国道13号
国道13号(こくどう13ごう)は福島県福島市から秋田県秋田市に至る一般国道である。
一般国道 | |
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国道13号 | |
地図 | |
総延長 | 387.0 km |
実延長 | 387.0 km |
現道 | 326.1 km |
制定年 | 1952年(昭和27年) |
起点 | 福島県福島市 舟場町交差点(北緯37度45分8.93秒 東経140度28分17.81秒 / 北緯37.7524806度 東経140.4716139度) |
主な 経由都市 |
山形県米沢市、山形市、新庄市 秋田県湯沢市、横手市、大仙市 |
終点 | 秋田県秋田市 臨海十字路(北緯39度43分6.81秒 東経140度5分14.22秒 / 北緯39.7185583度 東経140.0872833度) |
接続する 主な道路 (記法) |
国道4号 国道48号 国道47号 国道46号 国道7号 |
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概要
国道13号は、米沢盆地・山形盆地・新庄盆地・横手盆地を縦断する幹線道路であり、山形県と秋田県内陸部の大動脈の役割を持つ。ほぼ全線でJR東日本奥羽本線が並行する。また、福島・山形の両県内では、整備中の東北中央自動車道とそれに並行する一般国道自動車専用道路が並行する。秋田県内では、東北中央自動車道に並行する一般国道自動車専用道路と秋田自動車道が並行する。
なお、起点にあたる舟場町交差点の手前には-0.5キロポストが設置されている。これは、福島市中心部において旧来は奥州街道がそのまま国道4号に指定されており、国道13号も奥州街道から分岐していたが、後に福島南バイパスが開通し国道4号の本線となったため、国道13号も福島南バイパスから分岐するかたちになるよう旧起点から東へ0.5 km延長した名残である。現在でも0 kmにあたる場所は旧起点の福島市本町(市道・奥州街道交点)であり、各キロポスト設置場所の変更も行われていない。
それからおよそ30年後には終点も、国道7号の秋田南バイパス完成に伴い国道7号旧道の一部を国道13号に編入するかたちで北に延伸。起点・終点ともに近接する旧1級国道のバイパス延伸でずれた歴史を持つ。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:福島市(杉妻町、舟場町交差点 = 国道4号、国道115号交点)
- 福島西道路側:福島市大森(福島県道362号南福島停車場線交点)
- 終点:秋田市(川尻町字大川反、臨海十字路 = 国道7号交点、秋田県道26号秋田停車場線終点)[2]
- 重要な経過地 : 米沢市、南陽市、上山市、山形市(和合町)、天童市、東根市、村山市(本飯田)、尾花沢市、山形県最上郡舟形町、新庄市、同郡金山町、秋田県雄勝郡雄勝町[注釈 2]、湯沢市、同県平鹿郡十文字町[注釈 3]、横手市、大曲市[注釈 4]、同県仙北郡協和町[注釈 4]
- 総延長 : 387.0 km(秋田県 149.8 km、山形県 204.4 km、福島県 32.8 km)[3][注釈 5]
- 重用延長 : なし[3][注釈 5]
- 実延長 : 387.0 km(秋田県 149.8 km、山形県 204.4 km、福島県 32.8 km)[3][注釈 5]
- 指定区間:福島県福島市杉妻町18番4 - 秋田県秋田市川尻町字大川反233番7(全線)
- 0キロポスト地点の場所は旧起点の福島市本町(市道・奥州街道交点)
歴史
国道13号は、江戸時代の羽州街道(福島 - 山形 - 秋田 - 青森)の一部に相当する。
年表
- 1885年(明治18年)の内務省告示第6号「國道表」では、羽州街道のうち山形市までが国道39号「東京より山形県に達する路線」(福島まで国道6号〈現国道4号〉と重複)、秋田市までが国道40号「東京より秋田県に達する路線」、残りの青森市までが国道41号「東京より青森県に達する別路線」となった。
- 1920年(大正9年)施行の旧道路法に基づく路線認定では、旧国道39号、国道40号、国道41号がそのまま国道5号「東京市より青森県庁所在地に達する路線」となった。
