絕
- 会意。原字は「糸」+「刀」で糸を刀で切るさまを象り、のち音符「卩」を加えて「絕」の字体となる[字源 1]。「断ち切る」を意味する漢語{絕 /*dzot/}を表す字。
- 「糸」+音符「色」から構成される形声文字とする説がある[字源 2]が、篆書の形や音の違いからわかるように、誤った分析である。
- ↑ 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、3062-3063頁。
季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、888-889頁。
- ↑ 白川静 『新訂 字統』 平凡社、2004年、533頁。
- (具体的・物理的に)たつ。絶ち切る。
- (抽象的に、連続するものに対して)たつ、たえる。
- 絶えてしまって、それに勝るものがない。