瀬戸内運輸
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瀬戸内運輸株式会社(せとうちうんゆ)は、愛媛県今治市に本社を置くバス会社。愛媛県東予地方を中心に路線バス、貸切バスを運行する。通称は「せとうちバス」で、バス車体にも記されている。
本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役設置会社[1] |
略称 | せとうちバス |
本社所在地 |
日本 〒794-0013 愛媛県今治市東門町一丁目2番地1 北緯34度3分56.1秒 東経133度0分33.7秒 / 北緯34.065583度 東経133.009361度座標: 北緯34度3分56.1秒 東経133度0分33.7秒 / 北緯34.065583度 東経133.009361度 |
設立 |
1916年11月6日 (瀬戸内商船株式会社) |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 2500001011778 |
事業内容 |
一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 物品販売業(シャディサラダ館小松店) |
代表者 |
代表取締役会長 瀧山正史 代表取締役社長 渡邉和秀 |
資本金 |
3億6000万円 (2021年3月31日現在)[2] |
発行済株式総数 |
720万株 (2021年3月31日現在)[2] |
売上高 |
連結: 24億0611万3000円 単独: 12億7365万3000円 (2021年3月期)[2] |
営業利益 |
連結: △7億1887万6000円 単独: △6億7362万5000円 (2021年3月期)[2] |
経常利益 |
連結: △6億1516万6000円 単独: △5億6945万6000円 (2021年3月期)[2] |
純利益 |
連結: △6億3770万0000円 単独: △8億2309万7000円 (2021年3月期)[2] |
純資産 |
連結: 3億2547万5000円 単独: △6億4268万9000円 (2021年3月31日現在)[2] |
総資産 |
連結: 49億4157万3000円 単独: 33億6064万2000円 (2021年3月31日現在)[2] |
従業員数 |
連結: 331人 単独: 190人 (2021年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | えひめ有限責任監査法人[2] |
主要株主 |
伊予鉄グループ 19.44% 伊予銀行 5.00% 愛媛銀行 5.00% 東石 1.39% 西条市 1.17% 大澤孝次 0.70% 新居浜市 0.58% 横山良一 0.30% 赤穂義夫 0.27% 合田陽造 0.23% (2021年3月31日現在)[2] |
主要子会社 |
せとうち周桑バス 100.0% 瀬戸内総業 100.0% 瀬戸内タクシー 100.0% 石鎚登山ロープウェイ 50.15% (持分法適用会社)他[2] |
外部リンク | http://www.setouchibus.co.jp/ |
概要
編集愛媛県東予地方を主な営業エリアとして、路線バス・貸切バスの運行事業などを営んでいる。路線バス部門は東予地方を中心に、西は松山市、東は四国中央市まで路線網を拡げている。高速バスは東予地区と東京、関西(大阪市・神戸市)、広島(広島市・福山市)、福岡県(福岡市・北九州市)を結ぶ路線を運行する。
保有車両台数は、瀬戸内運輸本社だけでも188両(路線車115両・貸切車73両)[3]、地域子会社としてバス事業を営む瀬戸内海交通、せとうち周桑バスの2社も加えれば238両(路線車153両・貸切車85両)を数える[3]。このうち瀬戸内海交通が37両(路線車31両・貸切車6両)、せとうち周桑バスが13両(路線車7両・貸切車6両)を保有する。愛媛県内有数の観光バス事業者でもある[要出典]。
歴史
編集前身は瀬戸内商船という広島県尾道市に本社を置く海運・船舶会社で、今治・尾道間や多度津・広島間など瀬戸内海で多くの航路を開設し運行していた。バス事業は1919年に多度津港 - 多度津駅間を結ぶバス路線を開設したことが始まりである。
昭和初期には瀬戸内商船の他、昭和自動車(1927年設立)や文化自動車(1928年設立)、今治自動車(1920年設立)、今治市営バス(1931年設立)などがバス路線を開設し、今治市内ではバス事業者が乱立していた。その後、戦時下に入るとバス事業の戦時統合が行われ、陸運統制令により瀬戸内商船が統合主体となり、東予地域のバス事業者を統合した。また海務院の指導により100トン未満の船舶統合が行なわれるようになり、これに伴い瀬戸内商船も所有船舶を広島県汽船(瀬戸内海汽船の前身)や東海汽船に現物出資し、尾道・今治間の貨物船舶事業(1975年に撤退)以外から撤退した。これによりバス事業者へと転身したのに合わせ、瀬戸内運輸へ商号変更した。
戦後も東予地域においてバス路線を拡大した。1950年に伊予鉄道(現 伊予鉄バス)と協定を結び今治市と松山市・新居浜市や新居浜市と松山市を結ぶ急行バスなどの運行を開始したほか、1964年には伊予鉄道・琴平参宮電鉄と共同で四国急行バス(1977年に解散)を設立し、松山市と高松市を結ぶバス路線の運行を開始した。
