10月24日、秋葉原UDXで「萌酒サミット」が開催された。前回のイベントのラインナップに加え、新作のお酒の披露や、アニメ「おねがい☆ティーチャー」の聖地である木崎湖(関連記事)からの出展があるなど、かなり強力なイベントとして装いも新たに開催されたものだ。
萌酒って何?
「萌酒ってなに?」というユーザーも多いのではないだろうか。萌酒とは、株式会社飛夢(とむ)が中心となり、発売している日本酒のブランドだ。09年10月にシリーズ第1弾となる日本酒「おじょう」を発売。このおじょうにはかわいらしい萌キャラクターがラベルにプリントされており話題となった。ただ、ラベルに萌えキャラを貼るまでは誰でも簡単に思いつく商売といえる。本シリーズは、その企画を1ランク上の企画に発展させている。それは「キャラクターを先にデザインし、その設定&イメージに合う味の日本酒を作る」&「そのキャラクターに声(CV)をつける」というものだ。
この企画が予想以上の売り上げを見せ、2010年3月21日に第2弾「おぎん」が、同年7月16日に第3弾「まいか」が発売され、10月10日には「とむりえ2nd」と題して「Toshi」「Ryuji」という梅酒シリーズにも展開。そして今回の萌酒サミット開催と、この不況の中で衰えを知ることなく成長しているジャンルなのだ。
まずは出展ショップをチェック!
では、その萌酒イベントの風景を紹介していこう。
本イベントは秋葉原UDXをフル活用しており、2階にあるイベントスペース「アキバ・スクエア」で萌酒サミットと題してパネルディスカッションと声優トークショーを開催。そしてアキバ・スクエア前の広場では、「とむりえ」シリーズのお酒を含む、さまざまな萌酒と関連商品が実際に販売されていた。
飛夢
木崎湖キャンプ場
石岡酒造
こちらも初出展の「石岡酒造」。茨城県産の美山錦を使用した純米酒に、石岡市のキャラクター「恋瀬姫」がプリントされている。「いしおか 恋瀬姫」は、ピンクとブルーの2種類。甘辛の目安となる日本酒度に差があり、ピンクは+5、ブルー+3だった。この日本酒度は+が強ければ辛く、-が強ければ甘くなる
吉久保酒造
明利酒類
「ひだまりスケッチシリーズ」の原作者として名を馳せた、蒼樹うめさんがデザインした梅酒「うめ物語」が記憶に新しい「明利酒類は、前回に引き続き出展だ。芋焼酎混和の「若き日の黄門さま」は、パッケージからして女性をターゲットにしてるようだ
あらい屋
「萌酒」の唯一ともいえる弱点が、アルコールであるために未成年層や非飲酒層にアピールできないところ。そこで、「あらい屋」はそれを克服する商品を販売。それが「とむりえジュース」だ。各キャラクターのイメージに合わせた果物をチョイスし、その果汁と砂糖のみで作ったというジュースは、かなり濃厚な味わいとのこと
ウェーブマスター
JA北つくば
初出展の「JA北つくば」からは、とむりえシリーズ第2弾「おぎん」をイメージしたお米を販売。1kgの白米が入ったパッケージと、お米を炊く暇もない現代人のために、200gに小分けされたレトルトご飯が3食入ったパッケージが用意されていた
栗橋商工会
萌酒カクテルバー Produce byパセラ
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