かつて有機ELディスプレイを搭載した3ボタンのショートカットキー「Optimus mini three」が発売されたのを覚えているだろうか。今度はそのキーボードタイプの製品「Optimus Maximus」が登場した。
「Optimus Maximus」はロシアのデザイン会社Art.Lebedev Studioの製品。「Optimus mini three」発売時から、キーボード版である「Optimus Maximus」が予定されていたのだが、約1年半を経てようやく発売にこぎつけたようだ。
キーに搭載された有機ELディスプレイの主なスペックは、解像度が48×48ドット、表示色数が65536色、フレームレートが10fps、視野角が左右160度。製品には交換用のキーが2個付属する。
使い方は基本的に「Optimus mini three」と同じ。付属のアプリケーションソフトを使用することで、ショートカットを割り当てることやユーザーの環境に合わせてカスタマイズが可能となる。
PCとはUSB接続で、別途ACアダプタによる電源供給が必要。2ポートのUSBハブと設定情報を記録しておくためのSDメモリーカードスロットも搭載されている。サイズは537(W)×173(D)×38(H)m。カラーリングはホワイトとブラックの2モデル。
付属のアプリケーションソフトを使用することで、ショートカットを割り当てることやユーザーの環境に合わせてカスタマイズが可能。PCとはUSB接続で、別途ACアダプタによる電源供給が必要。2ポートのUSBハブと設定情報を記録しておくためのSDメモリーカードスロットも搭載されている
「Optimus mini three」発売当時、「3つのキーで1万6780円ということを考えると、キーボードはいったいいくらになることやら……」とこぼした編集部スタッフだったが、哀しいかな予想は的中。今日から実機を展示し予約を受け付けているクレバリー2号店では、価格24万9800円とキーボードとしては非常に高価な製品となってしまっている。
なお、同店によると「4月3日より受注開始。予約後のキャンセルは不可。受注数の合計がホワイトとブラック合わせて6台になった時点で注文するので、一定期間内に受注数合計が6台に満たなかった場合はキャンセルとなる。保証は1年で、初期不良も全て修理対応」とのこと。
興味のあるユーザーは多いだろうが、いかんせん値段が……という人がほとんどだろう。そんな25万円キーボードもクレバリー2号店へ行けばとりあえず拝むことが可能だ。