1957年には地元自治体と共同で大三島観光交通(現在の瀬戸内海交通)を設立し、大三島など芸予諸島にバス路線を開設した。1965年には新居浜市営バス(新居浜市公営企業局交通課)、1968年には別子山村営バスから路線譲渡を受けた。
1970年代に入ると、モータリゼーションが進む中でバスの利用者は大きく減少した。自家用車の普及が渋滞を招き、定時性の低下によりさらにバス離れを招いた。1965年に約3,300万人だった輸送人員は、1980年には約1,100万人にまで激減した[4]。
そうした厳しい経営環境の中、伊予鉄道から出資を受けたほか、バス路線の縮小や営業所の統合、バスのワンマン化、周桑地域のバス路線を新たに設立したせとうち周桑バスへ移管するなどのコスト削減を行った。
一方、1989年に東京〜今治間を結ぶパイレーツ号、1999年には広島・尾道・福山〜今治を結ぶしまなみライナー(尾道線は2005年廃止)、2000年に大阪・神戸〜今治を結ぶいしづちライナーといった都市間高速バス路線を新たに開設している。
沿革
編集- 1916年11月6日 - 広島県尾道市に「瀬戸内商船株式会社」設立。
- 1919年9月 - 多度津港・多度津駅間の連絡バスの運行開始。
- 1924年12月 - 今治港・今治駅間の連絡バスの運行開始。
- 1942年7月 - 戦時統合令に基づき、所有定期旅客船を広島県汽船・東海汽船へ現物出資。尾道〜今治港間の鉄道連帯貨物の船舶輸送開始。
- 1943年
- 1月27日 - 商号を「瀬戸内運輸株式会社」に変更。
- 4月17日 - 本店を広島県尾道市から愛媛県今治市大字新町地先埋立地に移転。
6月 - 東予地区のバス事業者を買収・吸収合併により統合し、海運業からバス事業へ転換。
- 1945年4月 - 広島県汽船などが合併し瀬戸内海汽船が設立され、瀬戸内運輸社長であった野間信凞が副社長に就任する(1962年まで)。
- 1946年 - 企業再建整備法に基づく、特別経理会社に指定される。
- 1949年
- 10月 - 東予自動車整備工場を吸収合併。
- 11月 - 西条営業所を開設。
- 1950年6月 - 一般貸切旅客自動車運送業認可。
- 1951年1月 - 小松営業所を開設。
- 1952年4月 - 瀬戸内タクシー株式会社を設立。
- 1956年1月 - 本社屋が新築落成。
- 1957年9月 - 大三島観光交通株式会社(現:瀬戸内海交通)設立。
- 1958年10月 - 小松営業所・壬生川出張所を統合し、周桑営業所を新設。
- 1959年12月 - 国鉄バスとの相互乗り入れ協定により新居浜〜阿波池田間の運行が始まり、定期路線が徳島県まで延長[5]。
- 1960年2月 - 松山みどりタクシー(現:瀬戸内タクシー有限会社)を買収。
- 1961年
- 1962年10月 - 川之江営業所を新設。
- 1964年3月 - 伊予鉄道・琴平参宮電鉄と共同出資で四国急行バス株式会社を設立[7]。
- 1965年10月 - 新居浜市営バスから路線譲渡を受ける。
- 1966年8月 - 石鎚登山ロープウェイ株式会社設立。
- 1968年3月 - 別子山村営バスを譲受。
- 1969年
- 3月 - 乗合バスのワンマン運行開始。
- 5月 - 松山~今治間で特急バスの運行開始[8]。
- 1970年
- 8月 - 松山~新居浜間で特急バスの運行開始[9]。
- 10月 - 貨物自動車運送業の区域を拡大し、長距離トラックの運行開始。
- 1973年5月 - 今治センター(後の今治髙島屋)の株式約55%を取得し子会社化。
- 1974年12月 - 協同組合瀬戸内事務センター設立[10]。
- 1975年
- 2月 - 東京事務所を開設。
- 12月 - 国鉄の貨物輸送営業政策変更により鉄道連帯貨物の船舶輸送事業から撤退。
- 1976年4月 - 尾道出張所の貨物輸送事業を博運社に譲渡し、尾道出張所を閉鎖。
- 1977年
- 2月 - 四国急行バスが解散。
- 3月 - 貨物自動車運送事業を分離し、瀬戸内貨物株式会社(現:株式会社せとうち総業)設立。
- 1981年 - 乗合バスのワンマン化が完了[11]。
- 1984年
- 1985年2月 - 今治高島屋が解散。
- 1987年10月 - シャディせとうち(現:シャディサラダ館小松店)オープン[13]。
- 1988年8月 - 株式会社せとうち整備今治を設立。
- 1989年
- 7月 - パイレーツ号(今治〜東京間)の運行を開始。
- 8月 - せとうち周桑バス株式会社を設立。
- 1993年5月 - 鈍川温泉観光の経営権をムーブグループに譲渡[14]。
- 1995年7月 - 新居浜整備工場を分離し、株式会社せとうち整備新居浜を設立。
- 1999年5月 - しまなみライナー(今治〜広島、福山、尾道間)運行開始。
- 2000年9月 - いしづちライナー(今治〜大阪・神戸間)運行開始。
- 2001年
- 6月 - 広島営業所を開設。
- 10月 - 菊間営業所を廃止[15]。
- 2005年6月 - しまなみライナー尾道線を廃止。
- 2010年4月 - 阿波池田線の七田〜阿波池田駅間廃止に伴い(同時に七田線に名称変更)、徳島県の路線バスから撤退。別子山線と余木崎線全線も廃止。
