臼田町
日本の長野県南佐久郡にあった町
臼田町(うすだまち)は、長野県の東部に位置していた町である。佐久平に位置し、宇宙航空研究開発機構の臼田宇宙空間観測所が設置されているため、町では星の町として観光PRをしていた。
うすだまち 臼田町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
廃止日 | 2005年(平成17年)4月1日[1] | ||||
廃止理由 |
新設合併 佐久市、臼田町、望月町、浅科村→佐久市[1] | ||||
現在の自治体 | 佐久市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方(甲信越地方) | ||||
都道府県 | 長野県 | ||||
郡 | 南佐久郡 | ||||
市町村コード | 20301-7 | ||||
面積 | 83.21 km2 | ||||
総人口 |
15,564人 (推計人口、2005年3月1日) | ||||
隣接自治体 |
佐久市、佐久穂町 群馬県南牧村 | ||||
町の木 | イチイ | ||||
町の花 | キキョウ | ||||
臼田町役場 | |||||
所在地 |
〒384-0301 長野県南佐久郡臼田町臼田89番地4 | ||||
座標 | 北緯36度11分45秒 東経138度28分45秒 / 北緯36.19594度 東経138.47903度座標: 北緯36度11分45秒 東経138度28分45秒 / 北緯36.19594度 東経138.47903度 | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集通常、山間部では県境と分水嶺は一致するが臼田町は例外で、田口峠を越えた利根川流域の一部も臼田町となっていた。
佐久町(現在は佐久穂町)の町域に臼田町の飛び地(平林地区)があった。 佐久町は八千穂村と合併し佐久穂町となったが、臼田町は佐久市に編入合併したため飛び地が解消されることはなかった。
隣接していた自治体
編集歴史
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、臼田村・下小田切村・勝間村の区域をもって臼田村が発足。
- 1893年(明治26年)6月30日 - 臼田村が町制を施行して臼田町となる。
- 1955年(昭和30年)8月1日 - 切原村と合併し、改めて臼田町が発足。
- 1957年(昭和32年)4月1日 - 田口青沼村と合併し、改めて臼田町が発足。
- 1959年(昭和34年)4月1日 - 臼田町の一部(大字平林のうち曽原・羽黒下・平林。現在同町の後身である佐久市の飛地となっている岩水を除く)を住民投票の末、佐久町(佐久穂町の前身)に編入。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 佐久市・北佐久郡浅科村・望月町と合併し、改めて佐久市が発足[1]。同日臼田町廃止。
姉妹都市・提携都市
編集国内
編集地域
編集医療
編集- 農村医学で有名な長野県厚生連佐久総合病院がある。
教育
編集学校
編集- 臼田小学校
- 田口小学校
- 切原小学校
- 青沼小学校
- 臼田中学校
- 長野県臼田高等学校
交通
編集鉄道
編集- 中心となる駅:臼田駅
道路
編集- 一般国道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
編集出身有名人
編集- 井出一太郎:(1912-1996):衆議院議員。三木武夫派の重鎮で三木武夫内閣の内閣官房長官。四十日抗争における反主流派統一組織「自民党をよくする会」の会長。町内の造り橘倉酒造当主。
- 井出孫六:(1931-2020)作家。『アトラス伝説』で第72回直木賞受賞。『終わりなき旅 「中国残留孤児」の歴史と現在 』で第13回大佛次郎賞。故郷の「峠」をテーマにした著作も多い。日本文芸家協会理事、日本ペンクラブ会員。井出一太郎は長兄。
- 井出正一:(1939-2018):衆議院議員。一太郎の長男。厚生大臣。新党さきがけの結党に参加し二代目代表。政界引退。
- 川村吾蔵:(1884-1950)彫塑家。
- 菊池日出夫:(1949-)童話絵本作家。『かぶともり』、『さんねんごい』、『はるまつり』(小満祭を描く)など。以上「こどものとも」シリーズ(福音館書店)
- 竹内好:(1910-1977)中国文学者。魯迅研究のほか、日中関係論、日本文化論でも知られる。
- 白井光子:(1947-) 声楽家。ドイツ・カールスルーエ音楽大学教授。カナダ・ビクトリア大学名誉博士。紫綬褒章、旭日小綬章。
ドイツ功労十字章受章。
脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 星の町うすだホームページ - ウェイバックマシン(2005年3月7日アーカイブ分)