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プログラミング言語Lisp入門からマルチメディアまで (ASCII SOFTWARE SCIENCE Language 16) 単行本 – 2001/9/1

4.3 5つ星のうち4.3 5個の評価

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商品の説明

商品説明

Lispは、記号処理などの抽象的データ処理を得意とするプログラミング言語。人工知能研究の分野を中心に使われ、成果を上げてきた。そのため、アカデミックな印象が強いのだが、本書は、Lispをアプリケーション開発のための汎用言語としてとらえ、Lispの基本はもとより、マルチメディア処理からインターネットにまで及んで解説した点で非常にユニークである。

本書の前半部分では、一般的なLisp処理系であるCommon Lispの基本文法の解説をしている。リスト構造、関数定義、制御構造、ファイル入出力など、プログラミングを行う上で必要な事項を、平易な例を用いながら解説している。Lispの文法は簡潔なので、初心者が学ぶべき項目は少ないといわれている。しかし、文法構造がC言語などとはかけ離れており、言語構造とデータ構造が密接に結びついているので、リンクとリストや二分木などの基本データ構造は、あらかじめ理解しておくことが望ましい。また、Lispのオブジェクト指向フレームワークである、CLOSについても取り上げている。

後半は、Lispを汎用的なアプリケーション開発に用いる試みとして、ウインドウ処理、イメージの描画、ユーザーインターフェース、サウンドの録音と再生、さらにテキストの音声変換を取り上げている。処理系として、Machintosh Common Lispを用いており、Macintosh ToolBoxが提供するさまざまな機能を、使いこなすことができるようになっている。最終章では、MIT AIラボで開発されたWebサーバーを用いて、プログラムを自己機能拡張させながら、CGI等の実現方法を解説している。CGIの主流はPerlやJavaであるが、本著ではLispで実現しており、人工知能分野との融合を期待させる。

Lispは「人工知能研究用言語」ととらえられることが多いが、本書はアプリケーション開発ツールとしての可能性を教えてくれる、貴重な1冊である。(福島紀行)

内容(「MARC」データベースより)

今だからLisp。記号処理だけじゃない、グラフィック、サウンド、WWWサーバーを含むLispプログラミングを徹底解説。計算機科学や人工知能の知識を前提とせず、平易な例を用いてLispを紹介する。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ アスキー (2001/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 750ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4756139264
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4756139269
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 5個の評価

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石丸 清登
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2005年10月31日に日本でレビュー済み
    ~この本は他の方も述べられているようにDigitool社のMacintosh~~ CommonLISP(MCL)のための本という色彩が強いです.とはいえ,MCLはMacのToolbox機能をLISP言語から利用できるという特殊なLispで過去十数年にわたってLispを使う研究者・プロトタイプ開発者に愛用されつづけているシステムでもあります.この本はLispの入門にはあまり向きませんが,そのMCLからのToolboxの機能の利用の仕方をかなり詳しく述べているという意味では,よく書けて~~いると思います.MCLをこれから使おうという人は読むべきでしょう.~
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2001年12月4日に日本でレビュー済み
    本書はLispの効率の良さ(プログラミング環境やプログラムのしやすさ)を解説している。しかし、問題なのは、特定の機種に依存していることだ。本書で使われているMacintosh CommonLispが使える人には便利だが、それ以外の多数の人たちには、流用できる例が少ない。Lispの教科書としても使いずらいようだ。しかし、分厚いのに安いのは魅力。MCLはMacintoshユーザなら、起動時間が限れれているデモ版が開発元から入手できるので、本書を手にして興味を持った人は試すと良いだろう。
    15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2002年1月21日に日本でレビュー済み
     じっくり読んだのは第2章までですが、この書籍は現在多くの書店で並べられているようなので、購入を検討している方の参考になればと思い少しコメントします。最後まで読み終えたらまたレビューします。
     この本は、はじめてLISPを学ぶ人には向いていないと思われます。著者はプログラミング言語が初めての読者にも十分に理解できると言っていますが、教授者なしで一人で学習することは無理でしょう。入口である最初の数章で、説明が簡略化されすぎているのです。
    この本は、LISPの基礎を一通り勉強した後に、最初の数章でざっと復習をして、他のLISPの本には書かれていない応用(グラフィックやGUI)を学ぶのに適した本です。じつは私が今そのように利用しています。
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