- 2016年4月 - イオンモール今治新都市シャトルバス運行開始。同時に神子森、葛谷方面行きの路線バスがイオンモール今治新都市へ乗り入れ開始。
- 2017年
- 9月 – 新宮〜天日間廃止。
- 11月 - シャディサラダ館小松店が閉店。
- 2018年
- 2月 - 本社を今治市片原町から今治市東門町に移転[16]。
- 3月 - 道後エクスプレスふくおか(松山・今治~北九州・福岡間)の運行に参入[17]。
- 2020年
- 7月 - 新居浜営業所が多喜浜営業所に移転統合。多喜浜営業所が新居浜営業所となる。
- 9月 - 加茂線を廃止。
- 2022年
- 1月 - 公式Twitterを開設。
- 9月 - オレンジハイツ線を廃止。
- 2023年9月 - 今治~葛谷線、神子森線、今治小松線を廃止。
- 2024年
- 6月 - バスロケーションアプリ「LAC(らく)バス」を導入し、正式公開を開始[18]。
営業所
編集- 今治営業所
- 愛媛県今治市東門町二丁目。隣接停留所も同名称。
- 周桑営業所
- 愛媛県西条市小松町新屋敷 隣接停留所も同名称。乗車券発売所がある。
- 新居浜営業所[19]
- 愛媛県新居浜市多喜浜二丁目。隣接停留所を持たない。「せとうち整備新居浜」敷地内にある。
- 新居浜営業所が同市新田町に存在していた当時は多喜浜営業所として所在していたが、2020年7月に新田町の営業所閉鎖及びバスターミナル特化に伴い、移転統合の形で新居浜営業所となり、乗車券類の販売取り扱いも開始された。
- 観光車・大型車・中型路線車が夜間停泊する[注釈 1]
- 川之江営業所
- 愛媛県四国中央市川之江町。最寄り停留所も同名称で、車庫敷地内にある。待合所と乗車券発売所がある。
- 広島営業所
- 広島県東広島市黒瀬町楢原。観光バス専業の営業所。
廃止された営業所など
編集- 西条車庫(出張所) 停留所名「西条車庫前」
- 停留所名は「西条済生会病院前」停留所に変更。跡地は同院の駐車場となった。
- 小松営業所
- 周桑営業所への統合移転後もバスターミナルは残っている。停留所名は「小松町役場前」を経て「小松総合支所前」[注釈 2]に変更。
- 壬生川車庫
- 周桑営業所への統合移転後もしばらくバスターミナルは残っていた(停留所名「壬生川」)。現在は停留所自体が廃止されている。現在のそごうマート三津屋店の場所にあった。
- 菊間営業所
- 現在は「菊間」停留所。
- 土居車庫
- まるがめボート無料送迎バスのかつての停留所に「旧土居車庫前」の記載が残っていたが、詳細は不明。
- 新居浜営業所(旧)
- 愛媛県新居浜市新田町二丁目。
- 多喜浜営業所への移転統合前までは、同地に新居浜営業所が存在していた。旧営業所の隣接停留所は住友別子病院への最寄り停留所だったこともあり、停留所名は長らく「住友病院前」とされ、住友病院前終着のバスは営業所敷地内での降車となっていた。同病院が建て替えられた際に敷地内にバスの乗り入れが可能なロータリーが設けられ、2018年3月20日より運用開始したことで「住友病院前」停留所が「住友別子病院」停留所に改称の上で病院敷地内に移転し、旧停留所は新たに営業所名である「新居浜営業所」と改称して停留所機能を維持した。特急松山線の停車及び神戸・大阪行き、東京行きの各高速バスの客扱機能は新停留所には移転せず、そのまま「新居浜営業所」停留所が受け持った。
- 営業所の建物内には待合所があり、乗車券類は同じ建物内にある「せとうち観光社」で瀬戸内運輸発行のほぼ全種類の乗車券を扱っているが、新居浜営業所事務所でも高速バスと区間式回数券・組み合わせ回数券など一部券種の購入が可能だった[注釈 3]。
- 2020年7月に多喜浜営業所へ移転統合して旧営業所は閉鎖となり、せとうち観光社は敷地内に新設された店舗に移転した。停留所機能は引き続き維持し、名称を「新居浜西バスターミナル」と変更して営業所移転前と同じ路線を取り扱っている。旧営業所の建物は解体され、2021年4月に跡地の一部にバス待合所を兼ねたイートインスペースがあるローソンが開店。新居浜駅・川之江方面及び高速バスの乗り場が道路上からローソン横に変更された。西条市・今治市方面、特急松山市駅・JR松山駅前便の乗り場と高速バスの降り場は引き続き住友別子病院側の車線の道路上に設けられた停留所で扱っている。
- 新居浜市内の主要路線の始終点としての機能は移転後も維持しているため、営業所閉鎖後も暫くは車庫機能を残して夜間はほぼ中型路線車のみが停泊する[注釈 4]形式をとっていたが、後に一時停泊機能のみに改められる事となり、始発便及び最終便の運行前後で多喜浜の現営業所から新居浜西バスターミナル間を回送運転する形がとられている。こうした名残から、「住友病院前→新居浜営業所」、「新居浜営業所→新居浜西バスターミナル」と2度の停留所名改称後も、当該停留所終着路線の行き先表示・車内放送では当初は「住友病院前」、「住友病院前行き」と案内され、後に「住友別子病院」、「住友別子病院行き」と案内されているが、これらの路線は全便「新居浜西バスターミナル」が終点となる。
路線
編集高速バス
編集パイレーツ号
編集共同運行会社:東急バス(2024年4月1日 - )
- 2015年9月30日までは京浜急行バスが、2016年4月15日〜2024年3月31日までは東急トランセが担当。
- 運行区間
