スゴい人脈とは?
自分のキャリアや人生について考えるとき、欠かせないのが人間関係。人は、どうやって最高の人脈に恵まれたり、各ジャンルの最先端で活躍する人たちと出会うのでしょうか。パーティ?異業種交流会?それとも飲み会?そんなお酒や世間話を軸にした付き合いも有効かもしれませんが、ここではリアルな体験が絶妙な出会いを生む「バディシステム」を紹介します。
よく人に「どうやったら、すごい人脈ができるの?」と聞かれます。筆者はオフでは、武道の稽古で汗を流すか、ネコと日々ダラダラと過ごしているのがほとんどです。名刺すらあまり持ち歩いていません。おそらく質問者は「歴代の総理大臣にマジックを披露、英国王室の…」なんて、プロフィールを見て、すごい人脈があると勘違いしているのでしょう。かといって、友人や知人が皆無というわけでもありません。自分の人脈って、どうやってできたのか良くわかりませんでした(笑)。しかし、最近、そんな出会いについて考えるキッカケがありました。
140字では説明できない「echo camp」への誘い
某大国の大使館に勤める知人から「echo camp」に誘われました。「140字では伝わらない」ことや、Facebook経由で丁寧なコンセプトシートもいただきましたが、今ひとつ実感がつかめません。しかし、彼の企画なら絶対に面白いはず、という根拠のない確信で2日間のスケジュールを押さえ、早朝に待ち合わせ場所に向かいました。ジャケットをはおって、鞄の中はパジャマとトランプとiPadだけという不用心さです(笑)
第一のセッションの奈良井宿の街並 写真提供:echo camp series 2013
バスにゆられて到着したのは長野県の奈良井宿。最初のセッションは江戸時代の旅籠だった徳利屋からです。天保年間に建築された旅籠の座敷で「サスティナビリティ」について語りあうという演出。さらに参加した19人の素性を聞いてビックリ。いけてる男子ならひれ伏すファッション誌の元編集長、某世界的金融グループ企業の人や、オバマ大統領の選挙戦スタッフ、TEDxの関係者や、文化庁の人など、それぞれのフィールドの第一線で働く人ばかり。さらには、サンフランシスコに滞在中の堀潤氏(ジャーナリスト、元NHKアナウンサー)もSkypeでデスカッションに参戦。メディアと政治の関係を井坂信彦氏(衆議院議員)が熱く語り合うシーンも…。
天保年間に建築された「徳利屋」島崎藤村や正岡子規も滞在した 写真提供:echo camp series 2013
江戸時代の旅籠とサンフランシスコをSkypeで結んだセッション 写真提供:echo camp series 2013
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