iPhone/iPod touchをビジネスに、パーソナルに活用するためのソフトが「Bento for iPhone and iPod touch」。Mac版「Bento 2」と連携して、外出先であらゆるデータを参照・入力できるのが強みだ。そのキホンを紹介しよう。
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Bento for iPhone and iPod touch 価格:600円 開発元:米FileMaker社 カテゴリー:仕事効率化 サイズ:3.0MB (iTunes Storeで見る) |
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Macと同期できる唯一のiPhone用データベース
「Bento for iPhone and iPod touch」は、Mac用個人向けデータベースソフト「Bento 2」のiPhone/iPod touch版。Mac版の操作性を踏襲したうえで、データの入力と閲覧という機能に特化した作りになっており、シンプルでわかりやすい使い勝手が特徴だ。
インターフェース
ホーム画面の主な役割は、(1) ライブラリーの表示をリスト形式とCover Flowで切り替える、(2) Safariを開いてオンラインヘルプを表示(英語)、(3)タップするとリスト画面になり、ライブラリー/コレクションの削除と並べ替えができる、(4) ライブラリーに含まれるレコード数とコレクション一覧を表示、(5) 現在Cover Flowの中心に表示されているライブラリーを開く、(6) ライブラリーの選択や削除を実行するホーム画面に移動する、(7) 全ライブラリーを対象とした検索画面に移動する、(8) 新規ライブラリーの作成画面に移動(ライブラリー数は残メモリー容量に依存)、Mac版Bentoとの同期画面に移る──というもの
あらかじめ用意されているテンプレートを使うか、もしくはゼロからデータベースを作成し、データの入力や編集が可能。入力したデータは、電話番号をタップして直接電話をかけたり、撮った写真をデータベースに埋め込んだり、住所をタップして「マップ」を開いたりと、iPhone/iPod touchの諸機能とシームレスに連携する。
また、Mac版Bentoのデータを同期して使うこともできる。iPhone/iPod touch版のデータベースソフトはいくつかあるが、Mac上のデータベースソフトと同期できるものはほとんどない。Bentoなら、データベースの設計や今まで管理していたデータの登録はMac側で実行し、iPhone/iPod touchで日々のデータ入力や閲覧をする──といった使い分けが可能だ。
データベースというと難しく考えがちだが、例えば蔵書やCDのリストなども立派なデータベースだ。こうしたちょっとしたデータベースを作るのにBentoは最適。さらに、Bento 2で用意されていた買い物リストやメモ帳、To Do管理といったテンプレートは、iPhone/iPod touchという携帯端末で閲覧可能になったことで、使いやすさが増した。
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データの作成
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