- 渋谷マークシティ - 二子玉川ライズ - 新居浜 - 今治駅前 - 今治桟橋(今治港)
- 路線沿革
- 1989年7月14日 - 品川BT・浜松町BT発着で運行開始。当初は京浜急行電鉄(当時)との共同運行で、当時は所要時間が日本最長(13時間)のバス路線であった[20]。
- 1997年7月19日 - 今治国際ホテル経由に変更。
- 2005年12月1日 - 東京側の運行会社を京浜急行バスから京急観光バスへ移管。
- 2008年3月16日 - 京急観光バスの会社清算に伴い、東京側の運行会社を京浜急行バスへ再移管。
- 2008年7月16日 - 新名神高速道路経由に経路を変更、それに伴い上下便とも出発時刻を20分繰り下げるダイヤ改正を実施。
- 2015年10月1日 - 前日をもって京浜急行バスが撤退、瀬戸内運輸の単独運行となる。京浜急行バスは東京側の運行支援のみ継続。
- 2016年4月15日 - 東急トランセ(下馬営業所)が共同運行に参入し、東京側の終点を渋谷マークシティに変更(二子玉川ライズ経由。品川と浜松町は廃止)。同時に運賃改定[21][22]。これにより、京浜急行バス側の運行支援は終了。
- 2018年10月1日 - 今治駅前への乗り入れを開始、今治国際ホテルへの停車を廃止[23]。
- 2024年4月1日 - 東急トランセの吸収合併により、同社担当便を東急バスが継承。
いしづちライナー
編集しまなみライナー
編集道後エクスプレスふくおか
編集主な一般路線バス
編集JR伊予西条駅前に位置する停留所名は、旧国名を省略して「西条駅前」と呼称する。なお西条駅は広島県に存在する。
中距離系統
編集おおむね特急系と営業所間をまたぐもの。
- 特急 大三島(宮浦港) - 今治桟橋 - 今治駅前 - 松山市駅 (今治営業所担当)
- しまなみ海道開通前は今治-松山間を終日30分間隔で運行していた時代もあった。
- 今治-大三島間は子会社の瀬戸内海交通が急行便を運行している。
- 大三島の島内では特急便は宮浦港・大山祇神社・井口港・大三島BS・上浦BSにのみ停車し、瀬戸内海交通が運航する急行便及び島内バス(各停便)よりも停車地が少ない。
- 伊予鉄バスとの共同運行路線であったが、同社は2006年9月30日を以て路線を廃止、瀬戸内運輸単独運行となった。
- 2006年10月1日今治駅-松山市駅1,000円などに値下げ。また旧北条市内の経路をバイパス経由に変更。
- 2008年10月1日より、国道196号(菊間・北条経由)から国道317号(玉川経由)に経路変更。
- 経路変更時は松山宮浦港間3往復のみであったが、増発や区間便の設定が毎年行われ、2013年8月1日現在、大三島-松山間が1日4往復、他に7往復今治-松山の区間便が設定されている。前述の急行便をあわせ、大三島-今治間は20往復(学校長期休業時を除く平日)となる。
- 車両は、ハイデッカーの高速・観光仕様車が運用に就く。
- 特急 新居浜駅 - 新居浜営業所前 - 西条駅前 - 小松総合支所前 - 川内 - 四国がんセンター - 松山市駅 - JR松山駅
- 伊予鉄バスと共同運行。瀬戸内運輸担当便は新居浜営業所が担当。
- 桜三里(国道11号)経由。予讃線に比べると短絡ルート。並行する松山自動車道を利用しない。通過停留所がある上、かつて急行便があった名残で全便特急を名乗る。特急料金は不要。伊予鉄バス川内線ほかと、せとうちバス各線の一般路線の停留所を併用するが、停車しない停留所がある。
- 2006年9月1日に運賃の値下げが実施された。新居浜駅 - JR松山駅間1,500円など。
- 2013年10月1日より、(新居浜)市役所前 - 住友病院前間の経路を昭和通りから平和通り経由に変更。これにより、新たにリーガホテル前に停車し、元塚・登道・西原町3丁目には停車しなくなる。新居浜駅の発車時刻が、一部便を除き、毎時20分から毎時30分に変更される。
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 河原津 - 小松総合支所前 - 西条駅前 - 住友病院前 - 新居浜駅 (主に周桑営業所担当)
- 周桑営業所 - 小松総合支所前 - 西条駅前 - 住友病院前 - 新居浜駅 - マイントピア別子
- 平日・土曜のみ運行。日曜・祝日は代わりに住友病院前 - マイントピア別子の区間便を運行。
- 2013年10月1日より、マイントピア線の全便、山根線の一部便が愛媛労災病院経由となる。この経路変更により、新居浜駅から愛媛労災病院に直接アクセスできるようになった。
- 住友病院前 - 新居浜駅 - 土居 - 三島 - 川之江営業所 (新居浜営業所と川之江営業所が担当)
今治市周辺
編集- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 波止浜 - 波方港北 - 西浦 - 小部 - 波止浜 - 今治駅前 - 今治桟橋 - 今治営業所
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 波止浜 - 小部 - 西浦 - 波方港北 - 波止浜 - 今治駅前 - 今治桟橋 - 今治営業所
- 「渡し場」経由(系統番号⑤)、郷山経由(系統番号③)がある。
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 阿方 - 大西 - 星之浦海浜公園 -亀岡 - 太陽石油前 - 菊間
