よく使用されている金属ファスナーの長さ調節の仕方をご紹介します。
私の自己流なので、このやり方が一般的とは限りません。
長さ調節をされる場合は自己責任でお願いします。
いろいろ試した中で、私が一番やりやすいと思っている方法です。
まず、用意するもの

平ペンチ(平やっとこ)、喰い切り、ファスナー上止め2つ
平ペンチは先端にギザギザのない平らな物がいいです。
上止めを付けるときに傷が付くことを気にせず作業できます。
喰い切りは、ニッパーでも代用可能ですが、ファスナーのムシを外すために
使用するので大きい物は向きません。
先端の小さいニッパーだったら使えるかと思いますが・・
ビーズ用のニッパーで試しにやってみたら
みごと、すぐにニッパーがダメになりました(泣)

小さく写っている、ファスナー上止め。
これがないと調節できないのでご注意くださいね。

あとは、ファスナー。
今回は20cmファスナーをお財布用に17cmに調節したいと思います。
ここから、調節の仕方です〜

ファスナーの出来上がりの長さに印を付けます。

ファスナー下止めの端から測ります。
今回は17cm。
印を付ける場所は、縫ったあとに隠れる生地端がおすすめです。

ファスナーを開きます。

喰い切りでファスナーのムシを外していきます。
このとき、ムシのひとつを横からはさんでカットします。
うまく切れたら「パキッ」といい音がします。
鈍い音がした場合にはきれいに切れておらず、
ムシはまだファスナーの生地に付いたままなので
無理に引っ張らずに、もういちど喰い切りではさんでカットします。

少し角度を変えてみましたが・・あまりかわらない!?
ペンチやニッパー、喰い切りではさんで引っ張って外す・・
というようなやり方もあるようですが
それだとファスナーの生地がのびてしまったりして
私にはうまくできませんでした。
そこで考えたのがこの切り方です。
ムシを大きくはさみすぎると生地まで一緒にカットしてしまうので
そこにだけ注意したら、力もいらないし短時間でスムーズに出来ています。
(全ての方がそうとは限りませんのでご注意ください)
上の画像のように、出来上がりラインから少し上の方から
カットして、下にさがっていきます。

ひとつ、外れたところです。
うまくカットできると、このようにムシがふたつに割れて落ちます。
ファスナー生地はまったく傷がつきません。
ひとつ外れると後はやりやすいのでどんどんいきましょう。
・・勢い余って出来上がりラインを超えないように・・
(調子よくカットしていたら短くなりすぎたことがあります 笑)
次に、どこまでムシを外すか?ということについて書きます。
ファスナーの長さは、ファスナー上止めの端から下止めの端までです。

ファスナーのムシは互い違いです。
このファスナーは、画像では上側になるほうから始まっています。

上側になるほうからはじまっているので、終わり(ファスナー先端)は
下側が飛び出た状態で終わります。

このようにカットします。
ファスナー上止めを付けた状態で17cmにしたいので
出来上がりの印より1,5mm程度内側で
ムシが終わっているくらいがいいでしょう。

次に、ファスナー上留めを付けます。
平ペンチで、このようにはさみます。

ちなみに、ペンチ(やっとこ)は先端が平らです。
ギザギザのものを使用される場合には当て布など
上止めに傷が付かないようにするための処置が必要です。

ファスナーの片側に上止めを付けます。
このときに上止めを付ける側は、ファスナーのムシが飛び出ているほうです。
向きがかわってしまっていてわかりにくいかもしれませんが
下の画像の赤い矢印の側です。

ムシが外に飛び出していますね。
こっち側に先に上止めを付けます。

次に、またファスナーが反転していますが・・
(作業しやすい向きで撮影してしまったので・・)

