- Q
- Macを長時間使用していると、動作がもたつくことがあります。システムを再起動するしか解決方法はありませんか?
- A
- 未使用メモリーを開放してメモリー領域を確保するツールを使えば、再起動せずにシステムのもたつきを抑えられます。
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iFreeMem
開発元/Activata 種類/シェアウェア(10ポンド) インストール/単純コピー http://www.activata.co.uk/ |
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Macを起動したままでOK
Mac OS Xは、作業時にメモリー領域に格納したデータを終了後もすぐには消去しない。いったんキャッシュしたのち再度ディスクへのアクセスが発生したときにメモリー内のデータを使うことで、処理を高速化させているからだ。
そのためMacを長時間使用しているとメモリーに不要なファイルのキャッシュが散らばってたまり、メモリーの断片化が生じたり、空きメモリーが少なくなる。断片化は「Adobe Photoshop」のような大きなデータを扱うソフトでパフォーマンスが低下することもある。
本来はMacを再起動してメモリーを開放するのがベストだが、再起動している余裕がない場合は、「iFreeMem」を使ってみるといい。「メモリ最適化の実行」ボタンをクリックするだけで、空きメモリーを確保する。メモリーの使用状況を円グラフで表示するなどのベンチマークテスト機能もある。
ちなみにその仕組みは、実メモリー上のキャッシュを強制的にスワップファイルとして書き出してメモリーの断片化を防ぐというもの。スワップファイルは「移動」メニューから「フォルダーへ移動」を選び、「/private/Var/vm/」と入力すると確認できる。
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