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 近見 - 小浦 - 展望台入口 - 大浜南 - 今治駅前 - 今治桟橋 - 今治営業所
- 今治営業所 - 今治駅前 - 馬越 - 小泉 - イオンモール今治新都市
- 一部、イオンモール直行便、岡山理科大学今治キャンパス・しまなみヒルズ経由便有り。また玉川支所からイオンモール今治新都市を経由せずに今治駅前などに向かう便もある。
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 立花 - 中寺 - 下朝倉 - 朝倉支所前
- (系統番号② 桜井団地循環)今治桟橋 - 今治駅前 - 馬越 - 桜井団地 - 唐子台口 - 済生会病院前 - フジグラン前 - 今治営業所 - 今治駅前 - 今治桟橋
- (系統番号① 唐子台循環)今治桟橋 - 今治駅前 - 今治営業所 - フジグラン前 - 済生会病院前 - 唐子台口 - 桜井団地 - 馬越 - 今治駅前 - 今治桟橋
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 唐子浜 - 浜桜井 - 今治駅前 - 今治桟橋 - 今治営業所
新居浜市・西条市周辺
編集- 西条済生会病院前 - 西条駅前 - 石鎚ロープウェイ前 - 西之川
- 住友病院前 - 新居浜駅 - 中萩駅前 - 西条駅前 - 西条済生会病院前
- 国道11号経由で、新居浜西部地区と新居浜市内中心部・住友病院前あるいは西条市(西条駅前 - 西条済生会病院前)を結ぶ、U字型路線。
- 特急新居浜 - 松山線、新居浜 - 今治線、マイントピア別子 - 周桑営業所線、パイレーツ号、いしづちライナー号は、住友病院前 - 西条済生会病院前間は産業道路を経由する。** 愛媛県総合科学博物館経由便・南高入口経由便あり。
- 広瀬公園 - 西之土居 - 住友病院前 - 十全総合病院前 - 労災病院 - 垣生 - 多喜浜駅
- 住友病院前 - 多喜浜駅の区間便あり。
- 住友病院前 - 十全総合病院前 - 新居浜駅 - 平形 - 多喜浜駅 - 黒島
- 住友病院前 - 労災病院(一部便) - 新居浜駅 - 山根グラウンド - マイントピア別子
- 平日は周桑営業所から同区間に直通する便もある(上記参照)。
- 山根グラウンド止まりの便あり。
- 新居浜駅 - イオンモール新居浜(シャトルバス) (新居浜営業所担当)
- 直行便で、運賃は片道210円である。昭和通り・平和通りを経由する一般路線バスの両停留所間の運賃250円に比べ割安。
- 2007年4月1日より土曜・日曜・祝日のみの運行、さらに2012年以降は日曜・祝日のみの運行となった。平日および土曜日は上記の住友病院前行など、同モールを経由する路線バスの利用となる。
新居浜太鼓台祭りシャトルバス
編集2007年の新居浜太鼓台祭りにおいて「西条まつり・新居浜太鼓祭り観光ブランド化推進実行委員会」による無料シャトルバスが運行され、新居浜営業所が運行を担当した。運行経路は次の通り。
- 新居浜駅前 - 市営球場 国領川河川敷 川西・川東・川東西部地区統一かきくらべ会場
- 通常路線バスの直通系統が無く、元塚で乗換となる区間を直通で結んだ。
- 新居浜駅南口 - 山根浄水場(マイントピア線臨時山根グラウンドと同一箇所)山根グラウンド上部地区統一かきくらべ会場
- 祭り見学時間帯に有効な路線バスが極少だった区間を補完した。通常バスが発着しない新居浜駅南口を活用し、楠中央通りを避けたことで、見物客のマイカーや移動する太鼓台による渋滞を極力回避したことが特徴。
四国中央市周辺
編集※JR四国バス川池線代替バス(新宮 - 霧の森を除く)
フリー乗降バス
編集山間部・閑散部を中心に、フリー乗降区間を有する路線がある。公式サイトには明記されていないが、該当路線では車内放送で案内がある。
- マイントピア別子線:山根グラウンド - マイントピア別子間
- 西之川線:船形橋 - 西之川
- 新宮・霧の森線:三角寺口 - 新宮 - 霧の森間
オレンジフェリー連絡バス
編集路線乗合バスを大阪南港-東予港間のオレンジフェリーに接続する連絡バス(貸切)併用として運行している便がある。東予港での乗降客は運賃無料、それ以外の停留所相互間の利用者は一般路線バス同様運賃を支払って利用できる。
東予港ゆきは予約不要だが、今治・新居浜ゆきは大阪南港乗船券発券所か船内の案内所で乗車整理券を受け取る必要があり、整理券がない場合は乗車できないこともある[注釈 5]。
次の2路線が運行されている[24]。
- 新居浜・西条方面
- 新居浜駅 - 東町 - 住友病院前 - 西条駅前 - 小松総合支所前 - 東予港
- 東予港行は新居浜・西条方面から小松方面への最終便を兼ねる。停留所名は「東予港」だが方向幕は「オレンジフェリー」を表示する。同区間のせとうちバスの各停留所に停車する。
- 新居浜駅 - 東町 - 住友病院前 - 西条駅前 - 小松総合支所前 - 東予港
- 今治方面
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 桜井 - 河原津 - 壬生川駅 - 小松総合支所前 - 東予港
