テネシー川
アメリカ合衆国の川
テネシー川(テネシーがわ、英: Tennessee River)は、アメリカ合衆国中東部、アパラチア山脈を流れる川で、オハイオ川最大の支流である。全長1,045km。流域面積は約10.6万km2で、7州にまたがる。
流路
編集テネシー州東部のノックスビルの東でホルストン川とフレンチ・ブロード川が合流してテネシー川となり、南西方向に流れてアラバマ州北部に達し、西にながれたのち北に向かってふたたびテネシー州に入り、ケンタッキー州パデューカ(Paducah)付近でオハイオ川に合流する。
利水
編集この川はかつて洪水が頻繁に発生し、また水深の差も大きく河川交通には適していなかったが、1933年以来TVA(テネシー川流域開発公社)計画によって洪水防止、水力発電、水運、工業用水などの目的で、30か所をこえるダムが建設され、開発が進められた。主要なダム湖にはアラバマ州のガンタースビル湖やフィーラー湖、テネシー、ケンタッキー両州にまたがるケンタッキー湖(Kentucky Lake)がある。
脚注
編集関連項目
編集- テネシー川流域開発公社 - 1933年に設立したアメリカ合衆国政府の機関。