鷹翔千空
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鷹翔 千空(たかと ちあき、5月18日[1] - )は、宝塚歌劇団宙組に所属する男役スター[2]。
滋賀県草津市[3]、県立東大津高等学校出身[1]。身長175cm[4]。血液型A型[5]。愛称は「こってぃ」[3]。
来歴
[編集]2013年、宝塚音楽学校入学。
2015年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に101期生として首席入団[6][2]。月組公演「1789」で初舞台[7]。その後、宙組に配属[6]。
2018年、真風涼帆・星風まどかトップコンビ大劇場お披露目となる「天は赤い河のほとり」で、新人公演初主演[9][10]。
2019年の「オーシャンズ11」で2度目の新人公演主演[4][11][7]。
2023年の「夢現の先に」でバウホール公演初主演[12][2]。
人物
[編集]同じ滋賀県出身の元星組トップスター・安蘭けいがきっかけで宝塚に熱中し、音楽学校受験を決意[7]。
芸名は、音楽学校の本科生時代に、草津に帰省した際に漢字ごと思いついた[7]。「空」の字は「空席」を連想させ、興行界では敬遠される文字だが、自身の生まれが5月のため「秋」ではしっくりこず、田舎の広い空を見てひらめいたので、「空」とした[7]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2015年4 - 6月、月組『1789-バスティーユの恋人たち-』(宝塚大劇場のみ)[7]
宙組時代
[編集]- 2015年8月、専科『オイディプス王』(バウホール) - コロス
- 2015年10 - 11月、『メランコリック・ジゴロ』『シトラスの風III』(全国ツアー)
- 2016年1 - 3月、『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』 - 新人公演:五月祭の男/一座の男(ブルータス)『HOT EYES!!』
- 2016年5月、『ヴァンパイア・サクセション』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場)
- 2016年6月、『Bow Singing Workshop〜宙〜』(バウホール)
- 2016年7 - 10月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - 新人公演:ルドルフ(本役:澄輝さやと/蒼羽りく/桜木みなと)[9]
- 2017年2 - 4月、『王妃の館-Château de la Reine-』 - 新人公演:ルイ14世(本役:真風涼帆)『VIVA! FESTA!』[9]
- 2017年6月、『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』(バウホール) - 中世の男
- 2017年8 - 11月、『神々の土地』 - 近衛騎兵将校、新人公演:フェリックス・ユスポフ(本役:真風涼帆)『クラシカル ビジュー』[11][9]
- 2018年1月、『WEST SIDE STORY』(東京国際フォーラム) - ジェッツの男
- 2018年3 - 6月、『天(そら)は赤い河のほとり』 - マッティワザ(少年時代)/ミタンニ兵、新人公演:カイル・ムルシリ(本役:真風涼帆)『シトラスの風-Sunrise-』 新人公演初主演[10][11]
- 2018年8月、『ハッスル メイツ!』(バウホール)
- 2018年10 - 12月、『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』『異人たちのルネサンス』 - 新人公演:ペルジーノ(本役:澄輝さやと)
- 2019年2 - 3月、『群盗-Die Räuber-』(ドラマシティ・日本青年館) - ヴァールハイト
- 2019年4 - 7月、『オーシャンズ11』 - ターク・モロイ、新人公演:ダニー・オーシャン(本役:真風涼帆) 新人公演主演[4][11]
- 2019年9月、『リッツ・ホテルくらいに大きなダイヤモンド』(バウホール) - パーシー・グレイブス
- 2019年11 - 2020年2月、『El Japón(エル ハポン)-イスパニアのサムライ-』 - 九郎右衛門、新人公演:エリアス(本役:桜木みなと)『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』
- 2020年8月、『壮麗帝』(ドラマシティ) - アフメト
- 2020年11 - 2021年2月、『アナスタシア』 - サーヴィチ
- 2021年6 - 9月、『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』 - セバスチャン・モラン大佐、新人公演:ジェームズ・モリアーティ(本役:芹香斗亜)『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』
- 2021年11 - 12月、『バロンの末裔』 - ブリンクリー『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』(全国ツアー)