- 同区間のせとうちバスの各停留所に停車する。
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 桜井 - 河原津 - 壬生川駅 - 小松総合支所前 - 東予港
車両は新居浜、西条方面は路線用の中型車または大型車(中乗り・前降り)、今治方面は特急バス用車両が使用される。また繁忙期にはオレンジフェリーが独自でワゴン車を出し、今治桟橋 - 東予港で直通運行するなどの対応がとられる。路線バス併用という特徴上、バスもしくはフェリーが遅延した場合も、接続するフェリー・バスは定刻に出発する。
なお、フェリー連絡バスには自転車の持ち込み(輪行)はできない[25]。
定期路線バス併用の接続バス以外に、壬生川駅ゆき直行便も瀬戸内運輸が運行している。こちらもフェリー客は運賃無料で、着岸時と船内滞留時間終了時刻である7時の2回運行される。この路線は船内発行の整理券なしで利用できる。かつては東予港から新居浜市内主要停留所経由の新居浜東港ゆきバスが運行されていたが、現在は運行されていない。また、おれんじえひめ就航前日の2018年8月24日までは、東予港から住友病院前(現在の新居浜西バスターミナル)と新居浜駅のみ停車の直行バスが運行されていた。
かつて運行していたバス路線
編集- しまなみライナー(新尾道駅 - 今治桟橋)
- 瀬戸内しまなみリーディング・中国バス・本四バス開発と共同運行していた。廃止後は因島大橋での乗り換えを呼びかけている。また、今治・尾道間の乗り継ぎ乗車券も販売されている。
- 七田 - 佐野 - 阿波池田駅
- 新宮 - 天日
- 川之江営業所 - 三島駅前 - 富郷 - 別子橋 - 別子山支所(新居浜市役所別子山支所前)
- 川之江営業所 - 川之江駅 - 余木 - 鳥越(余木崎線)
- 西条済生会病院前 - 西条駅前 - 中之池 - 川来須 (加茂線)
- 周桑営業所 - 小松総合支所前 - 禎瑞 - 西条駅前 - 下島山 - オレンジハイツ
- 新居浜東港 → 新居浜駅 → 住友病院前
- フェリー連絡バスだが運賃有料だった。オレンジフェリー大阪航路が新居浜東港を経由しなくなったため廃止。
- 菊間営業所 - 西山
- 菊間営業所 - 浅海 - 北条本町
- 今治営業所 - 今治駅前 - 延喜 - 大西 - 山之内
- 今治営業所 - 今治駅前 - 近見山
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 馬越 - イオンモール今治新都市 - 玉川支所 - 鈍川温泉 - 神子森
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 馬越 - イオンモール今治新都市 - 玉川支所 - 竜岡 - 木地口 - 葛谷
- 今治営業所 - 今治桟橋 - 今治駅前 - 志々満原 - クアハウス今治 - 三芳 - 小松総合支所前
- 廃止後に運行区間を浜桜井までに縮小し、桜井線(今治営業所~浜桜井~今治営業所)が開設された。
- 今治陸地部観光周遊バス「高虎号」
- 2006年4月より運行を開始した。今治城を築城した藤堂高虎が名前の由来である。日曜日のみ1日5便を運行している(12月から2月は運行休止)。車椅子のほか自転車の搭載が可能である。乗車券は1日乗り放題で大人1人500円、当日中に限り今治市内の指定された路線・区間の一般路線バスに片道1回乗車可能である。
- 以前は土日祝日運行していたが、2010年4月より日曜のみとなり、経由地が変更され、野間馬ハイランド・来島海峡展望館を経由しなくなった。
- 2013年度に「しまなみ海道彩りバスツアー」が開始することとなり運行終了。
- ルートは以下の循環系統であった。
- 島嶼部観光周遊バス「鶴姫号」
- 2010年より運行を開始した。日曜日・祝日に1日1便を運行している(12月から3月は運行休止)。自転車の搭載が可能である。
- ハイデッカー車両で運行され、車体には来島海峡大橋や大山祇神社などの絵が描かれている。また、地域のボランティアによるガイドも行われている。
- 2011年よりこれまでの日曜日に加え祝日も運行を開始し、今治桟橋・今治国際ホテルを経由しなくなった。
- 2013年度に「しまなみ海道彩りバスツアー」が開始することとなり運行終了。
- ルートは以下の循環系統であった。
- 今治駅→亀老山展望公園→潮流船乗り場(村上水軍博物館)→マリンオアシスはかた→鶏小島キャンプ場→道の駅今治市多々羅しまなみ公園→大山祇神社→道の駅今治市多々羅しまなみ公園→今治駅
運賃割引制度
編集回数券
編集- 一般路線用
- 組み合わせ回数券
- 1冊2000円で2200円分の金額券がつづられており、車内販売も行っている。高速バスでは利用できないが、瀬戸内海交通の大三島 - 今治線、せとうち周桑バスでも利用できる。有効期限はない[26]。
- 金額式回数券
- 10枚分の値段で11枚つづり。有効期限はない。50円券から690円券まで発売。
- 区間式回数券
- 普通運賃710円以上の区間で、区間を指定して発売される。
- 710円以上1,000円以下の区間は、6枚分の運賃で5枚つづり。有効期限はない。
- 1,010円以上の区間は4枚つづりで普通運賃の2割引。有効期限なし。途中下車前途無効。
