アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
具などもってのほか!ごまかし不要!これが本気のアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ!
このレシピの生い立ち
一番気を遣う料理です。そして何度作っても100%の成功はない。失敗しまくった結果、執念のみでこの方法に落ち着きました。
作り方
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1
気を引き締める。絶対うまいの食うぞ、と決意する。これが一番大事です。よし!という気持ちにならなきゃ作らない。
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2
まな板にアルミホイルを敷く。にんにくの匂いが移るのを防ぐためですが、気にならなきゃそのままで。
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3
にんにくの端と芽を落とし、包丁の背で押し潰す。あの香りは細胞壁が破壊されることにより生まれるそうです。
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4
押し潰したにんにくを更にみじん切り。フライパンに移し、一つまみの塩をふり、オイルを上から注ぐ。
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5
点火し、中火、ジューっと軽い音がしたら最も弱い火力に落としてフライパンを傾け、小さなオイル溜まりを作る。
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6
そのオイル溜まりに火が当たるようにし、鷹の爪を入れ、にんにくと鷹の爪からゆっくりエキスを抽出していく。
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7
にんにくからチリチリと小さな気泡が出ます。その状態で約5〜10分。ごく若干色付く程度で火を切り、鷹の爪を取り出す。
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8
ここでやっとパスタ鍋に火をつける。沸騰したら海水ぐらいの辛さに塩を入れる。舌で確認。オイル(分量外)を一まわし入れる。
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9
デジタル時計かタイマーを見やすい所に置く。パスタ投入、硬くてもよーくほぐす。
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10
茹で上がりは表示時間の1分前とする。そしてその更に1分前(つまり表示時間から二分前)までじっと待つ。
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11
茹で上がり1分前になったら、さっきの冷めたフライパンにお玉半分の茹で汁を入れ、点火する。
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12
ここから一番勝負。強火、グツグツ沸いた瞬間中火に落とし、フライパンを細かく前後に振りまくる。
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13
オイルと茹で汁が混ざり始め濁ってきたら、火から少し離してフライパンを細かく煽りまくる。トロリと白く乳化する。
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14
更に茹で汁をさっきと同量入れ、同じように乳化させる。火を切ってコンロに置き、パスタをざるに上げすぐフライパンへ。
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15
仕上げ用オイルを回し入れ、箸で麺を高速回転させてオイルソースと合わせる。たまに泡立てるように動かし空気とも触れさせる。
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16
高速回転の途中でツルツルからやや重い感触に変わったらうまく馴染んだサイン。そこでストップ。
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17
お皿に移し、鷹の爪を散らして完成です。熱いうちにどうぞ。
コツ・ポイント
茹で時間は表示時間1分前をちょっと過ぎても何とかなりますが、表示時間は絶対に過ぎないように。あとはできるだけ良い麺、良いにんにく、良いオイル、良い塩を。そこでケチったら本気が台無しです。