- 1952年(昭和27年)12月4日 - 新道路法に基づく路線指定では、秋田 - 青森間は新潟からの国道7号の一部となり、残りの福島県福島市 - 秋田県秋田市間が一級国道13号となった。
- 1962年(昭和37年)5月1日 - 米沢市万世町7841番の1から山形県最上郡舟形町大字舟形字向屋986番の2まで(山形県東置賜郡赤湯町大字長岡字西田中南630番から同町大字赤湯850番を経て同町大字赤湯字夷平2353の3までを除く。)が指定区間に指定される[4]、国道13号線初の指定区間。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正によって一級・二級の別がなくなり、一般国道13号となった。
- 1967年(昭和42年)7月31日 - 全線が指定区間となる[5]。
- 1973年(昭和48年)4月17日 - 国道4号福島南バイパス全線開通により、それまで国道4号に指定されていた平和通りが国道13号に指定されるに伴い、起点が本町交差点から東に500 m離れた舟場町交差点に変更される。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 秋田南バイパスの全線開通によって国道7号の経路が変更されたことに伴い、旧7号の一部区間を国道13号に編入。終点が秋田市茨島交差点から臨海十字路に変更される。
- 2015年(平成27年)4月1日 - 上山バイパスに並行している区間5.4 kmが国土交通省管理から山形県管理となり13号から山形県道102号南陽川西線と山形県道51号山形上山線に変更になる[6]。
- 2017年(平成29年)4月1日 - 南陽バイパスに並行している鍋田交差点から鳥上坂Y字交差点までの区間3.5 kmが国土交通省管理から山形県管理となり13号から国道399号に変更され、これに伴い赤湯バイパスの鍋田交差点から深沼交差点までの区間が13号となり、国道113号との重複区間になる[注釈 6][7]。
路線状況
別名
バイパス
東北中央自動車道
その他のバイパス
- 福島県
- 福島西道路(福島市)
- 山形県
- 秋田県
重複区間
- 国道113号(山形県東置賜郡高畠町深沼[注釈 7])
- 国道113号赤湯バイパス・国道399号(山形県高畠町深沼 - 南陽市鍋田)
- 国道48号(山形県山形市・飯田交差点 - 天童市・久野本交差点)
- 国道344号(山形県最上郡金山町金山 - 秋田県湯沢市・湯沢駅入口交差点)
- 国道108号(秋田県湯沢市上院内 - 湯沢市横堀・新万石橋交差点)
- 国道342号(秋田県横手市十文字町佐賀会・新古内交差点 - 横手市安田原町・安田交差点)
- 国道107号(秋田県横手市安田原町・安田交差点 - 横手市安田・婦気交差点)
- 国道341号(秋田県大仙市協和上淀川・上淀川橋交差点 - 上淀川交差点)
- 国道46号(秋田県大仙市・上淀川交差点 - 秋田市・臨海十字路)
道路施設
トンネル
- 信夫山トンネル(福島県福島市狐山 - 同市御山)
- 高平トンネル(福島県福島市飯坂町中野)
- 中野第一トンネル(福島県福島市飯坂町中野)
- 中野第二トンネル(福島県福島市飯坂町中野)
- 大滝第一トンネル(福島県福島市飯坂町中野)
- 大滝第二トンネル(福島県福島市飯坂町中野)
- 東栗子トンネル(福島県福島市飯坂町中野 - 同市大笹生)
- 西栗子トンネル(山形県米沢市板谷 - 同市大沢)
- 岩部山トンネル(山形県南陽市川樋 - 同市元中山)
- 猿羽根トンネル(山形県尾花沢市毒沢 - 舟形町舟形)
- 主寝坂トンネル(山形県金山町中田 - 真室川町及位)
- 及位トンネル(山形県真室川町及位)
- 雄勝トンネル(山形県真室川町及位 - 秋田県湯沢市上院内)
- 山口トンネル(秋田県湯沢市下院内)
- 東山トンネル(秋田県湯沢市横堀)
過去には秋田県河辺町北野田高野(現・秋田市河辺北野田高野) - 秋田市上北手古野に和田トンネルが存在したが、老朽化とバイパス工事のため埋められて廃止された。[要出典]
道の駅
道路情報ラジオ放送区間
- 福島市飯坂町平野(米沢方面)
- 米沢市万世町梓山(福島方面)
いずれも栗子峠の登り口に当たる区間であり、主に峠区間の気象・路面・工事情報を伝えている。
事前通行規制区間
区間 | 規制内容 |
---|---|
福島市飯坂町中野字爼石 - 米沢市万世町刈安字赤浜間 | 連続雨量180 mm以上の場合通行止 |