- 新居浜 - 松山特急線の区間式回数券は、伊予鉄バス運行便でも共通利用できる。伊予鉄バスも発売しており、共通使用が可能だが、伊予鉄バス発行分は有効期限が発行日から3ヶ月となっている[27]より。定期券は発行会社のバスのみ利用できる。
- 往復乗車券
- 普通運賃710円以上の区間で、区間を指定して発売される。1000円までの区間は1割引き。1010円以上の区間は1.5割引。
- 高速路線バス専用回数券
- 広島線、福山線、神戸・大阪線は4枚つづりで共同運行会社と共通利用可能。
- 東京線は2枚つづりと4枚つづりがあり、共同運行会社と共通利用可能。6か月有効。
- 広島線、福山線には往復割引乗車券があるが、神戸・大阪線と東京線にはない。
障害者割引
編集- 身体障害者、知的障害者、精神障害者とも障害者手帳提示で運賃が半額となる。身体障害者手帳、療育手帳は組み合わせ回数券が利用可能だが、精神障害者保健福祉手帳は支払いが現金のみで高速バス・特急バスは割引対象外[28]。
車両
編集路線車
編集一部の路線・便を除き、運行車両を中型車で統一している。自社発注の中型車はセミハイバックシートが標準装備となっている。
西条市中心部から石鎚山へのアクセス路線には、観光タイプと同じ足回りを持つエアサス車および、9mの観光タイプ車両の三菱ふそう・エアロエースショートタイプを充当して、他の一般路線との差別化を図っている。
1998年には愛媛県内のトップを切ってワンステップバス導入を実施した。ワンステップ車両の比率は高いが、車椅子に乗ったまま乗車できる車両は車椅子マークのある車両に限られる。これ以外の車両はワンステップバスであっても、準ワンロマ仕様で車椅子搭載スペースやスロープの設備がない。一部路線では、車椅子用リフト付きマイクロバスによる運行もある。
中型車は三菱ふそう・エアロミディと日野・レインボー、ワンステップバスは三菱ふそう・エアロミディと日野・レインボーIIを導入している。
ノンステップバスの導入はなかったが、2017年には東京線の夜行高速バスの共同運行を始めた縁で、今治営業所と新居浜営業所に東急バスからエアロミディノンステップが中古導入された。また、阪神バスからの移籍車でいすゞ・ジャーニーKと日野レインボーも在籍している。ハイバックシートでなく、メモリブザーも阪神バス時代のものを使用している。
2018年に日野レインボー(2代目)を新製配置し、翌2019年には日野レインボーの「みきゃん」ナンバー付車両を導入した。
大型車は全車移籍車で、かつては宇野自動車からの移籍車が在籍していたが、2000年代で除籍された。2020年現在は阪神バスからの移籍車の日野ブルーリボンシティが今治営業所に2台、周桑営業所に1台在籍している。
特急便(大三島線・新居浜松山特急線・今治松山線)には、エアロバス(トイレなし)が中心に運用される。オレンジフェリー連絡バスなど他路線の運用に入ることもある。今治営業所では元阪神バスの西日本車体工業製車体のバスも運用されている。新居浜松山特急線には日野・セレガ(みきゃんナンバー)も導入されている。古くは特急路線で日産ディーゼル車の運用も見られたが、1990年代までに廃車されている。
行先表示装置は、路線バス・高速バスとも方向幕式と、近年導入された車両を中心にLED式のものが共存する。側面行先表示器の設置がなくサボを使う車両もある。放送装置は、8トラックと音声合成式が混在しているが、音声合成式順次に置き換えられている。
- 主力車種
高速車
編集- 三菱ふそう車・日野車
- 『パイレーツ号』東京線はエアロエースでセンタートイレ・乗務員仮眠室付き3列シート車。後続便はエアロクィーンが運用につく。(東急トランセと共同運行) また、福岡線用の日野セレガも東京線に入ることがある。
- 『いしづちライナー』大阪線昼行便はエアロクィーンまたはエアロバス/エアロエースのリアトイレ付き4列シート車。高速車塗装。夜行便はエアロエースでセンタートイレ・乗務員仮眠室付き3列シート車。後続便はエアロクィーンが運用につく。(阪神バスと共同運行)
- 『しまなみライナー』福山線は、阪神バスから移籍した三菱ふそうエアロクィーン、日野セレガで運用。また、広島線に後続便としてエアロクィーンが運用される場合は特急バスのエアロバスなどが代わりの運用につく。なお、時々、いしづちライナー用のエアロエース がしまなみライナーとして運用される。
- 『しまなみライナー』広島線は、エアロバスのトイレ付きが運用につく。後続便はエアロクィーンやエアロバスのトイレなしが運用される。2019年8月頃から東急バスから譲り受けたエアロエース トイレ付きが運用に入っている。また、ナンバーはみきゃんナンバー。なお、フロントガラス上の緑のラインはない為、いしづちライナーへの運用、後続便の運行は考えられていない様子。なお、時々、いしづちライナー用のエアロエース がしまなみライナーとして運用される。また、上記の車両が車検などで運用につけない時は、エアロバス が運用される。
- 2018年新規参入路線の松山と福岡を結ぶ道後エクスプレスふくおか便に瀬戸内運輸初、日野セレガの新車を導入。フロント部に「SETOUCHI」の文字が輝いている。
特急車
編集- 三菱ふそう車・日野車
- エアロバス/エアロクィーン(トイレなし)ほぼ高速車塗装車に統一されているが、貸切の旧デザイン塗装車も走っている。2019年には日野セレガが導入されている。
