水澤寺
群馬県渋川市にある寺院
水澤寺(みずさわでら)は、群馬県渋川市にある天台宗の寺院。山号は五徳山。院号は無量壽院[1]。本尊は十一面千手観世音菩薩[2]で、坂東三十三観音第16番札所である。
水澤寺 | |
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観音堂 | |
所在地 | 群馬県渋川市伊香保町水沢214 |
位置 | 北緯36度28分45.6秒 東経138度56分43秒 / 北緯36.479333度 東経138.94528度座標: 北緯36度28分45.6秒 東経138度56分43秒 / 北緯36.479333度 東経138.94528度 |
山号 | 五徳山 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 十一面千手観世音菩薩 |
創建年 | (伝)推古天皇朝 |
開基 | (伝)恵灌 |
別称 | 水澤観音 |
札所等 | 坂東三十三観音第16番 |
文化財 |
六角二重塔(県指定文化財) 仁王門・観音堂・阿弥陀如来像(市指定文化財) |
公式サイト | 五徳山 水澤観世音(水澤寺) |
法人番号 | 1070005005557 |
本尊真言:おん ばざら たらま きりく そわか
ご詠歌:たのみくる心も清き水沢の 深き願いをうるぞうれしき
歴史
編集この寺の創建年代については不詳であるが、飛鳥時代に上野国の国司・高光の開基により創建されたと伝えられる[3]。南北朝時代の『神道集』巻第七第四十二「上野国第三宮伊香保大明神事」にも「水沢寺」の寺号と高光中将の未亡人伊香保姫が千手観音を祀って夫の菩提を弔ったことが記述される[4]。明暦4年(1658年)に没した尊秀法印を中興開基一世とし、慶安2年(1649年)に江戸幕府から朱印状25石が与えられた[1]。
境内
編集- 本堂(観音堂) -県指定重要文化財。
- 六角二重塔(輪蔵) -県指定重要文化財。 六地蔵と大日如来が安置されている。宝暦5年(1775年)~天明7年(1787年)の間の建造[1]。
- 鐘楼
- 仁王門 -県指定重要文化財。
- 納札堂 - 不動明王が安置されている。
- 釈迦堂
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本堂
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六角堂
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鐘楼
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仁王門
文化財
編集群馬県指定重要文化財
編集- 六角二重塔
- 観音堂・仁王門[5]
渋川市指定文化財
編集- 阿弥陀如来像[6]
所在地
編集群馬県渋川市伊香保町水沢214
交通アクセス
編集前後の札所
編集脚注
編集- ^ a b c 村田, 敬一『群馬の古建築―寺社建築・民家・近代化遺産・その他―』みやま文庫、2002年、56-58頁。
- ^ 水澤観世音について
- ^ “国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2023年12月1日閲覧。
- ^ 伊香保町教育委員会 1970, p. 1050.
- ^ “群馬の文化財 - 群馬県ホームページ(文化財保護課)”. www.pref.gunma.jp. 2024年3月14日閲覧。
- ^ 渋川市ホームページ(指定文化財)
参考文献
編集- 伊香保町教育委員会 編『伊香保誌』伊香保町役場、1970年10月1日。