リンクスインターナショナルは、GALAXYブランドを手がけるGALAXY Microsystems社との代理店契約を締結したことを発表した。
GALAXY製品はMVKが代理店契約を締結し日本国内で流通させているが、今後はGALAXYブランドのビデオカードをリンクスインターナショナルでも取り扱い、国内で販売していくことになる。
発表会には、日本が誇る世界的なオーバークロッカーduck氏も参加し、液体窒素を使用したオーバークロックデモを実施。GALAXY製ビデオカードの極冷耐性の高さをアピールした。今回、そのオーバークロックデモが興味深かったので、その内容をお届けしよう。
duck氏によるオーバークロックデモ。GeForce GTX 560Tiを液体窒素で冷却。マイナス50~60度の温度を維持しつつ、3D Mark11を走らせた。最終的にはコア/メモリークロックを1371MHz/1150MHzにまでオーバークロックした
duck氏によると「液体窒素で冷却する場合、通常はビデオカード全体にワセリンを塗って結露によるショートを防がなければならないが、GALAXYのホワイト基板は結露しにくいため、ワセリンを塗らなくても問題ない。この手間を省けるビデオカードはGALAXYだけ!」とGALAXY製ビデオカードで採用されているホワイト基板を絶賛した。
オーバークロックを題材としたコミックスが発売
クラシック音楽を題材とした漫画「のだめカンタービレ」の作者、二ノ宮知子さんがジャンプ改にて連載中の「87CLOCKERS」。そのコミックス第1巻が4月10日にいよいよ発売される。「87CLOCKERS」は自作PCのオーバークロックを題材とした漫画。草食系男子の音大生が、裸足で涙を流す美少女ハナと出会う。世界と競い合う男と行動を共にするハナは一体何者なのか? ハナをきっかけに謎のオーバークロックと出逢ったことで、妙な人々とディープな世界に入り込んでいく主人公を描くラブコメディだ。
この漫画とこの記事に何の関連性が? と思われるかもしれないが、この漫画のオーバークロックを監修しているのが、duck氏なのだ。しかもその作中で使われているビデオカードがGALAXY製だという。ちなみにDDR3メモリーは赤ドミ(Corsair製のDominatorシリーズ)が使用されている。漫画の中でガチでオーバークロックをしているわけだから、自作PCマニアとしてはぜひ読んでおきたい作品のひとつだろう。
世界を舞台に活躍するオーバークロッカーduck氏が勧めるGALAXY製ビデオカードが、日本での販売経路を増やしていくのは喜ばしい限りだ。GALAXY Microsystemsの上級副社長Kevin Poon氏も「日本市場ではゲーム向けとオーバークロック向けの製品に力を入れていきたい」と意気込みを語っていたので、今後の同社の動きに注目したいところだ。