貸切車
編集- 三菱ふそう車
大型車両は三菱ふそう・エアロクイーン(スーパーハイデッカー)またはエアロバス/エアロエース(ハイデッカー) で統一されている。新デザインの塗装を施したエアロクイーンには「SETOUCHI QUEEN」の愛称がつけられ車体側面に記されている。またエアロエースには「SETOUCHI BUS」と車体側面に記されている。中型車両は三菱ふそうエアロエースショートタイプ、小型車両はマイクロバスの三菱ローザがある。
関連会社
編集関連子会社として9社を擁する。
- 瀬戸内海交通
- せとうち周桑バス
- 石鎚登山ロープウェイ
- せとうち整備今治
- せとうち整備新居浜
- せとうち観光社
- せとうち総業
- 瀬戸内タクシー(株)(今治市)
- 瀬戸内タクシー(有)(松山市) - 瀬戸内タクシー株式会社とは「瀬戸内タクシー」という社名や車両保有数(26台)まで同じであるが、全くの別会社。
かつて存在した主な会社
編集- かつて今治市に、髙島屋(大阪)が瀬戸内運輸と共同で「せとうち髙島屋」(のちに今治髙島屋と改称)を開店したが、売上低迷により閉店。閉店後、「髙島屋前」バス停は「今治バスセンター」に改称された。なお、跡地は駐車場となっている。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 役員一覧 - 瀬戸内運輸株式会社 2021年6月30日
- ^ a b c d e f g h i j k l 瀬戸内運輸株式会社『第145期(2020年4月1日 - 2021年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2021年6月30日。
- ^ a b 「2011年度(第136期)有価証券報告書」、瀬戸内運輸株式会社
- ^ 愛媛県地史誌Ⅰ(総論) えひめの記憶、2012年5月20日閲覧。
- ^ 瀬戸内運輸 生涯学習情報提供システム、2016年9月24日閲覧。
- ^ 『瀬戸内運輸50年の歩み』315頁、瀬戸内運輸株式会社、1993年
- ^ 『バスジャパン ガイドブック 10 瀬戸内運輸』30頁、BJエディターズ/星雲社、1996年
- ^ 『松山史料集 第13巻 年表・近世8・近現代5』413頁、松山市、1988年
- ^ 『松山史料集 第13巻 年表・近世8・近現代5』420頁、松山市、1988年
- ^ 『瀬戸内運輸50年の歩み』322頁、瀬戸内運輸株式会社、1993年
- ^ 『バスジャパン ガイドブック 10 瀬戸内運輸』32頁、BJエディターズ/星雲社、1996年
- ^ 『瀬戸内運輸50年の歩み』327頁、瀬戸内運輸株式会社、1993年
- ^ 『瀬戸内運輸50年の歩み』209頁、瀬戸内運輸株式会社、1993年
- ^ 『愛媛新聞』1993年3月30日朝刊「鈍川温泉ホテル経営権『ムーブ』に移譲へ」
- ^ 『菊間町誌(続編)』417頁、菊間町、2004年
- ^ 瀬戸内運輸株式会社「2017年度(第142期中)半期報告書」
- ^ 高速乗合バス松山福岡線「道後エクスプレスふくおか号」今治市内停留所新設と弊社共同運行参入について 瀬戸内運輸株式会社
- ^ せとうちバス路線エリアにバスロケーションアプリ「LAC(らく)バス」を公開 - 瀬戸内運輸株式会社・株式会社ハートネットワーク、2024年6月12日閲覧。
- ^ 『ゼンリン住宅地図 STARMAP 愛媛県新居浜市』、ゼンリン
- ^ 「都市間夜行輸送の新しい潮流 長距離夜行バスのトレンド」『鉄道ジャーナル』1989年10月号
- ^ 今治〜東京(渋谷・二子玉川)線を、4月15日から運行開始します せとうちバス、2016年3月14日
- ^ 渋谷マークシティ・二子玉川ライズ・楽天クリムゾンハウス - 三島・川之江IC・新居浜営業所・西条登道・壬生川駅前・今治(国際ホテル・今治桟橋) 東急バス、2016年4月15日
- ^ 「今治駅前(JR四国 予讃線)」へ乗り入れます![高速バス 渋谷⇔今治][夜行高速バス]渋谷・二子玉川~四国中央・新居浜・西条・今治線 2018年10月1日(月)実施 東急バス、2018年8月31日
- ^ アクセス オレンジフェリー
- ^ “連絡バス|関西航路|航路・時刻表・のりば案内|オレンジフェリー|四国開発フェリー株式会社”. www.orange-ferry.co.jp. 2019年5月6日閲覧。
- ^ [1] せとうちバス
- ^ 「新居浜松山特急線」時刻表ページ せとうちバス
- ^ “路線バスの障がい者・介護者の運賃割引について”. せとうちバス. 瀬戸内運輸株式会社. 2019年5月6日閲覧。
参考文献
編集- 『バスジャパンハンドブックシリーズ 10 瀬戸内運輸』BJエディターズ/星雲社、1996年10月1日。ISBN 4-7952-7785-0
- 「瀬戸内運輸 有価証券報告書(第135期)」
- 愛媛県史 社会経済3 商工(昭和61年3月31日発行)三 瀬戸内運輸 データベース『えひめの記憶』、愛媛県生涯学習センター、2023年2月11日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- せとうちバス 瀬戸内運輸株式会社 - 公式サイト
- 瀬戸内運輸 (@Setouchi_Bus) - X(旧Twitter)