米フェイスブックは現地時間8日、新たな検索機能「グラフ検索(Graph Search)」のベータ版を一般公開した。今後数週間で英語(米国)版を提供していく。
「グラフ検索」機能の大きな特徴は、「ニューヨークで友だちが撮った写真」といったシンプルかつ明確なフレーズで検索できる点にある。たとえば「サイクリングが好きで出身地が同じ人」といった同じ趣味・関心を持つ人を探せるほか、「友だちが行ったことがあるロンドンのレストラン」や「友だちが『いいね!』と言った音楽」など、レストランや音楽を検索することができる。フェイスブック上でシェアしたもののなかから検索するため、検索結果は各ユーザーによって異なり、そのユーザーに最適化された検索結果が表示される。
「グラフ検索」機能そのものは今年の1月に発表済みだが、その後は製品開発用に公開され、数か月にわたって一部のユーザーが試用し、フィードバックを通じて機能改善を行ってきた。今回、一般公開されたベータ版は従来版と比較し、検索と結果表示がスピーディーになったほか、理解できる検索クエリの幅が拡大。最も関連性の高い結果を示せるようになり、検索ボックスは見やすさと使いやすさが向上した。
グラフ検索(Graph Search)の日本語ページ。ただし現在は限定ベータ版として英語(米国)でのみ提供されている