ASUSTeK製「X38」搭載マザーボードの最高峰モデルとなる「Maximus Extreme」が発売となった。同社のテクノロジーが満載となるこのLGA 775対応マザー。販売価格は5万円をゆうに越える5万4800円だ。
ASUSテクノロジー集結の豪華機能満載マザー
見ての通りゲーマー向けブランド「R.O.G.」シリーズの製品で、比較対照として分かり易いのは、やはり「X38」搭載モデルとなる「Maximus Formula(Special Edition)」だろう。
「R.O.G.」シリーズではお馴染みとなりつつあるNorth bridgeに用意された水冷用の突起にチューブを接続することで、簡単に水冷システムの構築が可能となる「Fusion Block System」を採用するのはもとより、従来からある8フェーズの電源回路や2フェーズのDDR2メモリスロット用の電源回路を搭載。導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの採用、POSTコード表示液晶パネル「LCD POSTER」、基板上からON/OFFとリセットが可能な「OnboardSwitch」、バックパネル部分の「CMOSクリアボタン」、ブロックノイズを防ぐシールドを装備したという8chサウンドカード「SupremeFX II」、「3DMark06 Advanced Edition」と「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」がバンドルするところなどは同じ。加えてリップル電圧や過電流を抑えることでオーバークロック時の安定性を高めたりするというCPUの電力管理を行う専用チップ「EPU」(Energy Processing Unit)も搭載されている点も変らない。
さらにここからが「Maximus Formula(Special Edition)」と今回の「Maximus Extreme」との違いになるのだが、同社の「P35」搭載モデル「Blitz Extreme」で採用されていたグラフィックスデータ転送速度のボトルネックを解消するという“CROSSLINX”テクノロジを採用する。よって、計3本用意されるPCI Express(2.0)x16スロットはPCI Express(2.0)x16+PCI Express(2.0)x16もしくはPCI Express(2.0)x16×1+PCI Express(2.0)x8+PCI Express(2.0)x8で動作させることが可能となる。
なお対応メモリがDDR3となるのも特徴。オーバークロックとなるDDR3-1800/1600を含むDDR3-1333/1066に対応する。
グラフィックスデータ転送速度のボトルネックを解消するという“CROSSLINX”テクノロジを採用する。よって、計3本用意されるPCI Express(2.0)x16スロットはPCI Express(2.0)x16+PCI Express(2.0)x16もしくはPCI Express(2.0)x16×1+PCI Express(2.0)x8+PCI Express(2.0)x8で動作させることが可能だ
主なスペックはSouth bridgeが“ICH9R”。拡張スロットはPCI Express(2.0)x16×3(PCI Express(2.0)x16+PCI Express(2.0)x16もしくはPCI Express(2.0)x16×1+PCI Express(2.0)x8+PCI Express(2.0)x8)、PCI Express x1×2(うち1本は8chサウンドカード“SupremeFX II”専用)、PCI×2、メモリスロットはDDR3 DIMM×4(オーバークロックとなるDDR3-1800/1600を含むDDR3-1333/1066、最大8GBまで)という構成。またオンボードインターフェイスには、デュアルギガビットイーサネットやIEEE1394、Serial ATA II×6(RAID 0/1/5/10)、eSATA×2(JMicron/JMB363)、IDE×1などを搭載する。価格はTWOTOP秋葉原本店で4万9000円、フェイスパーツ館とフェイスカスタム館で5万2770円、T-ZONE.PC DIY SHOPで5万4800円、高速電脳(完売)、BLESS秋葉原本店(入荷済み)、アーク(近日入荷)となっている。