共有を活用して、仕事の能率を向上!
SugarSyncが使いやすい理由のひとつに、自分以外のユーザーにもフォルダを簡単に共有できる点が挙げられます。ウェブインターフェースから相手のメールアドレス宛に、共有を依頼するメールを送るだけです。メールを受け取った相手はメール本文のリンクをクリックし、アカウント情報を入力するだけ。いとも簡単にフォルダを共有できるのです。
容量制限はフォルダのオーナー側(フォルダを共有した人)に積算されるので、ゲスト側(共有相手)は容量を気にせず使えます。
宅ふぁいる便などのファイル転送サービスと似ていますが、SugarSyncのユーザー同士なら、(契約している容量の範囲内ですが)ファイルの大きさは気にせずにデータの共有ができるので、動画はもちろんISOファイルなどの共有もラクラクです。
共有フォルダを設定する
大容量のファイルをやり取りしないといけない仲間との仕事にも便利でしょう。適当なローカルフォルダを共有し、最新版のファイルを置いておけば、バージョン違いによるトラブルも避けられます。相手(ゲスト)側はクライアントソフト(SugarSync ファイルマネージャ)の「共有フォルダ」→「ゲストとして共有」→「該当するマシン」から、ファイルを閲覧できます。
いちいちメールでデータをやりとりしていたならば、誤送信(や送信もれ)のリスクもありますが、SugarSyncの設定さえ済ませれば、そんな心配からも開放されます。
初心者にも優しい使い勝手
以前、パソコンが苦手な知り合いが遠方へ出張するというので、事前にSugarSyncで共有の設定をして使ってもらいました。出張後はその共有フォルダを使ってデータをやりとりし、サポートもしました。
同期の設定を済ませ、ネットに接続さえすれば、あとはSugarSyncが勝手にデータをやりとりしてくれるのですから、お互い気がラクです。きちんとデータが届いたかどうかの確認や、エラーになっていないかどうかのやり取りも最小限で済ませられます。出張中は連絡をとる時間が限られることが多いので、確認の手間が減らせる点は、相手にとっても便利だったハズです。
非常時に備えて、知り合いには「画面右下のSugarSyncのアイコンが緑(同期ができている状態)になっていればOK。グレー(同期ができていない。オフラインの状態)ならば連絡するように」とだけ言っておきました。結果、パソコンが苦手な知り合いは「瑣末なことに気をとられず仕事に集中できた」と喜んでいました。
データの受け渡しに活用!──デザイナー安谷隆志さんのケース
雑誌のデザインで一番頭を悩ませるのはデータのやり取りです。最近ではデジタルカメラも高画素化してきており、表紙や見開きの扉で使うためにメールでは送りにくい、大容量のファイルが送られてくることも珍しくありません。
これまではウェブベースのファイル送信サービスを活用してきましたが、容量制限や送受信に時間がかかることが難点でした。ブラウザーからファイルを指定して、アップロードするというのも頻度が増すと手間になります。
その点、SugarSyncはローカルフォルダに置いておくだけで作業が済むので大変重宝しています。
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以上、SugarSync活用例の一端を紹介してきました。データのやり取りに関わる、さまざまな「ストレス」や「リスク」、「手間」を軽減してくれる魅力的なサービスであることがお分かりいただけたのではないでしょうか? 数あるオンラインサービスの中で、なぜSugarSyncを推したいか、その理由を理解していただけたなら嬉しい限りです。
特にスマートフォンユーザーにとっては有益なサービスだと思います。Word、Excel、PowerPointといったオフィス文書、PDF、テキストデータ、各種画像などをクラウド上に保存し、iPhoneやAndroid端末で閲覧するという用途だけでもSugarSyncに契約する意味はあるのではないでしょうか?