最上郡金山町外沢 - 最上郡真室川町及位間 | 連続雨量150 mm以上の場合通行止 |
地理
通過する自治体
交差する道路
- 福島県
- 山形県
- 東北中央自動車道米沢八幡原IC(米沢市万世町桑山)
- 国道121号(舘山バイパス)(米沢市窪田町窪田)
- 国道113号赤湯バイパス(南陽市鍋田、東置賜郡高畠町深沼・深沼交差点〈南陽バイパス〉)
- 国道113号(※国道113号重複 = 国道399号)(東置賜郡高畠町深沼・深沼交差点 - 〈重複〉 - 深沼〈南陽バイパス〉)
- 国道458号、 東北中央自動車道かみのやま温泉IC(上山市藤吾)
- 東北中央自動車道山形上山IC(上山市金瓶・山形市表蔵王)
- 国道112号(山形市飯田西・飯田交差点)
- 国道48号(山形市飯田西・飯田交差点 - 〈重複〉 - 天童市久野本・久野本交差点)
- 国道286号(山形市松山・松山交差点)
- 山形自動車道山形北IC(山形市千石・同市流通センター)
- 国道287号(東根市蟹沢)
- 国道347号(尾花沢市尾花沢)
- 国道47号新庄南バイパス・国道47号亀割バイパス(新庄市鳥越・亀割交差点)
- 国道47号(新庄市鳥越・鳥越交差点)
- 国道458号(新庄市五日町・五日町交差点)
- 国道344号(最上郡金山町金山 - 〈重複〉 - 湯沢市・湯沢駅入口交差点)
- 秋田県
- 国道108号(湯沢市上院内 - 〈重複〉 - 湯沢市横堀・新万石橋交差点)
- 国道398号(湯沢市表町・表町4丁目交差点)
- 国道397号(※東成瀬村方面へ国道342号と重複)(横手市十文字町佐賀会・新古内交差点)
- 国道342号(横手市十文字町佐賀会・新古内交差点 - 〈重複〉 - 同市安田・安田交差点)
- 秋田自動車道横手IC(横手市柳田〈湯沢横手道路〉)
- 国道107号(横手市安田・安田交差点 - 〈重複〉 - 同・婦気交差点)
- 国道105号大曲西道路(大仙市和合・和合IC)
- 国道105号(大仙市富士見町・富士見町交差点)
- 国道341号(大仙市協和上淀川・上淀川橋交差点 - 〈重複〉 - 同・上淀川交差点)
- 国道46号(大仙市協和上淀川・上淀川交差点 - 〈重複〉 - 秋田市川尻町・臨海十字路交差点終点)
- 秋田自動車道秋田南IC(秋田市上北手古野)
- 国道7号(秋田市川尻町・臨海十字路交差点)終点
主な峠
ギャラリー
-
国道13号 起点にある
「−0.5」キロポスト -
尾花沢北IC出入口
尾花沢新庄道路 -
山形県上山市中山付近
-
山形県米沢市
花沢歩道橋付近
南陽方面を撮影
脚注
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ 2005年3月22日に湯沢市、雄勝郡稲川町・皆瀬村と合併し、新・湯沢市となる。
- ^ 2005年10月1日に横手市・増田町・平鹿町・雄物川町・大森町・山内村・大雄村との合併により、新・横手市となる。
- ^ a b 2005年3月22日に大曲市と仙北郡6町1村(神岡町・西仙北町・中仙町・協和町・南外村・仙北町・太田町)が合併し、新・大仙市となる。
- ^ a b c d e f 2022年3月31日現在
- ^ この区間の国道標識は、13号と国道113号のものが並べて表示されている。
- ^ 南陽バイパスのみ
出典
- ^ “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月30日閲覧。
- ^ “路線起点終点調書” (PDF). 秋田県. 2019年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e f “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月2日閲覧。
- ^ 昭和37年政令第185号
- ^ 昭和42年政令第219号
- ^ 『国道13号上山バイパスに並行する現道区間(南陽市川樋地内〜上山市中山地内)が国の管理から山形県の管理になります。』(PDF)(プレスリリース)山形河川国道事務所・山形県県土整備部、2015年3月26日 。
- ^ 『国道13号南陽バイパスに並行する現道区間が国土交通省の管理から山形県の管理になります』(PDF)(プレスリリース)山形河川国道事務所・山形県置賜総合支庁、2017年3月29日 。