セイコーエプソンがiOS連動のゴルフスイング解析システム「M-Tracer for Golf」を発表、ゴルファーの「より遠くに」「より真っ直ぐに」「より正確に」という思いの実現を目指す
セイコーエプソンが2月6日、ゴルフスイング解析システム「M-Tracer for Golf」を発表した。
M-Tracer for Golfは、いつでも、どこでも自分のゴルフスイングを計測・解析できるというゴルファー向けの製品。本製品をグリップの最下部に装着しスイングすることで、スイング・インパクト・スピード・シャフト・回転・テンポなどのデータを計測・解析する。また、専用のiOSアプリと連動し、Bluetoothでスマートフォンやタブレットにグラフや画像化された各種データを転送できるほか、過去の自分のスイングやお手本のスイングとのデータの比較も可能。現状の自分のスイングを正しく知るとともに、改善ポイントと目標数値を簡単に把握できるという。
M-Tracer for Golfのサイズは約幅50×奥行25×高さ15.5cmで重量は約15g。小型・軽量で、自宅などでも使用できるという。データの解析には、スポーツ専用に同社が開発したという高精度センサーを採用。業務用に匹敵する性能を発揮するとしている。解析ソフトは慶應義塾大学SFC研究所スポーツ・ダイナミクス・インフォマティクス・ラボと共同研究したもの。
発表会では、プロゴルファーの横峯さくらさんと、ツアープロコーチの堀尾研仁氏のトークショーも開催。実際に横峯さくらさんがM-Tracer for Golfを使用し、解析された数値を元に堀尾研仁氏が解説を展開した。解説の中でインパクト解析を特筆。「映像ではインパクトエリアは1コマ2コマで飛び越えてしまうため、はっきりとはわからない。M-Tracer for Golfでは、これがわかるので上達につながる」と太鼓判を押した。
堀尾研仁氏は「我々は普段、映像を撮ってそれを分析している。M-Tracer for Golfは数字で教えてくれるところが素晴らしい」と絶賛し、「これで僕らの仕事もなくなってしまうかもしれない」と会場に笑いを誘った。横峯さくらさんも「M-Tracer for Golfを使って、昨年よりいい成績を目指したい」とさらなる飛躍を約束。解析の詳細さに満足した様子だった。
現在、M-Tracer for GolfはiOSアプリのみ対応だが、7月にAndroidアプリのリリースも予定している。M-Tracer for Golfの価格はオープンで、予想価格は2万円台後半を想定。4月10日に発売する。
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