10周年を迎えたらくらくホンの最新作
CMキャラクターの大竹しのぶさんも6年目
NTTドコモはシニア層向けの簡単操作が特徴である携帯電話「らくらくホン6」を8月7日に発売する。
らくらくホンは初代機が登場してから10周年を迎える。今年3月には累計台数も1500万台を突破するなど、「PRIME」「STYLE」「SMART」「PRO」という4ブランドと並ぶ、ドコモ携帯電話の1ジャンルを占めるにいたっている。
NTTドコモ執行役員の永田清人氏は「シニア層を始めとするたくさんのお客さんに安心して使える製品を提供していかなければいけないという責務を感じている」とする。
そのらくらくホンにはユーザーからさらなる要望が寄せられている。そのトップとなったのが「水に濡れても壊れないこと」。そして、防水防塵機能が今回のらくらくホン6での最大の追加機能となっている。
端末開発を担当した富士通執行役員常務の佐相秀幸氏は、らくらくホンの開発について、防水機能とボタンの押しやすさなどの共存に苦労したことを挙げつつも、決して使いやすさでは従来モデルに劣っていないとし、自社技術者の頑張りの結果とした。
そのほか従来モデルの「らくらくホン5」から、新たに加わった機能としてはワンセグ機能の搭載のほか、操作を簡単にする「おまかせ」ジャンルの機能として、カメラでの撮影時に被写体に自動でピントを合わせ続ける「おまかせオートフォーカス」、すでに入力した文章に合わせて、それに合った絵文字を自動的に挿入する「おまかせ絵文字」機能などが用意されている。
今回新搭載のおもしろい機能が「おまかせ絵文字」。絵文字を使いたいが、どういう場面でどういう絵文字を入れたらいいのかわからないというシニア層向けに、あらかじめ入力した文章から単語を分析し、適した顔文字を自動で入力するという機能だ。写真では単純な言葉だが、長い文章であっても句読点のタイミングなどで複数挿入される