鈴木成文
建築家
鈴木 成文(すずき しげぶみ、1927年7月30日 - 2010年3月7日[1])は、日本の建築学者である。東京大学名誉教授、元神戸芸術工科大学長[1]、専門は建築計画学。
すずき しげぶみ 鈴木 成文 | |
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生誕 |
1927年7月30日 東京府東京市(現・東京都) |
死没 | 2010年3月7日(82歳没) |
出身校 | 東京大学工学部建築学科 |
職業 | 建築学者 |
人物・来歴
編集1927年(昭和2年)7月30日、東京府東京市東池袋(現在の東京都豊島区)で生まれる。父に鈴木信太郎、弟は鈴木道彦[1][2]
旧制・東京高等師範学校附属中学校(現在の筑波大学附属高等学校)を経て、東京大学工学部建築学科卒業。同大学大学院修了。吉武泰水のもとで、建築計画学を研究する。東京大学工学部教授を経て、神戸芸術工科大学長を務める。
第二次世界大戦後の復興期の公共施設計画S研究を行う中で、1951年(昭和26年)、公営住宅の標準型「51C」の設計に研究室の一員として参加[1]。「51C」はダイニングキッチン付公営住宅の原型となった[1]。2001年(平成12年)、日本建築学会賞大賞受賞。
著書に『51C白書』(2006年)『住居論』、『住まいの計画・住まいの文化』、『住まいを読む』などがある。
2010年(平成22年)3月7日、虚血性心不全により死去した[1]。満82歳没。2003年(平成15年)から始め、書籍化もされた公式ウェブサイトの『文文日記 日々是好日』は同年3月4日のエントリーが最後であった[3]。
おもな著書
編集- 『建築計画』、実教出版、1975年 ISBN 4407021500
- 『住居論』、共著扇田信・持田照夫・広原盛明・島村昇・初見学・吉野正治・田中恒子・足達富士夫・梶浦恒男、彰国社、1987年 ISBN 4395150071
- 『住まいの計画・住まいの文化 - 鈴木成文住居論集』、彰国社、1988年 ISBN 4395002536
- 『住まいを読む - 現代日本住居論』、建築資料研究社、1999年 ISBN 4874605842
- 『五一C白書 - 私の建築計画学戦後史』、住まいの図書館出版局、2006年 ISBN 489977172X
- 『文文日記 日々是好日 I - VII』、文文会KOBE、2004年 - 2009年, VII : ISBN 4863580231
註
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 文文日記 日々是好日 - ※現在は閉鎖