もう片側の上止めを、仮止めします。
なぜ、仮止めかというと・・

このように、上止めが左右対称にならずに離れてしまったり

手前に付き過ぎたりするのを防ぐためです。
どうせなら、綺麗に付けたいですね。

ファスナーを閉じてみて、左右対称になるいい位置・角度を決めます。
慣れるとこの作業はなくても、綺麗に付きます。
そして、しっかりと押さえます。

すると、このように、一番端のムシと上止めの間に
ほんの少しすき間ができます。

綺麗に付きました。

余分なところをカットして

長さ調節の出来上がり〜♪
この長さ調節ができるとお家で自分で好きな長さに調節可能で
作品の幅が広がり、おすすめです。
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なるほど、横からはさんで切るんですね。
以前ペンチで上下にはさんで思いっきり力を入れたら生地まで切れて使えなくなったので、自分で調節するのが怖くなってしまって。。。
ペンチは思った位置を挟むのが難しいので、頻繁に使うならやっぱり喰い切りが良さそうですね。
ペンチで横から挟むのがうまくいかなかったら、喰い切りを検討します^^
そうなんです、このカットの仕方だとムシが簡単に外れます。
ただし、一般的ではないのかも・・
生地が切れてしまうとへこみますよね〜。
この方法も、ムシをつかむのが大きすぎると生地も一緒にカットしてしまうかもしれないので慎重にやってみてくださいね。
たくさん作業される場合には、やっぱりペンチやニッパーより喰い切りが作業しやすくておすすめです☆
金属ファスナーの詳しい長さ調節の仕方を
大変興味深く拝見させていただきました。
ありがとうございます。
ところで、ひとつお尋ねいたします。
今回こちらで加工例として使用されております
「ボールチェイン付きファスナー」は
どちらで販売、購入された物なのでしょうか?。
あちこち探してはいるのですがなかなか見つからず
苦労しております。
この点についてもご教示くだされば幸いです。
是非ともよろしくお願いいたします。
いろはくろすを訪れてくださってありがとうございます。
こちらで使用しているファスナーの仕入れ先についてはお答えすることができませんが、インターネットで検索していただくと同様のファスナーが見つかると思いますので検索してみてくださいね。
もう少し探してみます。
失礼いたしました。
たびたびすみません。
アドバイスを受け、じっくり腰を据えて探しましたら、案外あっさりとみつかりました。
これから、こちらの長さ調節を参考にしつつ、古いレザージャケットの胸ポケファスナー交換に挑戦しようと思っています。
やはり何事も根気ですね(反省・笑)。
では、ありがとうございました。
ご報告ありがとうございます。
ファスナー見つかってよかったです。
レザージャケットのポケットのファスナー交換なんてすごいです。
がんばってくださいね。
何事も根気、そうかもしれません(笑)
丁寧に書かれており、大変助かりました。
チャック購入時に留め具をもらうも、
説明もなく、とても困っておりました。
お陰で綺麗に始末できました^_^
ありがとうございました
お財布のチャック、無事に交換できたようでよかったです。
コメントいただけてとても嬉しく思いました。
ありがとうございました。
本当に 分かりやすく
大変助かりました。
この方法で30本のファスナーを
無駄にしないですみました〜
ありがとうごさいました〜!!
コメントに気付かず、お返事が遅れてごめんなさい。
綺麗に長さ調節ができたようでよかったです。
これからもハンドメイド楽しんでくださいね。
わかりやすいと言っていただけて嬉しいです。
ファスナー30本は調節して使わないともったいないですね。
お役に立ててよかったです。
ファスナーのサイズ直しのやり方を検索していて、こちらを知りました。
他の方のところも見てみましたが、こちらの記事が画像と共に、丁寧な説明があってとても分かりやすかったのでうまく調節することができました。
ぜひこちらの記事を紹介したいので、私のブログにリンクを貼っても構わないでしょうか?
ファスナーの長さ調節、うまくいってよかったです。
説明がわかりやすいといってくださって嬉しいです。
ありがとうございます。
ブログでのリンク貼りは何の問題もございません。
是非よろしくお願い致します。
早速ブログ記事に貼らせて頂きました♪
ありがとうございました。
ファスナーの調整で困っていました。
とても役に立ちました。
ありがとうございました。