「Intel 3」シリーズチップセットの最上位モデルとなる「X38」を採用するマザーボードの発売が、本日10日から解禁となった。本日はASUSTeK「P5E」とGigabyte「GA-X38-DQ6」の2製品が店頭に並んでいる。まずはASUSTeKの「P5E」から紹介しよう。
「X38」の主な特徴は、従来のPCI Express 1.1の2倍の帯域幅を持つ「PCIe 2.0」を初めてサポートする点とDDR3-1333メモリに正式対応するところなど。このうち「PCIe 2.0」については、年内にも対応するビデオカードの発売が予定されている。その他、主な仕様は先行して発売されている“P35”と同じ。CPUはFSB1333/1066/800MHzのモデルをサポートする。
CPUの電力管理を行う専用チップを搭載する「P5E」
ASUSTeK製「X38」搭載マザーボードの第1弾となったのは「P5E」。同チップ搭載モデルでは最下位モデルとなるのだが、それでも機能満載の豪華な仕様といえるものとなっている。目新しい機能としては、リップル電圧や過電流を抑えることでオーバークロック時の安定性を高めたりするというCPUの電力管理を行う専用チップ「EPU」(Energy Processing Unit)を搭載するところ。
その他、新たに第3世代へと進化した8フェーズの電源回路や2フェーズのDDR2メモリスロット用の電源回路を搭載する点、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの採用、ブロックノイズを防ぐシールドを装備したという8chサウンドカード「SupremeFX II」など、従来モデルに採用されている機能も健在だ。
リップル電圧や過電流を抑えることでオーバークロック時の安定性を高めたりするというCPUの電力管理を行う専用チップ「EPU」(Energy Processing Unit)を搭載。新たに第3世代へと進化した8フェーズの電源回路や2フェーズのDDR2メモリスロット用の電源回路を搭載する点、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの採用などがウリ
「P5E」の主なスペックはSouth bridgeが「ICH9R」。拡張スロットはPCI Express(2.0)x16×2、PCI Express x1×3(うち1本は8chサウンドカード「SupremeFX II」専用)、PCI×2、メモリスロットはDDR2 DIMM×4(DDR2-1200/1066/800/667、最大8GBまで)という構成。またオンボードインターフェイスには、ギガビットイーサネット(Marvell/88E8056)や8chサウンド、IEEE1394(VIA/VT6308P)、Serial ATA II×6(RAID 0/1/5/10)、IDE×1などを搭載。なおASUSTeK独自機能として、FSBは1600MHzまで、DDR2メモリはDDR2-1200までオーバークロックを前提に対応している。
価格および販売ショップは以下の通り。ちなみに同社からは、ほかに6モデルの「X38」搭載マザーボードの販売が予定されている。
ASUSTeK製「X38」搭載マザーボードの第1弾となったのは「P5E」。独自機能として、FSBは1600MHzまで、DDR2メモリはDDR2-1200までオーバークロックを前提に対応する。なお同社からは、ほかに6モデルの「X38」搭載マザーボードの販売が予定されている
価格 | ショップ |
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「P5E」 | |
¥31,468 | クレバリー1号店 クレバリーインターネット館 |
¥32,980 | ZOA秋葉原本店 |
¥33,470 | フェイス秋葉原本店 フェイスアキバ店 |
¥33,480 | TWOTOP秋葉原本店 |
¥33,800 | アーク スリートップ2号店 BLESS秋葉原本店 |
¥33,980 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
¥34,480 | ツクモパソコン本店II TSUKUMO eX. |
¥34,800 | 高速電脳 ソフマップリユース総合館 |
¥35,980 | ドスパラ秋葉原本店 |
※訂正:記事初出時に“電源オンから約5秒で起動するWebブラウザとSkypeをプリインストールしたLinux OSをマザーボードに搭載”とありましたが、「P5E」に同機能は搭載しておりません。メーカーからの情報に誤りがありましたので、記事を訂正いたします。