- 2022年2 - 3月、『NEVER SAY GOODBYE』(宝塚大劇場) - ビョルン/ココナツ・ボーイ
- 2022年4 - 5月、『NEVER SAY GOODBYE』(東京宝塚劇場) - ビョルン/ココナツ・ボーイ、新人公演:ヴィセント・ロメロ(本役:芹香斗亜)
- 2022年6月、『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』(東京ガーデンシアター)
- 2022年8 - 11月、『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』 - 村山良樹『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』[3]
- 2023年1月、『夢現(ゆめうつつ)の先に』(バウホール) - 僕 バウ初主演[12][2]
- 2023年3 - 6月、『カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜』 - イリヤ
- 2023年7 - 8月、『大逆転裁判』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - シャーロック・ホームズ[13]
- 2023年9月、『PAGAD(パガド)』 - アントニオ『Sky Fantasy!』(宝塚大劇場のみ)
- 2024年6 - 8月、『Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-』
- 2024年10 - 11月、『大海賊』 - ロックウェル『Heat on Beat!(ヒートオンビート)-Evolution-』(全国ツアー)
- 2025年1 - 4月、『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』 - カイル
出演イベント
[編集]- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』[注釈 1]
- 2018年2月、『宙組誕生20周年記念イベント』[9]
- 2019年7月、『宝塚巴里祭2019』
- 2021年4月、星風まどかミュージック・サロン『夢みるMadonna』
TV出演
[編集]- 2015年9月、NHK『経世済民の男 小林一三』後編 - 宝塚歌劇団団員[14]
広告
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ コーラス。
出典
[編集]- ^ a b 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、133頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d “宙組スター鷹翔千空の主演作「夢現の先に」開幕 昨春、新人公演を卒業し8年目でバウ初センター - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年9月26日閲覧。
- ^ a b c <華宝塚>慣れないラップに挑戦 宙組・鷹翔千空 東京新聞。
- ^ a b c “宝塚宙組新人公演「オーシャンズ11」主演の鷹翔「がむしゃらに走りました」/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2023年9月26日). 2023年9月26日閲覧。
- ^ 『To The Future/宝塚GRAPH 2016年9月号』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、101頁。
- ^ a b 『2015年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、85頁。ISBN 978-4-908135-68-2。
- ^ a b c d e f 筒井政也 (2019年4月11日). “鷹翔千空、「オーシャンズ11」で2度目の主演 新時代のスターにトライ!”. スポーツ報知 2019年11月30日閲覧。
- ^ a b “50年のあゆみ - 年の初めを飾るTOKK年始号 表紙特集”. 阪急阪神マーケティングソリューションズ. 2022年3月25日閲覧。
- ^ a b c d e 名取千里 (2018年4月1日). “101期生としていち早く新人公演 主演を射止め、期待が高まる”. ウィズたからづか 2019年11月30日閲覧。
- ^ a b “宝塚宙組・鷹翔千空、101期生初主演「終わった瞬間ビックリするほどホッとした」”. デイリースポーツ. 2019年10月8日閲覧。
- ^ a b c d 名取千里 (2019年5月1日). “エンターテインメント大作『オーシャンズ11』新人公演でスーツをダンディに着こなすダニー役を。”. ウィズたからづか 2019年11月30日閲覧。
- ^ a b “宝塚宙組「夢現の先に」開幕 鷹翔千空が等身大で好演、若者の恋と成長の物語” (Japanese). 神戸新聞NEXT (2023年1月5日). 2023年9月26日閲覧。
- ^ 宙組にカプコン社員も熱視線!大人気法廷ゲーム原作10年ぶりの宝塚歌劇版「大逆転裁判」が開幕 スポーツ報知。
- ^ 阿部サダヲが現役タカラジェンヌたちと競演! ニュースウォーカー。