き続き、ランドクルーザーを用いて「Team Land Cruiser TOYOTA AUTO BODY」(TLC)としてダカール・ラリーへの参戦を継続している。市販車部門ディーゼルクラスにおいて2005年 - 2011年に6連覇、2014年 - 2019年に6連覇を達成している[12]。
企業スポーツ活動
[編集]- クインシーズ刈谷(女子バレーボール部、SVリーグ所属)
- トヨタ車体BRAVE KINGS(男子ハンドボール部、日本ハンドボールリーグ所属)
関連文献
[編集]- 『トヨタ車体20年史』 トヨタ車体株式会社、1965年
- 『トヨタ車体30年史』 トヨタ車体株式会社、1975年
- 『トヨタ車体40年史』 トヨタ車体株式会社、1985年
- 『モノづくりの真髄を求めて -トヨタ車体50年史-』 トヨタ車体株式会社、1996年[13]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “役員一覧”. トヨタ車体. 2023年10月9日閲覧。
- ^ a b c d e f トヨタ車体株式会社 第109期決算公告
- ^ http://www.toyota-body.co.jp/ps/qn/usr/db/d_file5-0001-0372.pdf
- ^ a b “トヨタ車体工業株式会社の設立”. トヨタ自動車75年史. 2023年10月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “沿革 | 企業情報”. トヨタ車体株式会. 2023年10月9日閲覧。
- ^ “トヨタ車体、超小型EV「コムス」を発売”. webCG (2012年7月2日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “一人乗りの電気自動車「エブリデーコムス」発売”. webCG (2000年6月1日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “トヨタ車体社長に網岡氏”. 日本経済新聞 (2010年4月28日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “トヨタ車体社長に岩瀬氏”. 日本経済新聞 (2014年2月27日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “トヨタ車体、社長に増井敬二(ますい・けいじ)氏”. 日刊工業新聞 (2016年3月3日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ “トヨタ車体、新社長に松尾勝博氏 9年ぶりの生え抜き”. 日刊自動車新聞 電子版 (2023年2月1日). 2023年10月9日閲覧。
- ^ トヨタ車体、ダカールラリー2019でワン・ツーフィッシュにより市販車部門6連覇を達成! - トヨタ車体 > 最新ニュース > 第22号(2019.01.18)2019年1月18日閲覧
- ^ “トヨタ車体(株)『モノづくりの真髄を求めて : トヨタ車体50年史』(1996.06)”. 渋沢社史データベース. 2023年10月21日閲覧。
関連項目
[編集]- 名古屋グランパスエイト
- ケナフ - 1996年から旧アラコが実用化に向けて研究していたが、合併に伴い当社が継承している。